開幕延期した時間を使うには野球ファンはどうすれば良いのか
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2016 Team Preview : アリゾナ・ダイヤモンドバックス

- 予想ローテーション&リリーフ
SP ザック・グレインキー:RHP
昨シーズン、メジャー全体で最も優秀な防御率を残した投手。1年間ローテーションを守り、222.2イニングを投げた。 コントロールがよくここ2年のBB/9=1.8と非常に安定しており、滅多に本塁打を打たれることもなく、全く隙がない。今オフは過去3年間在籍し、その間に好成績を残していたLADとの契約のオプションを行使せず。FAとなりARIとより高額な6年206.5Mの契約を結んだ。FAとなったのはフィールド内外で問題が多いヤシエル・プイグと同じチームにいたくないからとも言われており、いかにもグレインキーらしい理由だった。
SP シェルビー・ミラー:RHP
今オフのトレードで加入した。昨シーズンは205.1イニングを投げ、防御率3.02と優秀な成績を残したが、勝ち運に恵まれず6勝17敗に終わった。STL時代は極端なフライ系だったが、昨シーズンはツーシームとカッターを多く投げるようになり、GB%を平均レベルにまで上げ被本塁打の数を減らすことに成功した。ただ、前半戦の防御率2.38だったのに対し、後半戦の防御率3.83となっており全く不安がないということではない。新しチームになじんでいるようで、パトリック・コービンのフォームがお気に入りのよう。
SP パトリック・コービン:LHP
昨シーズンにトミー・ジョン手術から復帰し16試合に先発した。トミー・ジョン手術から復帰してすぐは本調子になかなか戻らないことが多いが、コービンは復帰前と同じかそれ以上の球威とコントロールを見せており、今シーズンもこの調子でいけばエース級の成績を残せるかもしれない。守備も上手く3年連続でDRSでプラスの数字をマークしている。
SP ルビー・デラロサ:RHP
最速100マイルのストレートが武器の剛腕。ARI1年目だった昨シーズンは開幕からシーズン終了までローテーションを守った。しかし、32先発で188.2イニングしか投げれず、6回まで持たずに降板する場面が多く、防御率も4.67とイマイチ。コマンドが甘くいので一発をくらう傾向が強く、HR/9=1.53はメジャーワースト2位。ゴロを打たせるために投げ始めたツーシームは右打者には有効だったが、左打者には全く役にたたず被長打率.684。昨シーズンはこれを右打者より左打者の方に10%ほど多く投げていた。投球の組み立てを見直す必要があるだろう。
SP ロビー・レイ:LHP
昨シーズン、ルーキーながらも23試合に先発し、127.2イニングを投げ、チームの投手陣トップのfwarをマークした。 投球の60%以上がストレートで奪三振のうちの半分以上は、ストレートで奪ったものだった。このストレートのコマンドがいいので打者に手を出させず見逃し三振に取ることも多い。このストレートとスライダーを主に投げ、チェンジアップはそれに交える程度でしか投げない。この春はチェンジアップの改善に取り組み、アーチー・ブラッドリーとの5番手争いではかなりリードしている。
*SP アーチー・ブラッドリー:RHP
なかなかメジャーで結果が残せないトッププロスペクト。度重なる故障にコマンドの悪さ、変化球の乏しさが災いし、マイナーでもイマイチな成績に終始してしまっている。昨シーズン待望のメジャーデビューとなったが、カルロス・ゴンザレス(COL)の打球を顔面に受けるといった事態にも見舞われた。スプリングとレーニングの結果次第でローテーション入りもあり得たが、レイにかなり遅れを取っている。
RP アンドリュー・チェフィン:LHP
昨シーズン、メジャーに定着しチーム最多タイの登板数とイニングをマークした。三振を多く奪うタイプでもなく、四球を滅多に出さないようなコントロールの持ち主でもないが、最速96マイルのハードシンカーを武器にゴロを打たせることができる。昨シーズンのGB%=58.5%。そのため本塁打を打たれることも少なく、HR/9=0.36は高水準。BABIP.248と非常に低く、そこからの揺り戻しがこないかが不安な点。キングサイズのベッドやキッチン、大きなスクリーンのテレビを乗せたRV車で生活している。
RP ジョシュ・コールメンター:RHP
昨シーズンは先発として開幕を迎えたが12試合で防御率5.24と散々な成績だったためリリーフに転向させられた。リリーフでは32試合で防御率1.89と安定していたが、9/K、BB/9ともに大きな変化はなく、BABIPのみが急激に下がっているため今シーズンも同じような成績を望むことは難しいだろう。2014年から三振が奪えなくなっており、コントロール重視になっている。クラブハウスでニュートンやアインシュタイン、アルキメデスの物理学理論をチームメイトに講義している。
RP ダニエル・ハドソン:RHP
トミー・ジョン手術から完全復活となった昨シーズンは64試合に登板し、防御率3.86とまずまずの成績を残した。 手術前はそれほど三振が多くなかったが、昨シーズンはK/9=9.44と高水準。その代りBB/9は悪化しているがリリーフとして投げるなら必要なモデルチェンジだろう。リリーフ転向後はそれまでほとんど投げなかったツーシームを投げるようになった。術後のリハビリ中はTwitterで「Slap Hands」とツイートしチームを応援していた。
RP タイラー・クリッパード:RHP
オフに2年12.5Mで加入したベテランリリーバー。昨シーズンはOAKでクローザーとして開幕を迎えるも、チームが下位に沈んだことで夏場にNYMへと移籍。そこではセットアッパーとして投げていた。セットアッパーなら平均以上のレベルの成績を残せるがクローザーにすると途端に悪くなるタイプ。昨シーズンは最小限にとどめたもののセーブ失敗が10回あったシーズンもあるためセットアッパーに置くのが無難。極端なフライ系で通算のFB%=56.6%。本塁打の出やすい球場を本拠地とするだけに一抹の不安が残る。
CL ブラッド・ジーグラー:RHP
昨シーズン、5月からクローザーに就任し30セーブをマークした変則右腕。三振を奪うことではなく、80マイル後半のシンカーでゴロを打たせることに特化しており、昨シーズンのGB%=72.8%はメジャー全体で2位の数字だった。そのため滅多に本塁打を打たれることもなく、68イニングでわずか3被本塁打だった。 今シーズンはキャリアで初めて開幕からクローザーの役割を任せられるが、やることは変わらないと既に風格を漂わせている。今シーズン終了後にFA。
Text by Ookaya Ryota
本拠地図面:Yakyujo.com
写真: https://flic.kr/p/FbkhFa
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