Look Back 2010 BA Prospect Ranking

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ジャーリーグを語るに際して決して忘れることのできないプロスペクト。見事に期待に応えてスタープレーヤーへと成長を遂げる選手もいれば、メジャーの舞台に辿り着くことすらなく消えていく選手も少なくない。ここでは2010年版のBaseball America発表のプロスペクトランキングTOP100から数人を取り上げて、彼らの辿った軌跡を振り返ってみたい。

No.11:ダスティン・アクリー/No13:ジャスティン・スモーク/
No15:ドモニク・ブラウン/No26:ジェイコブ・ターナー/
No27:ブレット・ウォラス/No29:マイケル・テイラー

  • No11:ダスティン・アクリー:SEA→NYY,OF/1B→2B/OF/1B
 

PAST:大学でプレーした3年間チームを毎年カレッジ・ワールドシリーズに導いた安打製造機。15試合で放った28安打は同シリーズの最多記録となっている。またアクリーのAVG.412&346H&227R&554TBはいずれもノースカロライナ大の歴代1位記録。09年はオール・アメリカに選出され、アトランティック・コースト・カンファレンスのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得。同年のドラフト全体2位でシアトル・マリナーズから指名を受け、5年のメジャー契約で合意した。

どのスカウトにも絶賛される打撃センスの持ち主で、優れたハンドアイコーディネーションや、ピュアなストロークなど、首位打者のタイトルを獲得するために必要な全ての物を備えているとされる。インサイドの球を引っ張ってスタンドに放り込むパワーも備えており、バッティング練習ではセンター方向へもホームランを放っている。20-80スケールで60、最大70評価を得るスピードも持っており、積極的に次の塁を狙う姿勢も見せる。

大学時代に利き腕を痛めてトミー・ジョン手術を受けており、アームは平均以下とされる。怪我後はほとんど1Bとしてプレーしており、他のポジションをレギュラーとして務めることができるかには不安が残っている。

チームもまだアクリーをダイアモンド上のどこで起用するか決めかねているが、アリゾナ秋季リーグではLFとして出場した。また、2Bとして試してみるとの案も出ている。どのポジションに落ち着くにしろ、アクリーは打者として貢献できるだろうと見られている。

NOW:10年に3Aまで昇格したアクリーは、11年の6月17日にメジャーデビューを果たした。90試合に出場し、6HR&AVG.273と上々の成績を残して新人王投票でも6位につけたアクリーにマリナーズファンは大きな期待を抱いたが、翌年からは大きく低迷することとなった。

12~14年にかけてAVG.226,253,245と自慢の打撃は鳴りを潜めた。また、予想に反して2B守備において一定以上の水準を残していたが、プロスペクトのニック・フランクリンに押し出されるようにOFへとコンバートされた。

15年にはプロスペクト2人とのトレードでニューヨーク・ヤンキースへと移籍。移籍後はユーティリティとしてLFや2B、1B、代打として出場機会を得た。

かつては未来の首位打者とまで言われたアクリーは、メジャー通算5年でAVG.244と大きく期待を裏切っている。ニューヨークという刺激的な街は、伸び悩む27歳に転機を齎すことはできるのだろうか。

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