トレバー・バウアーが絡んだ三角トレード

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トレード・デッドラインを振り返って

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トレードデッドラインが間近に迫る中、一足早く動き出したGM達。

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タイラー・スカッグスに捧ぐノーヒット・ノーラン

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2019年MLBオールスター

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2017 Top 20 Prospects:シカゴ・カブス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. イアン・ハップ:OF/2B
ボールの見極めに優れたヒッティングプロスペクト。じっくりと見極めて自分が打てるボールを待つことができる。パワーも平均かそれ以上あるため、将来的にはシーズン15-20HRをマークすることも可能だろう。スピードもあり盗塁も上手い。最大の弱点は守備。現在は主に2Bを守っているがハンドリングが拙く、IFには残れないと見る向きも多い。将来はCF/RFを守ることになるだろう。

2. エロイ・ヒメネス:OF
昨年、カブスのマイナーの野手の中で最優秀選手に選ばれたスラッガー。非常に大柄な体格でパワーポテンシャルはカブスのマイナーの中では随一。足を上げるスタンスのため、重心が早く前に移動しブレーキングボールに空振りすることが多い。早打ちのため四球が少ない。スピードもあり、肩も強いが守備では主にLFを守る。

3. トレバー・クリフトン:RHP
プロ入り後3年間で徐々に体重を増やし、クラスが上がるごとに成績を上げていった。最速97マイルをたたき出すこともある速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。2種類のブレーキングボールの評価が高く、速球と緩急をつけて空振りを奪うことができる。デリバリーもしっかりとホームへ体を向けることができているため、コントロールを乱すことが少ない。

4. アルバート・アルモラ:OF
守備とリーダーシップの高さに高い評価を得ている。OFの3ポジションをいずれもこなすことができ、 どのポジションをメインに守ってもGG賞を獲得することができるだろう。守備に比べると若干打撃は弱いが、レギュラーとして使えるレベルにはある。シーズン15HRをマークできるパワーポテンシャルを有しているが、まだ発揮できていない。

5. ディラン・シーズ:RHP
最速100マイルの速球が武器のハイシーリングなタレント。14年のドラフトイヤーにトミー・ジョン手術を受け登板はなかったが、一昨年から投げ始め昨シーズンは12試合に登板した。球速は手術前と同じ程度出るようになっている。鋭く曲がるカーブの評価も高く、空振りを奪うのに非常に有効な球種。スタミナ不足が現在のマイナスポイントだが、クラスが上がるにつれてその問題も解消されるだろう。

6. ジェイマー・キャンデラリオ:3B
パワーポテンシャルの高さが魅力のスラッガー。昨シーズンはAAで不調だったが、AAAに昇格後は絶好調でそのままメジャーデビューも果たした。昨シーズンはアプローチが改善され、四球を多く選ぶようになった。守備も動きがよく、肩が強いため3Bに留まることができるだろう。

7. オスカー・デラクルーズ:RHP
昨シーズンはスプリングトレーニング中に肘を痛め少ない登板数に終わったが、それでも高い実力を見せつけた。90マイル中盤の速球はよく動き、コンスタントにストライクゾーンに投げることができる。速球と緩急をつけるために投げるカーブやチェンジアップといったブレーキングボールの評価も悪くない。デリバリーもバランスが取れており、無理に矯正する必要はないだろう。

8. トーマス・ハッチ:RHP
16年ドラフト3巡目指名。90マイル前半の沈む速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。どのボールもある程度コントロールをつけて投げることができ、速球の球速も維持し続けることができるため先発としての能力については申し分ない。 独特のアングルで投げるため打者はボールの出どころが見にくくなっている。デリバリーには若干余計な力が入っており現時点ではその点と、一昨年痛めた肘が不安の種だろう。

9. マーク・ザグニス:OF
出塁能力の高さがウリのはハイフロアーなタレント。 マイナーでは打率が.300を超えたことはないが、出塁率はマイナー通算.401と高水準。ストライクゾーンの見極めに優れており、三振も少ない。パワーツールは若干平均を下回っており、シーズン2桁HRをマークするのは厳しいか。スピード、守備は平凡。

