2016 Top 20 Prospects:テキサス・レンジャーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ノマー・マザーラ:OF
11年に$4.95Mで契約。左打席で生み出すスイングスピードは傑出しており、ハイクオリティなパワーを作り出す。20にして2A&3AでOPS.808&本塁打14。パワーはギャロよりも落ちるが、ゾーン理解&フィールド全体を扱う技術はマザーラの方が上。守備では3年間で41補殺を記録した強肩の持ち主。

2.  ジョーイ・ギャロ:3B/OF
ホームランモンスター。アッパーカットのスイングからホームランを量産。昨季はマイナー全体2位の42ホーマー、今季はメジャー36試合で6ホーマーを放った。 コンタクトが安定せず、特に3Aでは53試合で打率.195&三振率39%と弱点が顕著。出場機会を増やすためにLFとしてもプレー。

3. ルイス・ブリンソン:OF
アスリートで攻守にインパクトを生み出せる。ハイリスクな素材も、アップサイドはオールスター級。A+&2A&3Aではプラスのパワー&スピードを披露し打率.332&20ホーマー&18盗塁。不安視されていたコンタクトも向上の兆し。広大なカバー範囲を示すCF守備もゴールドグラブ級。

4. ディロン・テイト:RHP
15年ドラフト全体4位指名。元々はリリーバーもドラフトイヤーにして覚醒。98マイルのストレート&スライダーのコンビネーションで打者を封じる。リリーフ向きとの見方もあるが、一定のコマンド&スムーズなデリバリーから先発としての適性も十分。 

5. ルイス・オルティズ:RHP
U-18ワールドカップMVP。6-3/230たる巨漢から最速97マイルのストレート&プラスのスライダー&平均程度のチェンジアップを投げ込む。デリバリーもイージーでコマンドも安定している。最大の敵は太りやすい体質?1Aでは13先発して防御率1.80、K/BB=5.11。

6. ライアン・コーデル:3B/OF/SS
大学では平凡なキャリアを辿ったドラフト11巡目選手が着実に評価を上げている。攻守のポテンシャルは少なくとも平均以上。打撃では2A&3Aで打率.270、本塁打18、盗塁20。大きくなりがちなスイングが原因で三振率22.4%。CF守備は平均以上も、センスの高さを買われSS/3Bも練習中。 

7. ジョシュ・モーガン:3B/SS
コンパクトなバッティングでコンタクトを生み出すオフェンス型。パワーは平均以下だが、アプローチも成熟しており、1Aで打率.288、本塁打3、OPS.747、53K/45BB。プロ入り後に10ポンド体を絞り、機敏さが増し、守備でも成長が感じられる。肩の強さから3B向き。 

8. アンドリュー・フォークナー:LHP
11年ドラフト14巡目も、プロ入り後に着実に力をつけ、今季はメジャーでも11登板。クロスファイヤーから投げ込まれるストレートは93-94マイルを計時し、メジャーでも空振り率11.7%をマークするなどパワフル。カーブ&チェンジアップもまずまず。コマンドは要改善も、2A&3AでK/9=9.2。 

9. ヨハンダー・メンデス:LHP
6-4/185たる細身の体格からアップサイド評が高い。87-90マイルのストレートは体格の成熟とともに向上が見込め、コマンドも優秀。ベストピッチとされるチェンジアップはTEX傘下No.1とされる。1Aでは66.1回/74K/15BB/防御率2.44。肘のコンディションに不安。 

10. マイケル・マチュエラ:RHP
ガラスのエース。 健康であれば誰もが認めるエースポテンシャルの持ち主。大学時代には度重なる故障に悩まされ、ドラフト前にはトミージョン手術を受けた。6-6/220の体格から放たれる90マイル後半のストレート&カーブ&スライダー&チェンジアップはいずれも上質。

