2015 Top 20 Prospects:デトロイト・タイガース

9642433062_f31810b025_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. スティーブン・モーヤ:OF
粗削りながら 6-6/230たるフレームに豪快なパワーポテンシャルを秘める。2Aでは35本塁打をマークしフューチャーゲームにも選出された。一方で161K/23BBたるコンタクトへの不安を露呈した。RFに相応のアームの持ち主だが、打球判断など守備センスに難がある。

2. デレク・ヒル:OF
2014年ドラフト全体23位指名。アスレチックでベストツールは60ヤードを6秒4で駆け抜けるプラスプラスのスピード。CF守備でも広大なレンジを披露し高い評価を得る。相応のバットスピードを備えギャップヒッターと評されるがR-A-では打率.208&OPS.598たる物足りないパフォーマンスにとどまった。

3. ケビン・ジオメック:LHP
ハイクオリティなスリーピッチでゾーンを攻める。94マイルに達するストレート&改善点は多いが、左バッターに有効なスライダー&プラスピッチになり得るチェンジアップのコンビネーションでAでは123IP/152K/53BBたる内容。また独特なアームアクションは打者を欺く。 

4. オースティン・クビッツァ:RHP
6-5の長身から角度のある90マイル前半のシンカー&プラスピッチであるスライダーをゾーンの低めに集めGB%は驚異の72%をマーク。コマンドも安定しており、ローテーションに食い込めるだけの実力の持ち主だが、クロスファイアー気味のメカニクスから耐久性を不安視する声も。

5. バック・ファーマー:RHP
シーズンはAでスタートも素晴らしいパフォーマンスを辿り、ドラフトからわずか2年でデビュー。 スムースなスリークォーターから上質なストレート&チェンジアップのコンビネーション。マイナーではA-2A-3A合計でK/BB4.03をマーク。

6. タイラー・コリンズ:OF
パワフルなバッティングが持ち味で3Aでは18本塁打をマーク。9月1日のゲームではメジャー初本塁打を放った。ここ2年間で計238三振を喫するなどアプローチの粗さは課題。ツール自体は目立たないも、ベースランニング&守備では相応なセンスを披露。 

7. ジョー・ジメネス:RHP
A-では26.2IP/41K/6BBたる支配的な内容。最速94マイルだったストレートは1年で100マイルに達した。カーブもいずれプラスピッチになり得るクオリティだ。まだ19歳と若く、またこの1年で急成長を遂げたことを考慮すればアップサイドへの期待は大きい。

8. ハビア・ベタンコート:SS
叔父は読売ジャイアンツでもプレーしたメジャー通算1532安打のエドガルド・アルフォンゾ。 コンタクトを生み出し、相応にパンチの利いたバッティングが出来る。守備は未知数で今年は2Bをメインにプレーしたが、スピードの乏しさから叔父と同じく3Bに回る可能性も。

9. ドリュー・バーヘイゲン:RHP
6-6たる長身から投げ下ろすシンカーボーラー。97マイルに達するシンカー&向上を辿ったプラスのカーブのコンビネーションでマイナー3年のGB%はいずれも55%以上の高水準。7月にはメジャーデビューも果たした。

10. スペンサー・ターンブル:RHP
94マイル止まりだったストレートはドラフトイヤーにして98マイルに達した。よく動く角度のあるストレート&プラスのカーブ&平均レベルのチェンジアップのコンビネーションでGB%は68%をマーク。コマンドを磨いていけばローテーション半ばクラス。 

11. グレイソン・グライナー:C
6-6/215たるキャッチャーとしては極めて大柄なフレームの持ち主だが、オフェンスよりもディフェンスで高い評価を得る。特にスローイングは正確だ。 バッティングでは持ち前のパワーを生かしAで.322/.394/.444/2HR/18K/11BBと結果を出した。

12. ジェームズ・マッキャン:C
ディフェンスで高い評価を得るC。マイナー5年間での盗塁阻止率は39%と安定したスローイングを誇る。またリーダーシップの持ち主で、投手陣を牽引する。課題とされていたバッティング面では3Aで.295/.343/.427/7HRと成長を見せた。

13.  エンジェル・ネスビット:RHP
6-1/240たる大柄なフレームから投げ込まれるストレートは98マイルにも達する。スライダー&チェンジアップが向上を辿り、A+-2Aでは66.2IP/72K/23BB/1.48ERAと目立ったパフォーマンス。フルエフォートなデリバリーからコマンドが不安定。 

14. エルナン・ペレス:2B/SS
小技もこなすユーティリティータイプのIF。 2013年にはポストシーズンのロースターにも入った。コンタクトに優れたバッティングでラインドライブ性の打球を量産し打率.287&2塁打32本。SS守備では平均的なアーム&レンジ&スピードを示す。

15. ホゼ・バルデス:RHP
100マイルのストレート&ハードなスライダーのコンビネーションで打者をねじ伏せる。クローザーポテンシャルの持ち主だが、キャリアで5.2BB/9とコマンドに不安を抱えている。今年は47試合に登板して4.11ERAと繊細さを欠いた。2010年は薬物使用により50試合の出場停止処分を受けた。

16. ディクソン・マチャド:SS
プラスプラスのディフェンスで高い評価を得ていたが、今シーズンはバッティングが開花。2011~2013年の3シーズンで一度も.600を超えなかったOPSはA+-2Aで.779をマーク。特にアプローチでは70K/63BBたる粘り強さを発揮。今季の打撃成績がフロックではないことを示したい。

17. コナー・ハレル:OF
パワー&スピードを兼ね備えたCFになり得る。バッティングでは変化球への対応に難を示しており、三振も多いが、14本塁打&15盗塁と持ち前のツールを発揮した。 CF守備では平均以上のスピード&平均レベルのアームを披露。9個の補殺を記録し、失策はわずか1つだった。

18. エドガー・デラロサ:RHP
6-8/225たる大柄なフレームから投げ込まれるストレートは90マイル後半に迫るが、フラットな軌道から5.9K/9とインパクトを生み出せないでいる。スライダー&チェンジアップも磨いていく必要がある。リリーフ向きか。

19. チャド・グリーン:RHP
傑出したコマンドに支えられたピッチングでAでは130.1IP/125K/28BB。ベストピッチとも評されるストレートは90~94マイルのレンジで投げ込まれ威力がある。スライダー&チェンジアップは平均以下で、セカンダリーピッチを磨いていく必要がある。 

20. ザック・レイニンガー:RHP
最速93マイルだったストレートはこの1年で95マイルに達した。6-3/170と細見なフレームからさらなる飛躍の余地を残す。カーブは大きな軌道を描き、セカンダリーピッチになり得るクオリティ。Aでは56.2IP/58K/2.54ERAたる支配的な内容。
 

Plus One Prospect
アダム・ラベネル:RHP
90マイル中盤のシンカー&カーブでパワフルにゾーンを攻める。大学では肘の手術も経験し、主にリリーフとして活躍。アスレチック&クリーンなデリバリーで評価を得るも耐久性への不安を拭いきれない。 

 Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/fG4ZpU


コメントを残す