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  • 控え投手

アンソニー・バンダ(ARI):RHP
スムーズなデリバリーから動く速球とカーブで三振を多く奪うハイフロアーなタレント。昨シーズン奪った152三振はARI傘下の投手の中では最多だった。70マイル前半のカーブはタイミングを外すのに有効な球種。課題だったチェンジアップも改善の一途をたどっている。球速が常時90マイル前半のため球威不足が懸念材料。 今シーズンはAAで76.1回を投げ防御率2.12、84奪三振と好調。

フィル・ビックフォード(SF):RHP
98マイルに達するフォーシームを投げることができるが、試合で投げる速球は90マイル前半のツーシームがほとんど。これにスライダーとチェンジアップを交えるピッチングスタイル。ビックフォード最大の特徴はボールの出どころが見にくいメカニクス。上体を後ろに反らすとすぐに腕が出てくるため打者はタイミングが取りづらい。このメカニクスをどれほど安定させることができるかが成功へのカギ。

J.T.シャグワ(MIN):RHP
最速100マイルに到達する速球が最大の武器のリリーバー。スライダーとチェンジアップは平均レベルだが目線を変えたりカウントを取る程度には使えるボール。コマンドはアバウトだが最低限のコントロールは有している。メンタルはクローザー向きとも。 シーズンで50イニング以上投げたことがなく、耐久性には疑問符がつく。メジャーデビュー済。

カーソン・フルマー(CHW):RHP
昨年のドラフトで全体8位の指名を受けた先発投手。 常時90マイル中盤の速球とパワーカーブのコンビネーション。チェンジアップのクオリティも低くはないが試合で使う頻度は少ない。早送りのようにせかせかと動く力感の強いメカニクスが原因となって今シーズンはコントロールに苦しんでおり、BB/9=5.3。防御率も5.38と結果を残せていない。

ジョシュ・ヘイダー(MIL):LHP
CHWのエース、クリス・セールとも比較されるサイド気味のアングルから投げる姿が特徴。よく動く球速は最速97マイルに届く。この速球で果敢に内角を攻めていくピッチングスタイル。スライダーとチェンジアップの評価はそれほど高くなく先発として成功するにはこの2球種の改善が必要か。被本塁打の少なさもウリ。

ジョー・マスグローブ(HOU):RHP
コマンドに秀でたハイフロアーなタレント。クリーンで力感のないデリバリーは安定しており、このデリバリーのおかげでコントロールを乱すことがなくマイナー通算のBB/9=1.1。速球の球速は90マイル前半であることがほとんどだが必要に応じて95マイルの速球も投げることができる。スライダーやカーブ、チェンジアップといった変化球のクオリティはずば抜けているわけではないが、どの球種もコマンドよく投げることができるので打者の空振りを誘うことができる。

ネイト・スミス(LAA):LHP
4球種をコントロールよく投げ分ける技巧派。速球の球速は90マイル前半が最速だが、この速球にクオリティの高い空振りを奪えるチェンジアップ、カーブ、スライダーを交えて緩急をつけるピッチングスタイル。どのボールもストライクゾーンに集めることができるため長い回を投げることが可能。すごみはないがローテーション下位やスイングマンとして起用すると光るタイプ。

ライン・スタネック(TB):RHP
最速100マイルに届く速球が魅力の大型投手。2013年に全体29位指名を受けてプロ入りを果たすも股関節手術の影響でドラフト年は登板せず、翌年に復帰。2015年にはフルシーズン投げており健康面での不安はある程度消えている。スライダーの評価は高いがカーブ、チェンジアップはイマイチ。コントロールもばらつきが激しく先発としてメジャーで投げられるかは微妙なライン。短いイニングを全力で投げる方が向いているかもしれない。

アミーア・ギャレット(CIN):LHP
ゆったりとしたデリバリーから90マイル中盤の速球を投じる。高校時代はバスケットボールもプレーしており身体能力の高さは折り紙付き。ドラフト時から20ポンドほど増えたことが速球の球速の安定につながっている。スライダー、チェンジアップともにプラス評価を得ているが、時折スライダーは単調に、チェンジアップは力んで投げてしまうことがある。コントロールは平均程度。クイックが早く、盗塁を易々と許さない点は先発として投げるのに有利に働くだろう。昨年のフューチャーズゲームでも登板していた。
 

 

  • 控え野手

ウィリー・カルフーン(LAD):2B
昨年のドラフトの4巡目指名選手ながらもとんとん拍子で昇格を果たしているヒッティングプロスペクト。5フィート8(172cm)と非常に小柄ながらも力強いスイングで長打を量産する。将来はシーズン15本塁打も可能だろう。アプローチは悪くなくストライクゾーンをコントロールする能力もあるがAA昇格以降、出塁率は停滞気味。守備はお世辞にも上手いとは言えず将来はLFか1Bに回る可能性が高い。

カーソン・ケリー(STL):C
チャンス・シスコとは反対に守備の評価に打撃が追いついてきた強肩捕手。強肩でかつ送球も正確であるため盗塁阻止率は高く、今シーズンの盗塁阻止率は33%と高水準。スプリングトレーニングでマイク・マシーニー監督とヤディアー・モリーナから多くを学んだことも今後生きてくるだろう。打撃でも急成長を見せそれまで.200前半だった打率が今シーズンは.287。高打率になったが早打ちになったため四球は減った。

トラビス・デメリ(TEX):2B
高いポテンシャルをイマイチ発揮できていない ハイシーリングなタレント。2014年は低打率ながらも24HRを放ち周囲を期待させたが翌年PED使用が発覚し80試合の出場停止処分が科されていた。A+に昇格して迎えた今シーズンは打率.251ながらも74試合で20HRを放ち才能の片鱗を見せつけている。ボール球を振りに行くことが多く、三振数は四球数の倍以上となっている。今後どれほど洗練できるかがカギ。

ドミニク・スミス(NYM):1B
2ストライク以降もヒットを打つことができる優れたヒッティングツールが魅力。プロ入り以降どのクラスでも一定以上の打率と高出塁率を残しており、昨シーズンはA+のリーグのMVPにも輝いた逸材。小柄な体格ということもあってなかなかパワー面で目立った成績を残せず、昨シーズンまでの3年間で10本塁打だった。今シーズンはAAにおいて83試合で10本塁打と徐々に長打力も身に着け始めている。1B守備は非常に上手く将来のゴールドグラバーとの呼び声も高い。

アンドリュー・ベニンテンディ(BOS):OF
昨年ゴールデンスパイクアワードを 引っ提げてドラフト全体7位指名を受けたスター候補。小柄な体格ながらも平均以上との評価を受けるパワーが魅力。今シーズンは80試合に出場で6本塁打と本塁打数は鳴りを潜めているが26二塁打、10三塁打と全体的な長打数は相変わらず多い。アベレージをしっかりと残せるヒッティングツールも魅力でAAまでいずれのクラスでも打率は.280を下回ったことがない。

クリスチャン・スチュワート(DET):OF
プラスのパワーポテンシャルが光る外野手。バットスピードが速くどの方向にも長打を打つことができる。速球を強く叩くことができるが変化球に対しては脆さを見せる。大学時代から三振の多さが懸念され、プロのレベルに適応できるか心配されたが昨シーズンはR-Aの3クラスで好成績を残した。今シーズンもA+で80試合に出場し19本塁打と自慢のパワーツールを発揮しているが打率は.248と低迷。ただ、BB%=18.4%と四球を多く選び出塁率は.403となっている。スピードは平均以下で肩も弱いためLFに固定するのが無難。

 

Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/EnABmK

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