2016 Top 20 Prospects:オークランド・アスレチックス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. フランクリン・バレット:SS
ジョシュ・ドナルドソンとのトレードでOAK入り。5-9/175と小柄ながら傑出したポテンシャルの持ち主。フリースインガーも、素早くコンパクトなスイングで高い打撃センスを示す。19ながらA+で打率.302、本塁打13、OPS.833。一方SS守備では86試合で34失策。ウィンターリーグではCFとしてプレー。

2. ショーン・マナエア:LHP
ベン・ゾブリストとのトレードでKC→OAK。6-5/235の体格から投げ込まれる97マイルのストレートは圧巻の一言に尽きる。昨14年はA+最多の146K。今秋のAFLでもリーグ最多の33K。故障の多さは不安だが、マイナー通算K/9=10.8の球威は本物だ。

3. マット・チャップマン:3B
投手として98マイルをマークしたキャノンアームの持ち主でゴールドグラバーになりうる。バッティングではパワーポテンシャルを秘めており、A+で23ホーマー&OPS.907。打率.250&三振率22.4%とコンタクトが安定せず、上のレベルでもパフォーマンスを維持できるか注目したい。 

4. マット・オルソン:1B
37ホーマーを放ちブレークを飾った昨年から一転、17ホーマー&OPS.826と成績を落としたが、それでも四球数105は優秀。コンタクト面は不安も、傑出したパワー&選球眼からアダム・ダン(元OAK)タイプのスラッガーになり得る。

5. チャド・ピンダー:SS
103K/28BBとフリースインガーながら、パワフルなスイングでを示し打率.317&OPS.847&本塁打15。次期SS候補であったプロスペクトのダニエル・ロバートソン放出に伴い、2Bコンバートを経て今季より再びSS復帰。肩は強いが26失策と粗さが目立つ。 

6.  ケーシー・マイスナー:RHP
タイラー・クリッパードとのトレードでNYMから移籍。6-7/190たる体格から高いアップサイド表を得る。実際、プロ入り時に80マイル後半だったストレートはすでに94マイルに到達。セカンドピッチのカーブも素晴らしい落差を誇る。1A&A+で25先発して13勝5敗、防御率2.45。 

7. リッチー・マーティン:SS
15年ドラフト全体20位指名。機敏な動き&守備範囲&強肩とSSとして必要な資質を全て備える生粋のディフェンダー。プロでも長くSSに止まれると見られている。打撃は大学3年時に打率.364をマークしリーグの首位打者に輝いた。将来像は2番ショート。

8. レナト・ヌネス:3B
17歳の時に$2.2Mでサイン。傑出したパワーポテンシャルで注目を得る。アプローチは66K/28BBと荒削りながら、2AではOPS.812&17本塁打をマークした。肩も強く3Bに相応しいツールのパッケージだが、守備範囲&グラブ捌きが平凡。

9. ダコタ・チャルマーズ:RHP
19にして最速98マイルを計時するストレートは6-3/175の体格からさらなる向上が見込まれる。スライダー&カーブは不安定ながらプラスピッチへとなり得る可能性を秘める。RではBB/9=7.5と制球難。デリバリーを磨いてコマンドを向上させたい。

10. ハイロ・ミュノス:SS
傘下ベストのアスリート。攻守に粗削りながら高いアップサイドを秘める。打撃ではA+&2Aで打率.230、本塁打13。パワーは体格の成熟とともに伸びるだろうと見られている。プラスの肩&スピードに支えられた守備はメジャーでもSSに止まれるレベル。

11. ディロン・オバートン:LHP
大学ではジョナサン・グレー (COL)とチームメート。トミージョン手術を経て球速は80マイル後半まで落ちたが、カーブ&チェンジアップ&コマンドに支えられた上質な投球。A+&2Aで27登板(25先発)して防御率3.43、K/BB=3.93。球威が手術前の水準に戻ればローテ入りも見えてくる。 

12. ランゲル・ラベロ:1B
ストライクゾーンの理解に富んだコンタクトヒッティングがウリ。14年には2Aで打率.309をマークし、二塁打37はリーグトップだった。今季は手首の故障により59試合の出場に止まったが打率3割&OPS8割をクリア。元々3Bを守っていたため、1B守備は優秀だが、パワーレスなのがネック。

13. ジョー・ウェンドル:2B
ブランドン・モスとのトレードでCLEから移籍。3Aでリーグトップの42二塁打を放った攻撃型二塁手。コンパクトなスイングからボールをフィールド全体に打ち分ける。また6-1/190の体格に比してパンチ力も備える。守備は2Bとして十分な守備範囲&肩を備える。

14. ミッキー・ホワイト:SS
15年ドラフト2巡指名。1巡指名のマーティンとは同じカンファレンスでプレーしていた。マーティンより守備は数段落ちるが打撃はホワイトの方が上。打撃ではヒットツールの評価が高く、出塁能力も高い。SSとしてはスピードに欠け、守備範囲に難があることから2B向きとされる。  

15. ラウル・アルカンタラ:RHP
元々はBOSと契約も、アンドリュー・ベイリー&ライアン・スウィーニーとのトレードでOAK入り。トミージョン手術からカムバックして15先発。最速96マイルのストレート&プラスのチェンジアップ&平均レベルのスライダーをコマンドよく投げ込む。コンディションが万全ならローテ半ばクラスの投手になり得る。 

16. トレイ・コクランギル:RHP
第2のカーソン・スミスだ。格別な落差を示す92-94マイルのシンカー&プラスのスライダーのコンビネーションで三振とゴロアウトの山を築く。プロ2年目で2Aまで昇格するスピード出世も、75.1回/防御率4.18/51K/37BBとコマンドに苦しんだ。

17. ライオン・ヒーリー:1B/3B
6-5/205たる恵まれた体格の持ち主で傑出したバットスピード&パワーを示す。2Aでは打率.302、本塁打10。フィールド全体を扱ったバッティングでも定評を得る。スピード&守備範囲の乏しさから3B→1B。DHが適任とも。

18. ザック・アーウィン:LHP
球速は90マイル前後とパワーに欠けるが、6フィート5の長身から投げ下ろすグランドボーラー。カーブ&チェンジアップを低めにコマンドよく集める。特にメカニクスの評価が最も高く、滑らかで無駄な動作が少ない。 R&Aでは40.1回投げて防御率1.34、K/BB=4.29。

19. クリス・コーラー:LHP
トミージョン手術による1年のブランクを経てカムバック。80マイル後半のストレートを両コーナーに投げ分け、カーブ&チェンジアップも20たる年齢に比して上質。キャリア2年でK/BB=3.63は高水準。球のリリースが見にくいフォームで打者を欺く。

20. ライアン・ダル:RHP
ドラフト32巡目ながらメジャーデビューし13試合にリリーフ登板。2A&3Aでは47試合投げて防御率0.74、K/BB=4.56。ストレートは90-92マイルと物足りないが、決め球のスライダーは被打率.192&空振り率18.2%とメジャーでも有効だった。

Plus One Prospect
ダニエル・メンデン:RHP
昨夏にスコット・カズミアー(現LAD)とのトレードでHOU→OAK。90マイル前半のストレート&スライダー&カーブ&チェンジアップをストライクゾーンに集めて打たせて取るタイプ。1A&A+で130.2回投げてK/BB=3.47と安定した内容。 

 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/egXshW

 

 


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