Weekly Report:Week-4

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3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-4のキーワードは「PED」「ニューヨーク・メッツ」「先発デビュー」だ。

 

  • PED

ーズン開幕直後からなかなか調子の上がらなかったマイアミ・マーリンズが、アウェイでロサンゼルス・ドジャースからスイープを決めたその日、あることが発覚した。チームの中心選手であるディー・ゴードンがテストステロンとクロステボルというPEDの一種を使用していたことが薬物テストで明らかになったのだ。これを受けてMLBは即刻ゴードンに80試合の出場停止を課す運びとなった。

ゴードンは2011年にドジャースでメジャーデビューを果たし、14年のオフにマーリンズへとトレードされた。昨シーズンはマーリンズで.333/.359/.418たるスラッシュラインを残し首位打者と盗塁王のタイトルを獲得。さらに、この活躍を認められ昨オフには5年50M+1年のチームオプション付きの契約を手にしていた。

 

 

今回のPED使用発覚でゴードンは、昨シーズン獲得した2つのタイトルが剥奪され、今シーズン分のサラリー3Mの半額を失う可能性がある。

今回のゴードンの件でPEDの使用が発覚したのは、今シーズンが始まってから3人目。そのうち、トロント・ブルージェイズのクリス・コラベロはまだ使用を認めておらず、MLBの処分に異議を唱える姿勢を見せている。コラベロの件はまだはっきりとしないためここでは言及しないこととする。もう1人のPED使用が発覚した人物は、ルール5ドラフトでフィラデルフィア・フィリーズに指名されていたダニエル・スタンプだ。

このスタンプとゴードンの共通点はPED使用後のサラリーの上昇だ。スタンプはPEDを使用し自分の能力を実際以上によく見せることで、ルール5ドラフトで指名される。晴れてマイナーリーガーからメジャーリーガーへと昇格を果たした。しかも、ルール5ドラフトでの加入なのでそう易々とロスターから外れることもない。かくしてスタンプは80試合の出場停止を受けたにも関わらず、マイナーリーガーの安月給を大きく上回るメジャーの最低年俸のサラリーの一部を受け取りさらには今後もマイナー時代のサラリーよりも多くの金額を受け取れる可能性がある。

もし、ゴードンが昨シーズンからPEDを使用していた場合も、金額や制度上の違いもあるが、やっていることはスタンプとそれほど変わりないようにも見える。PEDの力を借りて絶好調のシーズンを過ごした後に大型契約を結びその分の金額を受け取る。これはスタンプのやっていることと何ら変わりはない。

ニューヨーク・ヤンキースのジョー・シラルディ監督もPED使用の最大のインセンティブは金銭的なものだと話している。14年に決められたPED使用者への罰則は十分重いものだが、それでもPED使用者は後を絶たない。使用する理由が金銭的なものならばそこに重点を置いて罰則を規定してはどうだろうか。

 

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