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スタントンがヤンキースへトレード、ジャッジと本塁打王コンビを結成へ

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2018年HOF投票振り返り

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日本時間の25日今年の殿堂入り選手の発表が行われた。今年殿堂入りを果たした選手は4選手。投票率順にチッパー・ジョーンズ(97.2%)、ブラディミール・ゲレーロ(92.9%)、ジム・トーミ(89.8%)、トレバー・ホフマン(79.9%)だ。ここではこれら4選手を簡単に紹介していく。

まずはチッパー・ジョーンズ。90年代から2000年代にかけてのアトランタ・ブレーブスの黄金期を代表する選手で、メジャーリーグ史に残るスイッチヒッター。左右両打席から高いアベレージとパワーを発揮し、通算成績は打率.303、468HR、1623打点と圧倒的。また素晴らしいアプローチの持ち主で知られており、通算でも四球が三振の数を上回っている。8度のオールスター選出、99年にはシーズンMVPを獲得するなど申し分ない成績で、元チームメイトであるグレッグ・マダックスに並び歴代10位タイとなる97.2%という高い得票率を記録した。

 

2番目に高い得票率を獲得したのはモントリオール・エクスポズやロサンゼルス・エンゼルスを中心に活躍したブラディミール・ゲレーロ。豪快なスイングに悪球打ちなど派手なプレーでファンの心を鷲掴みにした。そのスイングからは想像できないほどコンタクトがうまく、通算打率は.318、三振も少なかった。また歴代最強クラスの強肩でも知られている。現在は息子のブラディミール・ゲレーロJrがトロント・ブルージェイズ傘下に所属しており、先日発表されたベースボールアメリカのプロスペクトランキングではメジャー全体3位にランクされるなど息子も超一流の道をたどっている。

 

アレックス・アンソポロスのブレーブス改革

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ブレーブスは11月13日に新たなGMとしてアレックス・アンソポロスを任命した。これは約3年間GMを務めたジョン・コッポレラの辞任を受けて発表されたものだ。コッポレラは国際アマチュアドラフトで違法行為を行ったことが報じられて10月2日に辞任した。その後彼は球界からの永久追放処分を受けた。球団社長を務めたジョン・ハートはこの違法行為に関して処分は受けなかったが、彼もブレーブスを去りブレーブスのフロントの顔ぶれに大きな変化が起きた。

 

そこで本稿ではブレーブスの新たなフロントを以下の手順で紹介していく。

・アレックス・アンソポロス新GMの経歴とブレーブスに新たに加わったフロント陣の紹介

・ブルージェイズ時代のアンソポロスの実績

・ドジャース時代にアンソポロスが衝撃を受けたデータ分析

 

まずはアンソポロスの経歴を見ていこう。アンソポロスは2000年にモントリオール・エクスポズの無給インターンから野球界でのキャリアをスタートした。その後2003年オフにブルージェイズに移籍して2009年オフからブルージェイズのGMに就任した。2015年にはブルージェイズを22年ぶりのプレーオフ進出に導いた。その後2016年1月からドジャースのフロントに入っていた。

 

次にアンソポロスがブレーブスGM就任後他球団から招いたメンバーを見ていこう。アンソポロスが現時点で召集しようとした人物は4人いた。そのうちブルージェイズから引き抜こうとしたアンドリュー・ティニッシュは家庭の事情でこのオファーを固辞してブルージェイズに残留することになった。以下で3人の既にブレーブスに加入したメンバーを紹介したい。

・ペリー・ミナシアン(ブルージェイズから)

・アレックス・タミン(ドジャースから)

・アレックス・パレ(マーリンズから)の3人だ。

 

大谷翔平の移籍先が遂に決定、マイク・トラウトとの共演へ

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米の野球ファン注目の大谷翔平の球団がついに決まった。日本時間の8日に発表が行われ、大谷が選択したのはロサンゼルス・エンゼルスであった。シアトル・マリナーズが大谷のためにトレードで国際FAのボーナススロットを獲得し、大谷に費やせる資金は1番であったため本命かと思われたが、大谷はエンゼルス入団を決めた。エンゼルス入団を決断した理由について大谷は9日に行われた会見で「縁みたいなものを感じ、お世話になることを決めた」と述べている。また交渉を行った全球団に対してオープンに交渉を行ったと発言しており、元々特定の希望球団があったということはない事にも触れている。エンゼルスがロサンゼルスという大都市に位置していること、更にマイク・トラウトとアルバート・プホルスの新旧MVPコンビが在籍しており、彼らの存在も理由の一つであったしれない。

ファンが注目する起用法に関してマイク・ソーシア監督は二刀流として育成していくことも明言しており、大谷本人も二刀流に関して「まだまだ未完成、ファンの方々と共に完成させていきたい。」と述べており楽しみは増えるばかりだ。既にMLB公式のプロスペクトランキングには大谷がランクインしており、その順位はメジャー全体1位。投打で20-80評価で高い評価を得ており非常に高い期待を受けていることがわかる。多くのメディア、ファンを集めた入団会見だが、会見の中でトラウトの結婚式について触れたり、背番号に関して本当は27番(トラウトの番号)がよかったが埋まっていたから17番にしたと発言し笑いを誘うなど緊張していると言っていた会見で余裕も見せた。

ここで大谷が所属することになるエンゼルスについて少し解説していく。エンゼルスは過去には長谷川滋利、松井秀喜、高橋尚成の3選手が所属経験があり日本でも馴染みのあるチーム。2002年にはワールドチャンピョンにも輝いたことがあり、最近では2014年に地区優勝を果たしている。昨シーズンは80勝82敗に終わりポストシーズン進出を逃したが、先発投手陣を中心に多くの選手が故障に悩まされるなど本来の力を発揮していたとは言い難く、先発投手陣が怪我無くシーズンを過ごし、そこに大谷の活躍が加われば今シーズンのポストシーズン進出の可能性も十分あるだろう。主な選手として2度のMVP受賞を誇り、押しも押されぬメジャーリーグの顔であるマイク・トラウトや両リーグ併せて3度のゴールドグラブ受賞者でメジャーNO.1のショート守備と言われるアンドレルトン・シモンズなどスター選手が所属している。気になる大谷とバッテリーを組むことになる捕手はマーティン・マルドナードで昨年のゴールドグラブ受賞者と心強い。

ここまで大谷のエンゼルス入団に関して記述してきたが、エンゼルス入団という選択は非常に良い選択に感じる。西海岸で現在日本人が所属していないという大谷本人の条件を満たしている、監督を含め二刀流をやらせてくれる環境があるということはもちろんだが大谷がエースになれるチャンスがあり、日本とロサンゼルスの時差を考えても日本のファンが見やすい時間帯に試合をやるなどエンゼルスを選択したメリットはたくさんある。大谷がこのエンゼルスというチームで投打にどれほどの活躍を見せるのか今から楽しみだ。

 

Text by Akinari Miyazaki

 

写真:https://www.flickr.com/photos/xcelerator/2816295628/