2017 Top 20 Prospects:トロント・ブルージェイズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ショーン・リードフォーリー:RHP
今シーズン、課題だったコントロールが改善されポテンシャルの高さに見合った成績を残すことができた。コントロールが良くなった理由としてコーナーを狙いすぎてデリバリーを崩すことがなくなった点を挙げている。90マイル中盤の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーションで大量の三振を奪うことができ、マイナー3年間のK/9=10.8。兄もTOR傘下のマイナーリーガー。犬好き。

2. ラウディ・テレズ:1B
6-4/220たる体格から生み出されるパワーで今シーズン23HRをマーク。パワーだけではなく、逆方向を意識してヒットを打てるスキルも兼ね備えている。プロ1年目こそ結果が残せなかったが、経験を経て、クラスが上がるごとに対応してきている。三振数を増やさず、四球数を増やしているのがその証拠になるだろう。スピードは皆無で守備も上手くない。 

3. T.J.ゾイク:RHP
16年ドラフト全体21位。6-7/ 225たる体格から投げる90マイル中盤の沈む速球とスライダー、カーブ、チェンジアップでゴロを打たせるグラウンドボーラー。ゴロを打たせるだけではなく、奪三振能力も高い。細かいコマンドはないが、ストライクゾーンに集めるだけのコントロールは有している。既に長い回をしっかりと投げることができており、現時点での完成度は高い。

4. ジョン・ハリス:RHP
散々な成績だったプロ1年目の昨シーズンから、建て直しに成功した15年ドラフト1巡目指名投手。昨シーズンまでのスリークォーターのデリバリーを改造し、上から投げ下ろすようになったことでコントロールが劇的に改善された。90マイルの沈む速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーションでゴロに打ち取る。アドバイスを活かさず、ダメになった選手を見てきたことで色んな人の意見を聞くようにしているため、今後壁にぶつかっても上手く対処できるだろう。

5. ブラディミール・ゲレーロjr:3B
今年殿堂入り投票の対象となるブラディミール・ゲレーロの息子。父親と似たスイングで長打を量産するスラッガー。今シーズン、3歳以上年上の投手と多く対戦し8HRは立派。父親と違いある程度ボールの見極めもできている。守備では現在3Bを守っているが、体格を考えると1B転向が濃厚だろう。

6. リカルド・ウレーニャ:SS
全てのツールをバランスよく持っている。スイッチヒッターだが、右打席の方がスイングが大きくなりがちで改善の余地がある。昨シーズンからHR数が半減したが打率は上がった。打率上昇は昨シーズンよりボールの見極めがよくなったからだが、それでもまだ三振数の割りには四球が少ない。守備ではエラーが多いがSSには留まれるとの見込みが強い。

7. ボー・ビシェッテ:3B
元メジャーリーガーのダンテ・ビシェッテの息子。バットを大きく後ろに引くスイングが特徴的で、タメが大きいためボールにパワーを伝えることができている。しかし、クラスが上がり、球速も速くなるにつれて速球に差し込まれる場面が増えるのではないかという見方もある。守備ではSSを守るには体重をつけすぎており、スピード、アームともに平均以下のため将来は2Bに移るだろう。 

8. エンジェル・ペルドモ:LHP
デセプションに優れたデリバリーから投げる90マイル前半の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。課題だったコントロールも速球のコマンドが改善することで年々よくなっている。徐々に体重を増やしており、今後も球速が上がる可能性がある。

9. アンソニー・アルフォード:OF
身体能力の高さが光るアスリート。つい最近まで本格的にアメフトをやっていたという、スピードは本物で今シーズンも18盗塁をマークした。膝の故障と6月にチームメイトと衝突し脳震盪を起こした影響か、打撃は低調で打率は.240を下回った。四球を多く選ぶが、それ以上に三振数の多さが目立つ。大学時代に銃を乱射したことがあるメンタルは不安要素。

10. ハロルド・ラミレス:OF
ドリュー・ハチソン(PIT)のトレードで加入。バットスピードは平凡だが、スムーズで無駄のないスイングで広角に打球を飛ばすことができる。体重を増やして今シーズンに臨んだが、長打は増えず、スピードが落ちてしまった。スピードが落ちたことでCFを守るのも厳しくなり、LF専門になる見込みが強くバリューは大幅に落ちるだろう。コロンビア出身。

