2015 Top 20 Prospects:フィラデルフィア・フィリーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. J.P.クロフォード:SS
カール・クロフォード(ドジャース)の従兄弟。 平均以上のツールをバランス良く取り揃えたオールラウンダー。特に守備での評価が高く、傑出したアーム&レンジを誇る。バッティングでもA-A+で打率.285/11本塁打/24盗塁/74K/65BBと結果を出した。

2. アーロン・ノラ:RHP
2014年ドラフト全体7位。傑出したコマンドの持ち主。低めのスリークオーターからツーシーム&チェンジアップ&スライダーのコンビネーション。すでに完成度が高く、ドラフトから2か月足らずで2Aまで到達。マイナー合計でK/BBは4.5と高水準。 

3. マイケル・フランコ:3B
スピード以外の4ツールに長けたアップサイドの高いプレーヤー。昨年31本塁打を放ちブレークも、今年は3Aに苦戦し平凡なパフォーマンス。それでも終盤は適応し8月以降はOPS.900超えをキープした。3B守備では強肩をアピール。

4. ベン・リベリー:RHP
マーロン・バードとのトレードでCIN→PHI。変則的なメカニクスを武器にA+-2Aで151IP/171K/52BB/3.04ERAとブレーク。90マイル前半のストレートとプラスのスライダーを軸にカーブ&チェンジアップも織り交ぜる。 

5. ビクター・アラーノ:RHP
ロベルト・ヘルナンデスとのトレードでLAD→PHI。94マイルのストレート&大きく曲がるスライダーを軸に力強いピッチング。A+で86IP/83K/20BBと支配力を示した。チェンジアップを磨いていけばスターターとして定着できるだろう。

6. ジェシー・ビドル:LHP
6-5の長身から投げ下ろされるカーブが傑出しており、バリー・ジト(元SF)と比較される。チェンジアップも右バッターへのアウトピッチになりうる。キャリアで4.5BB/9とコマンドが不安定。 

7. ザック・エフリン:RHP
ジミー・ロリンズとのトレードでPHI入り。アウトピッチであるチェンジアップを有効に織り交ぜ、90マイル前半のストレートとのコンビネーションでアグレッシブに攻める。K/9は6.5と支配力に欠けるが、コマンドが安定しており、BB/9は2.2。 

8. トム・ウィンドル:LHP
スムースなメカニクスからストレート&プラスのスライダー&カーブ&チェンジアップと多彩なボール。大学でのプレーを通じコマンドを向上させ、アグレッシブな内容に高い評価が集まる。 チェンジアップを磨けばローテーション上位クラス。

9. マット・イムホフ:LHP
高校時は注目されていなかったが、大学で才能が開花。6-5/220の長身から投げ下ろされるストレートは90マイル前半を計時しパワフルだ。R-A–Aでは42.1IP/40K/11BB/2.98ERAとまずまずの内容もセカンダリーピッチを磨いていく必要がある。

10. ロマン・クイン:OF
モンスタークラスのスピードを示し、走塁技術もハイクオリティ。オフシーズンに入りアキレス腱&前十字靭帯の再建手術を受けたが、88試合/32盗塁とスピードは健在。SS守備では不安を露呈しOFにコンバートされた。 

11. コード・サンドバーグ:OF
高校ではフットボールも兼任したアスリート。アップサイド型でパワー&スピードにハイポテンシャル。攻守でインパクトを生み出せる素材と目されており、ジョシュ・ハミルトン(LAA)と比較されている。技術面を磨く必要がある。 

12. アーロン・アルサール:OF
傘下トップクラスのアスリート。粗削りだがハイレベルなパワー&スピードを備える。OFディフェンスも素晴らしく評価が高い。A+-2AでOPS.692と平凡なパフォーマンスもアップサイドへの期待は大きい。 

 13. オドゥベル・ヘレーラ:2B/OF
ルール5ドラフトでPHI入り。昨年は2Aで打率.321をマークし、リーグの首位打者に輝いた。コンパクトなストロークからラインドライブを量産し、スピードも平均以上。2Bの守備でも一定の評価を得ているが、CFとしてのプレーも視野に。 

14. ケリー・デュガン:OF
左打席から生み出すパワーに高い評価を得る。故障により76試合の出場もOPS.818と安定したパフォーマンス。 ポジションも1Bに止まるとの見立てを覆しOFとして相応なプレー。攻守で一定の評価を与えられている。

15. セベリーノ・ゴンザレス:RHP
パナマ出身。安定したコマンドに支えられたクレバーなピッチング。90マイル前半のストレート&スライダー&カーブはいずれも傑出したボールではなく、アップサイドに対する評価は平凡。2Aでは158.2IP/115K/34BB/4.59ERA。

16. ディラン・カゼンズ:OF
6-6/235たるフレームに相応しい傑出したパワー。16本塁打を打った一方でスイングが大きくなる傾向があり、打率.248/147三振とコンタクトに課題。スピード&アームが平凡でプレーはLFに限られる。1Bに回る可能性も。

17. デイビー・グルーロン:C
18歳たる年齢に比して極めてハイレベルなディフェンスで高い評価を受けるキャッチングプロスペクト。キャノンアームの持ち主でリリースも速い。バッティングは未発達でスイングも改善点が多い。攻守に未知数な部分が多い。

18. ヘスムエル・バレンティン:2B
20歳にして磨かれたプレーヤー。ストライクゾーンを理解したコンタクトに徹したバッティングでA-A+では打率.273/7本塁打/25盗塁。平均以上のアームを持つが、機敏さに欠けるため2Bにフィットすると見られている。 

19. キャメロン・パーキンス:OF
ハンター・ペンス(SF)と比較される。ヒッティングセンスに優れたバッティングでハイアベレージを残せるタイプ。2Aでは52試合/打率.342も3Aでは72試合/打率.216と大苦戦。6-5/195たる大きな体格からパワーは向上が見込まれる。

20. カルロス・トッシ:OF
高いアップサイド評もOPS.622/2本塁打/10盗塁と平凡なパフォーマンス。6-2/160と細見な体格からパワー不足が指摘される。ハイレベルなスピード&アームに支えられたCF守備では定評を得る。まだ19歳と若く発展途上。 

Plus One Prospect
ウィリアムズ・アストゥーディオ:1B
ヒットマシーン。117試合/20三振/19四球という並外れたコンタクトツールの持ち主。Aでは打率.333をマークした。1Bとしてはパワーに欠けアップサイド評は低い。すでに22歳という年齢もネックの1つだ。

 Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/8w7MjF

 

 


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