Look Back 2010 BA Prospect Ranking~Part 2~

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  • No.4:ヘスス・モンテロ:NYY→SEA,C→1B

 

PAST:2006年の海外FA選手の中では最高の打者と評価され、7月に契約金$1.6Mでヤンキースと契約。翌年にルーキーリーグで打率.280を記録するなど結果を残し、2008年にはスプリング・トレーニングに招待された。その年はAで.326/.376/.491と大活躍。球団内で2位のプロスペクトと評価される。その後もマイナーで順調に成績を残し、2010年開幕前のプロスペクトランキングでは全体で4位のトッププロスペクトとなる。

マイナーでは他に並ぶ選手がいないと評されたパワーだけでなく、選球眼とバットコントロールにも優れており、打撃はケチのつけようがない内容で、どこのポジションであろうともオールスター級のバッターになれると言われていた。ただ、守備に関してはキャッチャーにしては6フィート3インチの体格は大きすぎで、敏捷性がないと常に疑問視され続けていた。しかし、マイナーで経験を積むにつれて、盗塁阻止率が改善するなど守備でもかなりの進歩を見せていた。

2011年の開幕からメジャーで正捕手を務めさせ、ホルヘ・ポサダをDHに転向させるというプランもあったものの、2010年オフにラッセル・マーティンの補強に成功したことによりその計画は見送られることになる。

NOW:開幕ローテ入りこそ出来なかったが、その年のセプテンバー・コールアップで無事メジャーデビューを果たし、18試合の出場ながら4HRを放つ。打率.328をマークし、期待にそぐわない成績を残した。その年のオフに、過去2年間得点最下位に沈み、バッターの補強が急務であったシアトル・マリナーズへマイケル・ピネダ&ビセンテ・カンポスとトレードされる。その際にヤンキースGMであるキャッシュマンは「今まで私がトレードした中で、おそらく最も素晴らしい選手であろう」というコメントを残している。

マリナーズ初年度は、新人王候補となるまでの活躍こそ出来なかったものの、135試合に出場し打率.260&15HRを記録。しかし、翌年以降さらなる飛躍を期待されていたモンテロであるが、この年からプロスペクト時代の輝きを急速に失ってしまう。

2013年シーズンは開幕29試合で打率.208と不振を極めて、3Aに落とされた上にそこでも結果を残すことはできなかった。守備でも盗塁阻止がなかなか出来ず、ファーストに挑戦することになる。そして、6月には左半月板損傷で手術が必要となり、一か月間の離脱。それだけに留まらず、8月にバイオジェネシス・スキャンダルで50試合の出場停止を受け、シーズンは終了した。

2014年シーズンは、スプリング・トレーニングにベスト体重を18キロ上回った125キロで現れ、ズレンシックGMは「彼には何一つ期待していない」と辛辣なコメントを残した。シーズンでもOPS.839と好成績を残しながらほとんどを3Aで過ごし、唯一話題になったのは8月にマリナーズのスカウトと乱闘騒ぎを起こした「アイスクリームサンド事件」のみで、この事件により残りの試合は全て出場停止を食らうことになる。

2015年シーズンは3Aで打率.355&18HRを記録し、7月にメジャー昇格。当初は3割をマークするほどの好調であったが、9月にスランプに陥り、結局は2割前半まで落ち込んでしまった。

このように、期待されていた成績は残せていないモンテロであるが、来年は彼にとってチャンスの年になるかもしれない。2015年ファーストのスタメンであったトランボがトレードされ、代わりに獲得したのは対右に強いが、対左には弱いアダム・リンド。一方でモンテロは対左ピッチャーに対して、通算で打率.292と相性が良く、プラトーンで起用される可能性もあり得る。2014年からマイナーでは好成績を残しているので、今年こそは、と期待したい選手である。

 

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