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2016 Top 20 Prospects:アリゾナ・ダイヤモンドバックス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ブレーデン・シプリー:RHP
大学2年までSSを守っていたアスリート型。上体を傾ける独特のメカニックからリリースをうまく隠し、チェンジアップ&カーブで打者を欺く。ストレートも90マイル中盤に達する。とても滑らかなフォームをしており、コマンドも上質。2Aでは156.2回/118K/56BB/防御率3.50。 

2. ソクラテス・ブリトー:OF
プラスのスピード&強肩を備えるアスリート。守備力は群を抜いており、メジャー18試合でUZR/150は+29.1をマーク。15ポンドの増量に成功し、パワーが増したバッティングは2Aで打率.300、本塁打9、OPS.790。少なくとも4番手外野手として計算でき、エンダー・インシアーテ(ATL)の穴埋めが期待される。

3. ブランドン・ドルーリー:3B/2B
ARI移籍後にアプローチが改善されたことで打撃内容が安定するようになった。3Aでは打率.303、本塁打5、OPS.756をマーク。ヒッティングスキルと適応能力を評価されており、上のレベルでもパフォーマンスを維持できるとの見方が多い。守備ではジェーク・ラムとの競合を避けるため2Bにも挑戦。

4. ウェイジェイ・ワン:RHP
台湾出身。卓越したコマンド&スプリットのパッケージは田中将大(NYY)を彷彿とさせる。ストレートは90マイル前後ながら両コーナーに投げ分けることができ、カーブ&スプリットの扱いも磨かれている。1Aでは15登板(12先発)して防御率2.00&K/BB=4.25をマークしフューチャーズゲームにも登板。 

5. アーチー・ブラッドリー:RHP
コンディションの不安がつきまとうパワーアーム。万全であれば90マイル後半に届くと言われていたストレートは、メジャーでは最速94マイル止まり。ストレート&カーブ以外に信頼できる球種を持っておらず、防御率5.80&K/9=5.8と苦しい投球を強いられた。コマンドも不安定。 

6. アレックス・ヤング:LHP
大学ではリリーフ兼先発としてプレー。選手としてのバリューはブランドン・フィネガン(CIN)と比較される。93-95マイルのストレート&スライダーをコマンドよく投げ込む。先発に残るにはチェンジアップの扱いを磨く必要がある。また全力で投げるメカニックから先発としてはスタミナ面には不安を抱える。

7. タイラー・ワグナー:RHP
大学時はクローザーもプロ入り後に先発転向。今季は2Aで25先発して11勝&防御率2.25。90マイル前半のシンカーはよく沈み、アグレッシブにインコースを突く。スライダーはアウトピッチになり得るボールで、GO/AO=2.70とゴロアウトの多さが特徴。メジャーでも3先発。

8. ピーター・オブライエン:C/OF
傑出したパワーポテンシャル。3Aで26ホーマー&ISO.267&とパワフルな内容も、ヒットツールが平凡で三振の多さを指摘する声が多い。さらに守備面の不安からポジションも定まっておらず厳しい見方も多い。来季は再びCとしてシーズンを始めると見られている。 

9. ヨアン・ロペス:RHP
キューバを亡命し$8.25MでDバックス入り。リリースポイントが安定せず、R&2Aでは防御率4.17&BB/9=4.0とコマンドの平凡さを露呈。カーブは平均以上のポテンシャルを示しているが、不安定。しかしまだ22と若いことから全体的に磨かれればローテーション半ばクラスの投手になり得る。

10. コディ・リード:LHP
6-3/245の大柄な体格の持ち主。90マイル前半のストレート&ハードなスライダーが武器のKマシーン。チェンジアップも向上を辿る。A-では15登板(14先発)して防御率3.27、K/9=10.2、BB/9=3.0と好成績を収めたが、コマンドの平凡さから上のレベルでもパフォーマンスを維持できるかは未知数。 

