2019 NLDS Review : WSH VS LAD

            ナショナルズが通算成績3勝2敗でドジャースを下し、ナショナルリーグ優勝決定シリーズへ駒を進めた。   Game 1 WSH 0 More »

2019 ALWC Review:TB vs OAK

             総年俸の低い球団対決として注目されたこの試合はレイズが勝利した。 TB 5 – 1 OAK    レイズの先発は More »

2019 NLWC Review:MIL vs WSH

             2019年のポストシーズン開幕戦として現地時間10月1日にワシトン・ナショナルズとミルウォーキー・ブルワーズがワシントンD.Cで対戦し More »

後半戦展望:テキサス・レンジャーズ

             シーズン開幕前は昨シーズンの最下位から大きな補強もなく、今シーズンも苦戦が予想されていた。しかしながら、ここまでオールスター前は48勝 More »

夢へのスタート地点が人によって違うということ―ジミー・ガバーンとCJ エイブラムスの場合―

             アイダホ・フォールズ・チューカーズ(KC傘下)にジミー・ガーバン(2B)という選手が所属している。1996年11月11日生まれの22歳 More »

 

2015 Rookie Review:アメリカン・リーグ東地区

20777080754_59cd272e0a_z

 

 

 

 

 

 

 

  • トロント・ブルージェイズ

デボン・トラビス:2B

ラビスは2012年にデトロイト・タイガースに指名された2B。5フィート9インチ(175cm)とかなり小柄なこともあって大学時代の評価は低くそれに伴って指名順位も下位の方であったが、プロ入り後は体格のハンディを感じさせない成績を残し、3年間でAAにまでスピード昇格を果たした。

去年の11月ポジションが同じで長期契約が残るイアン・キンズラーと被るということでブルージェイズへトレードで移籍した。小柄ながらもパンチ力のある打撃が魅力で年間10~15本塁打をマークすることが可能と言われている。2Bの守備は平均的との評価だった。

トラビスは今シーズンキャンプから絶好調で、さらには同じ2Bのライバルであるメイサー・イズトゥリスがケガをしたこともあって、一度もAAAを経ずに開幕から2Bのレギュラーとして試合に出場した。メジャー初出場の試合で初ヒットをホームランで飾りその後も快進撃を続けた。5月の途中で7本塁打を放ち、スティーブン・スーザ(TB)と新人王争いを繰り広げていたが、17日の試合で左肩をケガしてしまう。それから復帰するのに1ヶ月近く要したが再び試合に出始めると、ヒットを量産し打率を.300に乗せ、7月28日の試合では復帰後初となる本塁打をマークしたがまたもや左肩を痛めてしまう。

チームが優勝争いをする最中なんとかシーズン中の復帰を目指したが、結局左肩は手術が必要になりこれでシーズンエンドとなってしまった。最終的なスタッツは.304/.361/.498、8本塁打と2Bを守る選手としては十分すぎる打撃成績だった。守備も無難にこなしメジャーに適応していただけにシーズンの半分を残してのリタイアは惜しいものだった。来年のキャンプには間に合う予定だが長すぎるブランクを埋めるには時間がかかるだろう。

ロベルト・オスーナ:RHP

スーナは2011年にブルージェイズと契約したメキシコ出身の右投手。2013年シーズン終了直後にトミー・ジョン手術をしたこともあり、去年はシーズンの大半を休養に回すことになったが、アリゾナ・フォールリーグには参加していた。手術前は最速95マイルの速球とプラスポテンシャルのチェンジアップで投球回以上の三振を奪い、試合を支配できるレベルの投手というものだった。

今シーズンはメジャー組と帯同することになったキャンプから絶好調で、トミー・ジョン手術前から球速も上がり最速は90マイル後半をたたき出すまでになっていた。チームがブルペンに不安を抱えているということもあって、まだAAの経験もなかったが開幕からメジャーの舞台で投げることになった。他のリリーバー達がなかなか思うような結果を残せていないのを尻目にオスーナは自慢の速球とチェンジアップ、スライダーで相手打者の空振りを誘い、4月~8月まで月間防御率が3点台より上になることはなかった。

好調が認められて6月の半ばからはクローザーの座に就き優勝争いをするチームを支える。9月以降は失速したが、初めてのメジャーフルシーズンであり、またマイナーでも1年を通して投げたことがなかったので仕方ないだろう。

最終的なスタッツは68試合に登板し、69.2回を投げ20セーブ、防御率2.58、K/9=9.69だった。セーブ数はメジャー全体のルーキーの中では最も多い数字だった。プレーオフでもクローザーとして登板し1つの負けを喫したものの、1年目からプレーオフの舞台に立てたことは貴重な体験になったはず。おそらく来シーズン以降もクローザーを務める予定で、長らくクローザー不在に悩んでいたブルージェイズとしては生え抜きクローザーの活躍に心を躍らせていることだろう。 

 

Text by Ookaya Ryota
画像URL:https://flic.kr/p/xDZYff

1 2 3 4 5

コメントを残す