2016 MLB Draft Pre-Ranking 11~30

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2016年度のMLBドラフト候補生を評価することが、本ランキングの目的である。計50名のドラフト候補生を簡易なレポートと共に読み解いていこう。

1~10/11~30/31~50

11. ニック・バンクス:OF テキサスA&M大学

バッティングにて高評価を得ており、アベレージも残しつつ、10~20本塁打も打てる素材。引っ張り専門から広角に打てるようにアプローチを変えたが、これが原因でスイングが硬くなってしまったとも。かなりがっしりとした体形だが足は遅くなく、むしろ平均より上。現在のアプローチのまま、メカニクスを柔軟にすることが出来れば評価はより上がるだろう。

12. ジョシュ・ロウ:3B/RHP ポープ高校 コミットメント:フロリダ大学

マウンド、打席、フィールドのいずれでも身体能力の高さを随所に見せるタレント。投手としてはクリーンなデリバリーから最速95マイルの速球を投げ、変化球もまずまず。野手としてはプラスのパワーポテンシャルを秘めており、守備も強肩とグラブさばきのよさで高評価を得る。よりハイシーリングなのは、野手として育てることだろう。

13. ボビー・ダルベック:3B アリゾナ大学

パワーはクリス・ブライアント(CHC) とも比べられるスラッガー。どの球場でもスタンドまで持っていくことができ、パワーヒッターの少ない来年のドラフトクラスの中では貴重な存在。変化球に脆さを見せ、三振の数も多い。肩は非常に強く、大学ではリリーバーとしてマウンドに上がることもある。スピードは平均を大きく下回る。

14. コナー・ジョーンズ:RHP バージニア大学

今年のドラフトで指名されたネイサン・カービー(MIL)がケガをした際、そのスポットに入り先発し評価を上げた。速球は90マイル前半、これに3つのブレーキングボールを交えるピッチングスタイル。他の大学生投手よりもシーリングは低いがソリッドなタレント。

15. ノーラン・ジョーンズ:3B ホリー・ゴースト高校 コミットメント:バージニア大学

6フィート4インチ200ポンドたるフレームの持ち主。スムーズなスイングから生まれるバットスピードは強烈でパワーポテンシャルを大いに秘めている。しかし、そのパワーを試合で生かすには投球に対する理解が必要か。コリー・シーガー(LAD)と比較する声も多い。

16. マット・クルーク:LHP オレゴン大学

2013年ドラフトで全体35位指名を受けた逸材。大きく曲がり落ちるカーブに定評があり、速球も96マイルを計測したこともある。しかし、トミー・ジョン手術を受けたことで大学ではほとんど登板の機会がなかった。そのため、まだ球速やコントロールがどれほどのものなのか評価が定まっていない。健康で手術前の実力を発揮できれば全体10位以内の指名もありうる。

17. カーター・キーブーム:3B ウォルトン高校 コミットメント:クレムゾン大学

父親は元メジャーリーガーで、兄は現役のマイナーリーガーという野球一家の一員。家族の中では最も優れたバッターであり、広角にラインドライブを飛ばすことができる。今年の夏にパワーポテンシャルも平均以上あるということを見せ評価を上げた。守備は現時点ではSSだが、レンジの広さは3B向き。

18. ニック・センゼル:3B テネシー大学

この夏のケープコードリーグで数々の打撃タイトルを総なめにし、一気に評価を上げた5ツールプレイヤー。元々ヒッティングの能力は高い評価を受けていたが、それにパワーも加わりスカウトたちの目に留まった。がっしりとした体形だが見た目以上に足は速い。守備位置の3Bは暫定的なもので2Bでもプレーは可能。

19. ダルトン・ジェフェリーズ:RHP カリフォルニア大学

6フィートと小柄で速球も常時90マイル前半だが、空振りを奪えるカーブと果敢にストライクゾーンへ攻めていくスタイルで高評価を得る。ソニー・グレイ(OAK)と似たタイプだが、メカニクスはグレイよりも力みがない。元内野手だけあって守備は上手い。非常に強い闘争心の持ち主。

20. ウイル・ベンソン:OF ウェントミスター高校 コミットメント:デューク大学

ジェイソン・ヘイワード(現在FA)とよく比べられるポテンシャルの持ち主。打撃では底知れないパワーポテンシャルを秘めているが、打席でのメカニクスをよくマイナーチェンジするため、安定して試合でそのパワーを発揮することができていない。今年の夏に行われたU18の大会中にもマイナーチェンジをしていた。スピードと肩は平均以上でRF向き。

