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ナショナルズ新監督のダスティ・ベイカーとは~失われた1年を追い求めて~

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2015年、ワシントンD.C.は溜め息に包まれていた。オフにはマックス・シャーザーを獲得し、『史上最強のローテーション』たる絶対的投手陣を擁し、ワールドチャンピオン最右翼と見られていた。しかし、蓋を開けてみるとワールドチャンピオンどころかプレーオフにすら進めずシーズンエンド。シーズン終盤にはチームの看板選手ブライス・ハーパーと大ベテランのジョナサン・パペルボンが首を絞める大喧嘩を演じるまでにチームの雰囲気は最悪だった。

成績不振の責任をとり、マット・ウィリアムズ監督は退任。9月にはチームリーダーであるジェーソン・ワースとクラブハウスで激しい言い争いをするなどチームからの信頼もズタズタに崩れていた。ここまでチームが崩壊した要因は間違いなくウィリアムズの統率力の乏しさにあるだろう。若く、経験に乏しいウィリアムズはメッツに追い抜かれ、一度亀裂の入ったチームを立て直すことができなかった。

そこで、新監督として白羽の矢が立ったのがダスティ・ベイカーだ。キーワードは「経験」と「統率力」。

 

  • 「経験」

インセンティブを含むと、2年最大総額$7Mでの契約となる。オーナーのテッド・ラーナーはベイカーを新監督に決めた最大の理由として彼の「豊富な経験」を挙げている。

「ここが私の4つ目のチーム、そして最後のチームになるだろう」。ベイカーは入団会見でそう語った。ジャイアンツ、カブス、レッズで計20年監督を務め、通算1671勝、最優秀監督賞3度、プレーオフ7度、リーグ優勝1度と実績は申し分ない。これだけの実績を誇るベイカーだが、世界一経験はなし。02年にはワールドシリーズに駒を進めるも、7戦目に敗れて世界一ならず。それでもレッズ監督時代には、当時まだ若かったジョニー・クエトやジョーイ・ボットーらを擁し、最終4シーズンで90勝以上3度とその手腕に疑う余地はない。

  •  「統率力」
ベイカーは長い監督生活の中で、サミー・ソーサ(元CHC)やバリー・ボンズ(元SF)、ジェフ・ケント(元SF)ら超大物選手を”操縦”してきた。人望も厚く、リーダーシップを持ち合わせている。そんな彼ならばハーパー、パペルボン、ワースらをうまく舵取ってくれるだろう。
 
ジャイアンツ監督時代にはケントとボンズの殴り合いの喧嘩も経験。「衝突のないチームなんて存在しない。テレビに映るかどうかの問題」とその中でもチームをうまく統率しワールドシリーズへと牽引した。まず、ナショナルズでの初仕事はハーパーとパペルボンの関係修復になりそうだ。
 
また、ベイカーが監督に決定してからコーチの志願の電話が殺到。ベイカーの人望の厚さがうかがえる。すでにマイク・マダックス投手コーチとデイビー・ロープス1塁ランナーコーチの就任が決定。
 
マダックスは今季までレンジャースでピッチングコーチを務め、今季はサム・ダイソンやジェーク・ディークマンらリリーフ陣をうまく運用し地区優勝に貢献。ロープスは通算557盗塁を決めている走塁のスペシャリストで、フィリーズ時代に指導を受けたワースは「今まで指導を受けた中で最高のコーチだ」と手腕を絶賛。主として若手のトレイ・ターナーやマイケル・テイラーらの走塁指導を担当することになるだろう。
 
  • 終わりに
「経験」と「統率力」。ウィリアムズ前監督とは対照的な2つの要素を併せ持つベイカー。一部では『古臭い旧型野球の監督』と批判を受けるが、「(監督を離れていた)この2年で投手運用や出塁率について勉強した。今までの私とは違う」と近代野球へのアジャストの姿勢を見せている。
 
今オフ、FAでジョーンダン・ジマーマン、イアン・デズモンド、デナード・スパン、ダグ・フィスターとチームを支えた主力4選手が抜けるが、マイク・リゾーGMは来季に自信を見せる。選手が入れ替わり、ナショナルズにとって忙しいオフシーズンになることが予想されるが、一体2016年のナショナルズはどんなチームに生まれ変わるだろうか。
 
念願のチャンピオンリングを求めて。失われた1年を追い求めて。
 
 
Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/juUHEm

 

 

 


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