2016 Top 20 Prospects:カンザスシティ・ロイヤルズ

12403985925_a11c75f440_z

 

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ラウル・モンデシー:SS
父は元オールスタープレーヤー。史上初となるメジャー未デビューでのワールドシリーズ出場を果たした。ポテンシャルの塊で、走攻守に才能の片鱗を見せる。打撃は2AでOPS.651と平凡な成績に終わったが、華麗なSS守備はすでに一流レベル。 

2. カイル・ジマー:RHP
ガラスのエース。100マイルのストレート&上質なカーブを軸に、スライダー&チェンジアップも一定の評価を得る。前半は故障により出遅れたが、リリーフ中心にA+&2Aで64イニング投げて防御率2.39、K/9=9.7、K/BB=3.6と健康な状態をアピール。来季こそフル回転だ。 

3. ミゲル・アルモンテ:RHP
90マイル中盤のストレート&傑出したチェンジアップのコンビネーションでゾーンを攻める。2A&3Aでは103.2イニング投げて防御率4.51と不本意な出来も、メジャーデビューを経験。メジャーではリリーフ起用ということもあり、平均球速96.5マイルをマーク。コマンドに磨きをかけたい。 

4. アシュ・ラッセル:RHP
天井の高いアスリート型右腕。チームの高卒選手としては02年のザック・グレインキー(LAD)の全体6位に次ぐ全体21位での指名。 最速97マイルのストレート&切れ味鋭いスライダーのコンビネーション。プロでも活躍するためにはチェンジアップ&コマンドを磨いていきたい。

5. ババ・スターリング:OF
生粋の5ツールポテンシャルが覚醒の兆し。アメリカンフットボールでも鳴らした身体能力を攻守に披露する。打率.218→.269、OPS.642→.785、本塁打9→12と昨年よりも成績を伸ばした。AFLでは22試合で4ホーマーを放ち、『Fall Star Game』にも選出。

6. ライアン・オハーン:1B
14年ドラフト8巡目指名ながら着実に評価を上げている。今季は1A&A+でプレーし、傘下トップの27ホーマー。パワーツールは本物だが、K%=26%と三振が多く、上のレベルでもパフォーマンスを維持できるか疑問が残る。練習熱心として知られるが、14失策を喫した1B守備は改善の必要がある。

7. ホルヘ・ボニファシオ:OF
エミリオ・ボニファシオ(前CWS)の弟。兄とは選手タイプが異なり、パワーと肩が自慢な大型右翼手。今季は2Aで125試合出場し、キャリアハイとなる17ホーマー&二塁打30本を放った。打率.240、三振率24%と粗さが残るが、着実に成長している。 

8. ジョシュ・ストゥーモント:RHP
15年ドラフト屈指の剛腕右腕。最速100マイルのストレートで打者を圧倒する。しかしBB/9=7.2と極度のコマンド難を示している。また目一杯力の入ったメカニックから先発投手としての適性には疑問符が打たれ、クローザーが適任か。

9. アレク・ミルズ:RHP
12年ドラフト22巡目右腕がブレーク。 A+で21試合先発して防御率3.01。K/BB=7.93、BB/9=1.1と打者を恐れずストライクゾーンを攻めるが、HR/9=0.2と被本塁打も少なく、失投の少なさが光る。最速95マイルのストレートは試合終盤になっても球威が落ちず、スライダー&チェンジアップもソリッド。

10. バルビーノ・フエンマヨール:1B
6-3/230たる貫禄ある体格の巨漢スラッガー。2A&3Aで89試合プレーして打率.358、本塁打12、OPS.972と素晴らしい成績を収め、フューチャーズゲームにも選ばれた。後半は故障により欠場したが、11月からリハビリを再開している。 

11. ブレット・アイブナー:OF
ファイブツールの原石が遂に覚醒。これまでキャリアで打率.250以上のシーズンはなかったが、今季は打率.303、本塁打19、OPS.878、盗塁10といずれもキャリアハイの数字を叩き出した。 守備では投手転向を推されるほどの強肩が自慢。オフには『プレミア12』のアメリカ代表としてもプレー。

