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ジョーイ・ギャロが通算100本塁打を達成

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Weekly Report : Week-5

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2015 Rookie Review:アメリカン・リーグ西地区

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2015年のMLBを彩ったルーキーたちをまとめてレビューする。今回はア・リーグ西地区だ。
ヒューストン・アストロズ/ロサンゼルス・エンゼルス/オークランド・アスレチックス/シアトル・マリナーズ/テキサス・レンジャーズ

  • ヒューストン・アストロズ

カルロス・コレア:SS

レアは2012年にアストロズに指名されたSS。非常に能力が高く、将来のスター候補としてドラフト時から期待されていた。打撃ではパワーとバッティングに優秀なアプローチを兼ね備え、守備では広いレンジとそれをカバーできる強肩を持ち、走塁でも積極的に次の塁を狙い非の打ち所がなく、プロスペクトランキングでも全体1位か2位にランクインすることが多かった。しかし、去年はケガでシーズンの半分を棒に振ってしまっていた。

 

 

今シーズン、コレアはAAスタートなったが、29試合で7本塁打を放ちOPS1.185と格の違いを見せ1ヶ月足らずでAAA昇格となる。その後、同様に1ヶ月でメジャー昇格となった。昇格してすぐにSSのレギュラーとして試合に出場し始めると、昨シーズンまでA+にいた選手と思えないほどの活躍を、好守にわたって披露。6月は5本塁打、OPS.852でメジャー昇格月に月間最優秀新人賞を受賞した。

その後も、レギュラーとして十分な活躍を見せ、ケガでチームを離れていたジェド・ラウリーを3Bに追いやる。優勝争いを繰り広げたチームの欠かせない主力の1人となり、ポストシーズンでも2本塁打を打つなど、1年目からあふれる才能を見せつけた。最終的なスタッツは.279/.345/.512、22本塁打だった。

新人王に輝いたのも納得な成績を残したコレアの素晴らしい点は安定感にある。打率は多少の上下はあるものの毎月必ず5本以上の本塁打を打ち、.800以上のOPSをマーク。また、アメリカン・リーグのチームの中でワーストのK%をマークしたアストロズ打線の中で、18.1%と平均以下のK%に抑えられたのも賞賛に値するだろう。対左投手、対右投手の両方ともOPS.800以上をマークし、左右関係なく打つことができることも、打線を組む首脳陣からすると心強い。

これらのことも含め、打力は既にメジャーのSSでも最高クラスにあることはメジャーのSS最多の22本塁打を打ったことが物語っている。守備では度々好プレーを見せたがDRS±0、UZRは-の数値となった。

 

ランス・マカラース:RHP

カラースは2012年にアストロズに指名された右投手。最速98マイルの速球と小さく鋭く曲がるスライダーのようなカーブで投球回以上の三振を奪うピッチングスタイル。コントロールに難があり、投球回の半分ほど四球を出してしまうことが長いイニングを投げられない原因となっていた。同じ名前の父親も元メジャーリーガー。

 

 

今シーズン、マカラースは開幕をAAで迎えていたが、1ヶ月でAAAをスキップしメジャーに昇格した。初先発の試合ではアメコミの「バットマン」のマークをかかと部分にあしらったスパイクで登場し話題となる。

肝心のピッチングでも、平均94マイルの速球と平均84マイルのカーブで緩急をつけ、マイナー時代と変わらず大量の三振を奪っていた。7月まではダラス・カイコとチームの先発の2本柱の活躍を見せていたが、8月最初の登板で1回持たず6失点と疲れを見せ始め、一度休養の意味も込めてAA降格となった。復帰後は勝ち星こそ1つしかつかなかったものの早い回から崩れることはなくなった。最終的なスタッツは22試合に先発し125.2回を投げ、防御率3.22だった。

勝ち星に恵まれず6勝7敗となったが、勝敗が逆でもおかしくはない成績だった。K/9=9.24はアメリカン・リーグの100回以上投げたルーキーの中で1位、HR/9=0.71は同2位と、相手を圧倒する投球を1年目から披露した。コントロールの悪さも改善され、BB/9=3.08とメジャー平均より少し高かったものの、去年のBB/9=5.20だったことを考慮すれば十分な数字だろう。一部では投げさせ過ぎと心配する声もあるが、一度休養を挟んでいるので来シーズンに響く可能性は高くないだろう。

 

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