11. フランシスコ・リオス:RHP
速球のスピードは90マイル前半が最速だが、デセプションに優れたデリバリーのおかげで空振りを奪うことができる。スライダー、チェンジアップ、カーブの変化球はまだまだ発展途上。現時点ではスライダーが一番使えるボール。ストライクゾーンを果敢に攻めていくピッチングスタイルのため、四球を出さず、球数も少ないので長い回を投げることができる。

12. ジャスティン・ミーズ:RHP
球速以上に威力のあるシンカーが武器。90マイル前半程度のシンカーでゴロを打たせて取るグラウンドボーラー。ブレーキングボールのクオリティがそれほど高くないため三振を奪うことができていないが、スライダー、チェンジアップは向上の一途を辿っている。20歳ながら素晴らしいコントロールの持ち主で今シーズンのBB/9=1.6。

13. ライアン・ボルキー:LHP
今シーズンは速球のコマンドに磨きをかけ、アウトピッチのチェンジアップをより活かすことができAでは素晴らしい成績を残した。しかし、A+では打ち込まれ、スライダーの精度改善が必要となってくるだろう。

14. マックス・ペンテコスト:C
昨シーズン故障でシーズンアウトとなっていたが、今シーズン復帰し1巡目指名選手として最低限の成績を残した。Cとしては平均以上の打力を持っており、将来は15HRをマークすることも不可能ではない。肩の故障で投げることが満足にできなかったため、今シーズンはほとんどがDHとしての出場だったが、リハビリを経るにつれて徐々に元の状態に戻りつつあるとのこと。

15. エミリオ・ゲレーロ:3B
あるスカウト曰く見ていて最もイライラするプロスペクト。持っている能力と実際のプレーの差が激しいのがその原因だったが、今シーズンは実際の成績でもいい数字を残すことができた。平均以上と言われていたパワーポテンシャルがようやく試合でも発揮されるようになり、13HRをマーク。守備ではかつてのようにSSを守ることはないが、3B/OFならこなすことができるだろう。 

16. リース・マグワイア:C
ドリュー・ハッチソン(PIT)のトレードで加入。21歳にして捕手に必要なものをほとんど兼ね備えているような選手で、手首の柔らかさや、肩の強さ、リーダーシップは既に高い評価を受けている。問題なのは打撃で、1年目のR以外ではOPSは常に.700を下回っている。守備だけでもメジャーに昇格できるが、レギュラーとして活躍するには厳しいかもしれない。

17. ライアン・マクブルーム:1B
6-3/230たる体格から生み出されるパワーが魅力。今シーズンも23HRを放った。ポップフライを打ち上げることが多い点と今シーズンになって三振が増え、四球が減った点は懸念材料。打撃以外は平均以下。今シーズン23歳でA+とそれほど若くなく、他の選手に比べて残されている時間は多くない。左投げ右打ち。 

18. コナー・グリーン:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。本来はまっすぐにホームプレートへと体を向けるデリバリーでストライクゾーンにボールを集めるピッチングが持ち味だが、今シーズンは四球を与える回数が増えてしまった。それでも本人はそれほど気にしておらず、今シーズンの反省を今後に生かすと前向き。

19. J.B.ウッドマン:OF
16年ドラフト全体57位指名。全てのツールで平均か平均以上のものを持っている。高校時代アメフトでクォーターバックを務めていたということもあり、肩とスピードは特に優秀。ただ、体重をつけ始めたことでスピードは若干落ちているとの声もある。打撃では変化球にも対応する器用さもあり、プロ1年目は上々の成績を収めた。三振の多さは要改善。

20. ブラッドリー・ジョーンズ:1B
16年ドラフト18位指名。今シーズンはRのみでのプレーだったが、61試合で16HRを放ったパワーには目を見張るものがる。6-1/200たる巨漢だがスピードは平均以上で16盗塁をマーク。大学時代は主に3Bを守っていたが、ゲレーロjrにポジションを譲る形でプロ入り後は主に1Bを守っている。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/G5P9ys


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