Look Back 2010 BA Prospect Ranking~Part 2~

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ジャーリーグを語るに際して決して忘れることのできないプロスペクト。見事に期待に応えてスタープレーヤーへと成長を遂げる選手もいれば、メジャーの舞台に辿り着くことすらなく消えていく選手も少なくない。ここでは2010年版のBaseball America発表のプロスペクトランキングTOP100から数人を取り上げて、彼らの辿った軌跡を振り返ってみたい。

No.1:ジェイソン・ヘイワード/No2:スティーブン・ストラスバーグ/
No3:ジャンカルロ・スタントン/No4:ヘスス・モンテロ/
No7:バスター・ポージー

  • No1:ジェイソン・ヘイワード:ATL→CHC,OF→OF

 

PAST: 2007年のドラフトで地元ブレーブスに全体14位で指名されたヘイワードは、そこから3年間でルーキーリーグから3Aまで一気に駆け上った。2008年にAで.323/.388/.483というスラッシュラインを残すと、当時から既に定評のあった守備と、15盗塁を記録したスピードでも評価され、シーズン後のMLB.comプロスペクトランキングではマイナー全体で3位にランクインした。

翌年も主にA+と2Aで安定した成績を記録し、2010年のシーズン前にはBA誌のみならず、ESPNやMLB.comの記者からもナンバーワンのプロスペクト評価を受けるまでになった。

そして、2010年のシーズン開幕前には20歳にしてブレーブスの40人ロースターに加わり、スプリングトレーニングでもチーム内でOPSトップと結果を残すと、シーズン開幕戦にライトのスタメンとして起用されることになる。

NOW: そうして迎えた2010年シーズン、ヘイワードは4月と5月の活躍で自らの評価が決して過大なものではないことを自ら証明した。まず開幕戦でいきなりホームランを放つと、この2ヶ月間でOPS.988&10HRと評判通りの活躍を見せ、2ヶ月連続でルーキーオブザマンスに輝いた。しかし、この後のシーズンは親指の怪我に苦しみ、復帰後はシーズン当初ほどの打棒を見ることは出来なかった。

それでも、シーズンを通して142試合に出場し、18HR&OPS.849を記録。新人王投票ではバスター・ポージーに次ぐ2位にランクイン。アベレージを残しただけでなく、四球数はメジャー4位と選球眼も見せつけ、またマイナー時代から注目されていた守備でもDRS15と一年目は見事に期待に応えてくれたと言えるだろう。

しかし、背中や肩の痛みに苦しんだ2011年シーズンは一転してスランプに陥り、128試合の出場にとどまっただけでなく、すべての打撃部門で前年度より成績を落とした。その後、2014年までの3シーズンでは2011年ほどのスランプこそないものの、初年度のOPS.849を越える年もなく、打撃に関してはマイナー時代の評判を上回るほどのものとは言えない。

彼が評価を受けているのはむしろ守備の方だ。毎年DRSとUZRは20前後という大変素晴らしい数値を記録しており、実際に2012年、2014年とゴールデングラブ賞を受賞、同年にはフィールディング・バイブル・アワードにも選ばれている。ヘイワードの守備はほかの外野手より深く守っているのが特徴的だ。とにかくボールを追うのが上手く、それによりかなりの長打を防いでいる。

2014年11月にカージナルスにトレードされ、新天地で迎えた2015年シーズンはキャリアハイの打率.293を残し、守備でも自身三度目となるゴールデングラブ賞を獲得。オフにFAとなり、その守備やまだ26歳という若さで市場の目玉選手の一人として注目されていたが、12月にオプトアウト条項付きではあるものの、カブスと8年$184Mで契約を結んだ。今年大躍進を遂げ、リーグ優勝まであと一歩のところまで近づいたカブスで、ヘイワードがどのような活躍を見せるかは来季の注目である。

 

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