12. マット・ストラム:LHP
90-94マイルのストレート&カーブ&チェンジアップの3球種を操り、中でもカーブは空振りが奪える上質なボール。キャリア3年でK/9=11.9と支配力があり、今季はBB/9も自己ベストの3.0をマーク。先発として球威を落とさず長いイニングを投げるためにも、メカニクスを矯正していく必要がある。

13. フォスター・グリフィン:LHP
2014年ドラフト全体28位。90マイル前半のストレートを両コーナーに投げ分け、発達したチェンジアップでタイミングを崩すピッチングスタイルはコール・ハメルズ(TEX)と比較される。フルシーズン1年目は22試合先発して防御率5.44、被打率.296、K/BB=2.03と苦しい結果に。 

14. マーテン・ガスパリーニ:SS
イタリアが生んだファイブツール候補。RではOPS.752をマーク。左打席の方が高く評価されていたが、今季は左右両打席で均等な成績を残した。スピード&肩はいずれもプラス評価で、動作も滑らかだが、52試合で35失策を喫したSS守備には不安が残る。U-18世界大会ではイタリア代表としてプレー。

15. スコット・ブレウェット:RHP
 6-6/210たる恵まれた体格から投げ込まれるストレートはすでに96マイルに達し、カーブも落差に恵まれている。コマンド&チェンジアップは大幅な改善が求められるが、上手く育てばローテーション下位クラスの素材。1Aでは18先発して防御率5.20。

16. チェース・バロー:C
豪快なスイングから傑出したパワーを披露し、1Aでは13本のアーチを量産した。打率.219、K%=31.5%とコンタクト面に不安を抱えるが、BB%=12.3%とセレクティブな側面も備える。Cとして肩は十分だが、ポジションに止まれるかは微妙で、将来的には外野に回る可能性もある。 

17. エリアー・ヘルナンデス:OF
11年に$3.05MでKCと契約。強打の右翼手として期待される。バットスピードには目を見張るものがあり、将来的にはパワーとアベレージを両立したバッターになり得る。しかし現在は、変化球の対応&選球眼を学んでいる段階で120K/24BBとアプローチの脆さが致命的だ。 

18. レイモンド・フエンテス:OF
カルロス・ベルトラン(NYY)の従兄弟。グレガー・ブランコ(SF)と比較される。平均以上のスピードを示し、マイナー通算216盗塁をマーク。CF守備では自慢のスピードを生かし、広大なカバー範囲を誇る。3Aでは打率.308、OPS.796と結果を出し、メジャーで戦う準備は整っている。

19. ペドロ・フェルナンデス:RHP
6-0/175と小柄ながら95-97マイルの速球でパワフルに攻める。スライダー&チェンジアップは年々良くなっており、1A&A+でK/9=9.3、BB/9=2.8。しかしコマンドが粗く、防御率4.80と打ち込まれた。将来的にローテーションから漏れてもパワーリリーバーとして期待できるだろう。 

20. エリック・スコグランド:LHP
6-7のスキニーな体格はクリス・セール(CWS)と比較される。90-91マイルの動く速球&80マイル前半のスライダー&不出来なチェンジアップをゾーンに集める。A+では15試合先発して防御率3.52、K/BB=6.0。体格が成熟し、球威を増せばローテーション入りの可能性も。

Plus One Prospect
アンダーソン・ミラー:OF
15年ドラフト3巡目。投手としてもドラフト候補に挙がったカレッジ有数のアスリート。パワー&スピード&強肩を兼ね備えた大型外野手として期待される。打撃ではパワーは十分も、大きくなりがちなスイングを修正したい。スピードはCFを守るのに十分だが、強肩を生かすためにRFに回ることになるかもしれない。 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/jU6ESi


コメントを残す