21. イアン・アンダーソン:RHP シェネンデホワ高校 コミットメント:バンダービルト大学

非常にクリーンなデリバリーの持ち主。速球は90マイル前半だが、170ポンドと非常に細身で、将来6フィート3の身長に見合う体重になった時の球速上昇が見込める。現在、信頼できる変化球はカーブのみだがチェンジアップもいずれは平均以上のクオリティになるとの見込みが多い。

22. ドリュー・メンドーサ:3B レイク・ミネオラ高校 コミットメント:フロリダ大学

ノーラン・ジョーンズと共にフロリダでは有名なプロスペクト。身体能力の高いアスリートでバスケットボールの選手としても優秀。打撃ではラインドライブを広角に飛ばす中距離打者だが、スイングの軌道は少しアッパー気味でホームランも多く打てると見る向きも多い。3Bの守備もしっかりとしたグラブさばきと強肩で評価は高い。

23. ザック・コリンズ:1B/C マイアミ大学

パワーだけなら今ドラフト最高クラスのスラッガー。大学1年生のシーズンからすでに2桁本塁打を放っており、打率も.300近く残している。しかし、現在守っているCのポジションでの守備は上手いとは言えず、現時点で多くのスカウトが1B転向を既定路線としている。

24. フォレスト・ウィットリー:RHP アロマ・ヘイツ高校 コミットメント:フロリダ大学

6フィート6、253ポンドたるフレームから90マイル中盤の速球を投げ、今年の夏に評価を上げた。速球のスピードが回を追うごとに遅くなる傾向が顕著だったが、増えつつある体重でそれをカバーできるとの見方も。カーブ以外の変化球のクオリティを上げる必要がある。

25. ウィル・クレイグ:1B  ウェークフォレスト大学

コリンズに負けるとも劣らないパワーを持つスラッガー。今年の大学のリーグでシーズン長打率.702を残すほど。打撃も大味ではなく、BB/K=41/24とアプローチも優秀で、このタイプの打者にしては三振が少ないのも魅力。守備位置が1Bのみでなければ全体10位以内の指名も夢ではなかった。

26. ミッキー・モニアック:OF ラ・コスタ・キャニオン高校 コミットメント:カリフォルニア大学

スピードとディフェンスで高い評価を得ており、将来CFに残ることも可能な逸材。走塁センスも高い。打撃でもコンタクト能力に優れ、二塁打を量産するラインドライブヒッター。パワーポテンシャルは平均レベルなのが惜しいところ。

27. マイク・シャワリン:RHP メリーランド大学

サイドスローとメガネが特徴のハイフロアーなタレント。速球は90マイル前半程度だが、スライダーとチェンジアップの評価は高い。コントロールもよく、難なくストライクゾーンにボールを集めることができる。アップサイドは欠けるが、メジャーには早く昇格することができるタイプ。

28. オースティン・バーグナー:RHP ウィンダミア高校 コミットメント:ノースカロライナ大学

最速96マイルの速球が武器のハイシーリングなタレント。大きく曲がるカーブは高評価を得ているが、チェンジアップはまだ発展途上。一度体を沈ませ、そこから肘を上げることなくそのまま投げるという独特なデリバリーで、非常にボールの出どころを分かりづらくしているが、反面このデリバリーに不安を持つスカウトも多い。

29. ヘスス・ルザルド:LHP ストーンマン・ダグラス高校 コミットメント:マイアミ大学

夏のスキルショーケースで存在感を示した、205ポンドとがっしりとしたフレームを持つサウスポー。球速は90マイル前半だがよく動き、スライダー、チェンジアップの変化球の評価も高い。 コマンドにも優れており、高校生ながらしっかりと試合を作るピッチングができる。

30. ブライアン・レイノルズ:OF バンダービルト大学

ヒッティングに優れたスイッチヒッター。ヒッティング能力は今ドラフト最高とも言われアプローチも悪くないが、パワーは平均かそれ以下。スピードもあり、守備でもいい動きを見せるが、肩が非常に弱いため将来はレフトへ移ることが濃厚。

Text by Ryota OOKAYA
写真: https://flic.kr/p/uLPWn7


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