MLBの未来予測

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開幕延期した時間を使うには野球ファンはどうすれば良いのか

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 10-1

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動くフロント~選手だけじゃない移籍の話~ 第1回 アリゾナ・ダイヤモンドバックスの場合

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長かったMLBのシーズンもシカゴ・カブスの優勝で終わりを告げ、これからは毎日誰かがどこかに移籍していないかをチェックする日々が始まる。今オフは大物FA選手が少ないと言われているが、やはりその動向は気になるもの。

しかし、動くのは選手達だけではない。選手達を動かす人々もまた動いているのだ。そこで今回はフロントの人事を大きく変えた3球団について、この異動がどう影響するのか、新しく球団にやって来たのはどんな人物なのか、などについて3回に分けて取り上げていきたい。

今回取り上げるのはアリゾナ・ダイヤモンドバックスだ。

 

オフに行った大補強とその顛末

昨オフのダイヤモンドバックスは勝負に出ていた。FA市場最大の目玉だったザック・グレインキーと6年$206.5Mで契約を結び、アトランタ・ブレーブスからダンズビー・スワンソンらトッププロスペクトを駒にしてトレードでブレイクを果たしたシェルビー・ミラーを獲得。弱点だった先発投手陣にテコ入れを行った。

他にもFAだったタイラー・クリッパードと契約、A.J.ポロックと契約延長、トレードでジーン・セグラを獲得など、積極的に動いていた。

どのチームもいつかは優勝を目指して補強に本腰を入れる時がある。ダイヤモンドバックスは元々ビッグマーケットの球団ではなく、大型契約を結べるほどの財政的な余裕はないはずだった。しかし、ダイヤモンドバックスには心強い味方がいた。放映権料だ。

2015年の2月にFOXスポーツと新たに結んだ放映権に関する契約は20年間毎年$80Mの金額を受け取るというもの。この金額はそれまでの放映権料$31Mの約2.5倍。いきなり約$50M分財政的に余裕ができたのだ。

そして、その契約が始まるのが2016年。ここで勝負をかけに行くのもある意味当然である。トニー・ラルーサCEOとデーブ・スチュワートGMの元で行われたダイヤモンドバックス史上空前の大補強で目標は最低でもプレーオフ進出になっていたはずだ。

だが、そう簡単にはいかなかった。目玉のグレインキーはシーズンアウトしていた2006年を除くとキャリアワーストのイニング数と防御率をマーク。度重なる故障もあり、激しい非難の的となる。トッププロスペクト複数人と交換したミラーは昨シーズンのブレイクが嘘だったかのように打ち込まれ防御率は6点台、シーズン中にはマイナーに送られ、トレードの噂も流れた。ダブルエースと期待された2人がこんな調子では先発投手陣の防御率がメジャーワースト2位だったのもうなずける。

クリッパードしか補強しなかったブルペンは連日のように炎上し防御率はメジャーワースト4位。開幕前に契約延長したポロックは開幕12試合目で故障でシーズンアウトが決定。

野手陣にはこれほどの逆境を跳ね返すほどの力はなく、結果は69勝93敗。地区最下位は免れたもののメジャーの中でも最低なシーズンを過ごしたチームの1つになってしまったことは間違いなかった。

この責任を取らされる形でスチュアートGMは解雇された。スチュワートGMが決めた人事であるチップ・ヘイル監督も解雇となった。残ったトニー・ラルーサもCEOからチーフアナリスト兼アドバイザーへと格下げされチームの意思決定においての影響力は弱まった。スチュワートはチームに対して不満は語らなかったもののケン・ケンドリックオーナーとは性格が合わなかったとも言われており、今回の責任の大部分を取らされることになったと考えることもできる。

 

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