11. ルーク・ジャクソン:RHP
コンスタントに90マイル半ばを叩き出すストレートはパワフル。カーブ&チェンジアップのコンビネーションで高い支配力を示す。コマンドが不安定で、3Aでは66.1イニング投げて防御率4.34&BB/9=4.47と不甲斐ない投球が続き、リリーフに回った。 

12. アリエル・フラード:RHP
19にして傑出したグランドボーラー。89-91マイルのシンカー&スライダーのコンビネーションでGO/AO=3.13をマーク。チェンジアップは左バッターに対して有効で、ベストピッチとされる。1Aでは22登板(15先発)して12勝1敗、防御率2.45、K/BB=7.92。 

13. エリック・ジェンキンス:OF
60ヤードを6.32秒で駆け抜ける韋駄天。加えて走塁技術も高く、R&1Aでは56試合で28盗塁(盗塁成功率90.3%)を決めた。打撃は一般的な韋駄天タイプよりもパワフルで、筋肉がつけば二桁ホームランも狙えるだろう。CF守備では広大なカバー範囲を見せるも、肩が弱い。 

14. ブレット・マーティン:LHP
6-4/190たる恵まれた体格から高いアップサイド評を得る20歳。すでに93-95マイルを計時するストレートは体格の成熟とともに向上が見込める。カーブはベストピッチとされ、チェンジアップも扱うことができる。制球も安定しており上手く育てばローテーション半ばクラス。 

15. パトリック・キブラハン:3B/1B/OF
レオニス・マーティンら5選手が動くトレードでSEAから加入。大学ではフットボール選手としても活躍したアスリート。113K/36BBとアプローチは要改善も、3Aでは22ホーマーをマーク。スピードツールはCFとしてもプレーできるクオリティで、キャリア4シーズンいずれも二桁盗塁をクリア。

16. エイソン・イリザーリ:SS
傑出したアップサイドの持ち主。インターナショナルFAではトップ級の評価を受けていた素材。四球率2.4%とフリースインガーながら18にしてギャップを破るパワーを示す。A-&3Aで71試合プレーしOPS.632。守備ではキャノンアームの持ち主も、守備範囲の平凡さから3B向きとも。 

17. エバン・バンハウザー:2B/OF
素早いスイングとバットコントロールの良さがウリ。外野の間をライナーで破り、自慢の俊足でダイヤモンドを駆け回る。A+では61試合で打率.331&OPS.868と好成績を残した。 守備では2BとOFをこなす器用さを披露。AFLで薬物使用が発覚し50試合の出場停止が決定。

18. トラビス・デメリ:2B/3B
14年には25ホーマーを放つも、今季は打率.232、本塁打5と微妙な成績に。打撃ではK%=36.3%と三振を多く喫するが、BB%=12%と相応の四球も選べる。守備では強肩から3Bが適任とされるが、ギャロとの競合を避けるために2Bとしてプレー。 2Bでは48試合/1失策。

19. ロナルド・グスマン:1B
ずばぬけたヒッティングセンスの持ち主で1A&A+では打率.283、本塁打12。116K/33BBとアプローチが粗く、パワーも未知数のため評価が分かれる。守備は平均以下で、1Bに限られる。14年には母国ドミニカで死亡事故を起こしている。 

20. ティクアン・フォーブス:3B
アスレチックな素材型。プロでは速球のスピードに対応できず2年間で0ホーマーと苦しんでいるが、 プラスのバットスピードを示しており、平均以上のパワーポテンシャルを秘めている。守備ではSSとして十分な肩&俊敏さを備えるが、グラブ捌きが滑らかでなく3B向きとされる。

Plus One Prospect
ゼビアー・ターナー:3B 
15年ドラフト19巡目の掘り出し物。大学では、部内の規律を違反したとされ、1年間の出場停止処分。ドラフトイヤーを棒に振った。しかし身体能力の高さはスカウト達から高く評価されており、スピード&肩&ハンドリング&パワーと魅力的なツールを備える。R&1Aでは29試合/2ホーマー。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/vnBRVL

 


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