Look Back 2010 BA Prospect Ranking

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  • No26:ジェイコブ・ターナー:DET→CWS,RHSP→RHSP
 

PAST:ドラフトクラス高校生トップという元々の高評価に加え、スコット・ボラスを代理人として雇用していたことから指名を躊躇する球団もあったが、タイガースは全体9位でターナーの指名に踏み切った。契約デッドライン最終日に高卒投手としては史上最高額の契約金$4.7Mと総額$5.5Mのメジャー契約で合意に至った。

ターナーは6フィート5、210ポンドという投手として理想的なフレームに、それに相応しいスタッフの持ち主とされた。フォーシームは92-94マイルのレンジで投げ込まれ、時折97-98マイルまで達する。フォーシームは打者の手元で良い変化を見せ、プレートの両サイドに投げ分けることができる。

また、ツーシームも稀に投球する。78-83マイルのカーブはフォーシーム程の評価を受けてはいないが、縦に鋭い大きな変化を見せ、将来的にはプラスピッチとなる可能性を秘めている。チェンジアップは経験と共にいずれソリッドなサードピッチになると見られている。

ファストボールだけで対戦相手を圧倒できる高校生投手には良くあることだが、カーブの示す不安定さが一番の弱点であり、そしてなにより、よりハイレベルな打者との対戦をもっと経験する必要があるとされていた。

契約合意が遅れたことにより年内にはプレーすることができなかったが、11年のシーズン中にはメジャー昇格を果たすだろうと見られている。将来的にはローテーションを支えるエースへの成長が見込まれている。

NOW:大方の予想通り11年シーズン中にメジャーで登板したターナー。しかしその内容は3GSでERA8.53という散々なものだった。12年にはシーズン中にアニバル・サンチェス、オマー・インファンテのトレードの対価としてマイアミ・マーリンズへと移籍した。この年は2チームで計10GSをマークし、ERA4.42と前年よりは奮闘した。

13年は5月31日に7回を無失点に抑える好投を披露すると、最後までローテーションを守り、3勝と勝ち星は伸びなかったが、20GSでERA3.74とまずまずの成績を残した。しかし14年は再び打ち込まれ、シーズン途中にDFAとなり、後にマイナーリーガー2人とのトレードでシカゴ・カブスに移ることとなった。

カブス移籍後も調子は上がらず、15年は怪我の影響もあり、一度もメジャーで登板することなくシーズンを終えた。10月27日にアウトライトウェーバーにかかっていたターナーをクレームしたシカゴ・ホワイトソックスへと移籍した。

エース候補とされながらも、その評価に相応しい投球を披露することができなかったターナー。ターナーがなぜ期待外れに終わったのかを、メジャーの壁にぶつかったからという理由で片づけることはできない。

マイナーでは通算6年プレーしたが、K/9=7.0&K/BB2.86という数字に終わっている。これはトッププロスペクトという地位を与えられた選手が満足して良い物ではない。ローテーション4、5番手のイニングイーターやスイングマン、敗戦処理が将来像というならまだしも、ターナーの未来はエースとして描かれていたのである。

ターナーはまだ24歳と非常に若い。一野球ファンとしてできることは、伸び悩む右腕が、自身を大きく花開かせてくれるメンターに出会えることを祈るのみである。

 

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