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Farewell-去りゆく戦士たち-:アダム・ダン

Adam Dunn

 

 

 

 

 

 

 

このコラムは今年現役を引退した選手たちのキャリアを振り返っていくコラムである。第6回目はHRか三振か、まさにメジャーの代名詞とも言えるスラッガーの名を体現したアダム・ダンを紹介しよう。

<生い立ち~プロデビュー>
1979年11月9日にアダム・ダンはテキサスのヒューストンで生まれた。幼いころから野球を楽しみ、ダンの父親は右で打つより左で打った方がよく打球が飛ぶと気づき,この時から右投げ、左打ちになった。しかし、野球はダンが最も好きなスポーツではなかった。今はなきテキサスにあったNFLのチーム、ヒューストン・オイラーズが全盛期だった時代、ダンはアメフトに強い関心があったのである。背が高く、長身で足の速いダンが持前のリーダーシップを発揮できるクオーターバックになったのは自然な流れだった。高校に入ってもアメフトを重視し、アメフトがオフシーズンの間に野球をやっていた。

高校でのアメフトのキャリアは素晴らしく、NFLのクオーターバックになると思われていたが、高校卒業時にMLB球団のシンシナティ・レッズがダンを全体50位で指名する。レッズはアメフトをやりたいダンに対して、アメフトのシーズンになれば大学でアメフトをしてもいいという条件を提示し、これを承諾したダンは大学でアメフトをしつつレッズのマイナー組織で野球をする二束の草鞋を履くことにしたのだった。

最初はうまく両方をこなしていたが、アメフトでは先発ではなく控えにされ、期待の新入生が入ったときに遂にはタイトエンド転向を勧められた。これを機にアメフトをやめ、野球のみに専念することとなった。マイナーでは優れたバッティング技術と慎重なアプローチ、平均以上のパワーが評価されBaseball AmericaのMLB全体のトッププロスペクトランキングでも名前が載るほどの逸材であった。

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