11. テイラー・クラーク:RHP
大学時にはトミージョン手術も経験。ドラフトイヤーの15年はリーグの最多勝を獲得するなど完全復活を遂げ、ARIから3巡指名を受けるとA-で21回/27K/4BB/防御率0.00と完璧なパフォーマンス。6-4/195たる恵まれた体格から96マイルのストレート&スライダー。

12. アンソニー・バンダ:LHP
球速は90マイル前半と平凡だが、チェンジアップを有効に織り交ぜ打者のタイミングを崩す。A+では151.2回/152K/39BB/防御率3.22と素晴らしい投球を見せたが、球威の平凡さから上のレベルでもパフォーマンスを維持できるかが課題。カーブも平均レベルのボールとして扱うことができる。 

13. マーカス・ウィルソン:OF
野球選手として極めて未洗練ながら傑出したアップサイドを秘めるアスリート。スピード&肩はすでにプラス評価を得るクオリティ。三振率24.5%&ISO.080と現状打撃は全く通用していないが、6-3/175たる均整のとれた体格からパワー面も向上が目される。長い時間をかけて育てていきたい。

14. ドミンゴ・レイバ:2B/SS
20歳たる年齢以上に洗練された打者。特にアプローチは成熟しており、ストライクゾーンへの理解も深い。バットスピードも速くラインドライブの打球を広角に打ち分ける。A+では打率.237、本塁打2、OPS.587と不本意なパフォーマンス。来季の巻き返しに期待したい。

15. オースティン・バイラー:1B
パワーポテンシャル。14年にWSHから9巡指名を受けるも大学に残り、リーグの本塁打&長打率のタイトルを獲得。Rでも15ホーマー&OPS1.058と結果を出した。コンタクト面に不安を抱えるが、大学4年時からアプローチが向上を遂げ、Rでも四球率17.3%と上質な見極めを示した。

16. ガブリエル・ゲレーロ:OF
叔父であるウラディミール・ゲレーロと比較されるほどのファイブツールポテンシャル。打撃ではアグレッシブなアプローチで108K/28BB&打率.222と結果を出せなかったが、6-3/190たる体格からパワー向上が目される。守備ではプラスプラスの強肩の持ち主でRFにふさわしい。 

17. サム・ウィリアムズ:RHP
ジェレミー・へリクソンとのトレードでPHI→ARI。6-7/190と細身な体格は、若き日のマット・レイトス(LAA)と比較される。95-96マイルを叩き出すストレートは体格の成熟に伴いさらなる向上が目される。カーブ&チェンジアップはまだ発達段階。Rでは33回/21K/5BB/防御率3.27。 

18. ハイメ・ウエストブルック:2B
5-9/170と小柄で目立ったツールの持ち主ではないが、持っているツールを存分に発揮しA+で打率.319、本塁打17、盗塁14。フロック感は否めないが、投高のリーグでこれだけの成績を残したことは評価すべきだろう。 守備は平均的で、そつなくこなすことができる。

19. ライアン・ブー:RHP
大学有数のクローザーとして高い評価を受け、ドラフト5巡目でARI入り。97マイルのストレート&プラスのスライダーのコンビネーションで積極的に攻める。A-&1Aでは34回/49K/11BB/防御率1.06と支配的な内容。コマンドの平凡さからクローザーとしては厳しいとの見方が強い。 

20. ブラッド・ケラー:RHP
6-5/230の大柄な体格から90マイル前半のシンカー&チェンジアップのコンビネーションでゴロの山を築く。A+では26登板(25先発)して防御率2.60、K/9=6.9、BB/9=2.3。スライダーを磨いていきたい。ポテンシャルはローテ下位クラスに止まる。 

Plus One Prospect
カルロス・ヘルナンデス:RHP 
サイヤング投手であるダグ・ドレイベック(元PIT他)ピッチングコーチの指導を受けて飛躍的に成長。最速94マイルのストレート&プラスのスライダー&発達段階のチェンジアップ。A-では15先発して防御率2.32、K/9=9.8、BB/9=2.8。5-11/170の体格からリリーフ向きとも。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/iNxeLh

 

 

 

 


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