Look Back 2010 BA Prospect Ranking~Part 2~

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  • No.7:バスター・ポージー:SF→SF,C→C

 

PAST:2008年に全米大学野球のMVP賞であるゴールデンスパイク賞を受賞し、その年のドラフトでジャイアンツから全体5位指名を受ける。大学入学時はショートで、キャッチャーを始めたのは大学2年生の時だったが、順調にポジションに慣れ、ドラフト時には打撃でも守備でもトップの評価を受けるキャッチャーにまで成長した。

2009年には、A+と3Aで共にOPS.900以上をマークすると、9月には正捕手ベンジー・モリーナが怪我したことに伴いメジャー昇格を果たす。

最も評価されていたツールは打撃であり、平均以上のバットスピードで広角に打ち返すことが出来るとのスカウト評であった。また、パワーはそこまではないものの、メジャーで20HRは期待できる。守備でも元々ショートということもあり、身体能力に優れているのでキャッチャーとしての基本動作は全て平均以上のものがあり、最速94マイルと肩も強く、実際に2009年にはマイナーで盗塁阻止率46%を記録している。

2010年の途中から正捕手として起用されると目されており、特に今すぐにでも通用すると言われたほどのバッティングは注目の的であった。

NOW: 開幕こそ3Aで迎えたポージーであるが、5月末にはメジャー昇格を果たす。当初はファーストとしての起用がメインであったが、6月までに打率.289とある程度の結果を残すと、7月からはキャッチャーとしての出場が多くなる。同月は.417/.466/.699のスラッシュラインを残す大活躍で、ルーキーオブザマンスとプレイヤーオブザマンスのダブル受賞を果たした。結局、このシーズンは108試合に出場し、打率.305&18本塁打と大活躍し、新人王を受賞。チームも56年ぶりのワールドシリーズチャンピオンとなる。

順風満帆かと思われたポージーの野球人生であったが、新人王を獲得した次のシーズンに彼を悲劇が襲う。5月25日のマーリンズ戦で、本塁でのクロスプレーの際にスコット・カズンズからタックルを受け、左下腿の腓骨骨折と左足首靱帯断裂の重傷を負い、シーズン絶望どころか一時は選手生命すら危ぶまれることとなった。翌年に無事復帰を果たすことは出来たものの、このプレーをきっかけとして、2014年からMLBではキャッチャーの本塁ブロックは禁止されることとなった。

このような事件こそあったものの、復帰した2012年には打率.336&24HRを記録し、首位打者を獲得。さらに、シーズンMVPとカムバック賞をダブルで受賞した。チームも2010年以来の世界一に輝く。以降も非常に安定した成績を残し続け、2014年には自身3つ目のリングを獲得している。2013年にはチーム史上最大額となる8年$167Mで契約延長を果たしている。ポージーは今後も間違いなく、ジャイアンツそしてMLBの顔として活躍し続けるであろう。

Text by Nobunari MATSUMURA
写真: https://flic.kr/p/cmKAsj

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