11. ビクター・キャラティニ:C/1B
ザグニス同様に出塁率の高さがウリ。しっかりとボールを見極め四球を多く選ぶことができる。コンタクトスキルも悪くなく、ある程度の打率を残すことができるだろう。ザグニスよりもパワーに欠けており、不安視されるCの守備が失格とみなされると守れるポジションは1Bしかないので大幅にバリューを下げることになるだろう。 

12. ブラディミール・ガリンド:1B
強烈なスイングでボールをスタンドへと運ぶパワーが持ち味のハイシーリングなタレント。昨シーズンは投手有利なリーグで66試合に出場し9HRをマーク。打率は低水準だったが、アプローチは悪くなく、四球を多く選ぶことができていた。肩は強いが1Bなので披露する機会は少ない。グラブさばきは上手くないが、徐々にエラーを減らしつつある。

13. デュエン・アンダーウッド:RHP
90マイル中盤のよく動く速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。速球は威力があり、2種類のブレーキングボールの評価も高いが、ここ2年は故障に悩まされており耐久性に不安がある。コントロールもそれほどよくないためブルペン転向を勧める声もある。 

14. ホセ・ポウリーノ:LHP
90マイル前半の速球とキレのあるスライダーのコンビネーションで三振を多く奪うピッチングスタイル。デリバリーも余計な力感がなく、コントロールもいいため今後も先発として投げることができるだろう。 チェンジアップのクオリティが低く、スライダー頼りになる点は改善の余地あり。

15. ホセ・アルバトス:RHP
最速97マイルの速球が武器のハイシーリングなタレント。18歳ながら既にスライダー、チェンジアップといったブレーキングボールの評価も高い。昨シーズンは故障で1試合のみの登板に終わったが、健康ならば早く上のクラスへと昇格できるだろう。メキシコ出身。

16. ロブ・ザストリズニー:LHP
昨シーズン、メジャーデビューを果たした。90マイル前半の速球はフラットな軌道になりやすいが、コマンドよく投げ分けることができるので簡単に打たれることはない。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールで緩急をつけるピッチングを披露する。メジャー昇格後はほとんどリリーフとしての登板だったが、デリバリーは力感がなく、コントロールも悪くないためメジャーでも先発として投げれる実力はある。

17. アレク・ミルズ:RHP
ドニー・デウィーズ(KC)とのトレードで加入。90マイル前半の速球とカーブ、スライダー、チェンジアップのコンビネーション。デリバリーはしっかりとまとまっており、試合途中で崩れるということはなくコントロールのよさにつながっている。変化球はいずれも平均レベルのものだが、これといった武器がなく、細かいコマンドもないため実力は先発5番手程度か。トミー・ジョン手術を受けた以降は大きな故障なく投げており、耐久性は悪くない。

18. ライアン・ウィリアムス:RHP
契約金わずか$1,000からメジャーまであと一歩というところまで来たハイフロアーなタレント。速球の最速でも92マイルだが、よく沈み、コマンドよく投げられるため球速以上に打ちづらいボール。カーブ、スライダー、チェンジアップといったブレーキングボールも投げるがそれほど評価は高くない。実力は先発5番手クラス。

19. ライアン・ケロッグ:LHP
速球は最速でも90マイル前半だが、大柄な体格なので今後球速が上がる可能性がある。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールの評価も悪くない。デリバリーも余計な力感がなく、コントロールを乱すこともないため四球は非常に少ない。メークアップにも優れており、プレッシャーがかかる場面でも動じることなく投げることができる。

20. プレストン・モリソン:RHP 
度々腕のアングルを変えることで打者を翻弄する技巧派。普段は低いスリークォーター気味のアングルから投げているが、時折完全にサイドハンドのアングルで投げ打者の目線を変えている。速球の球速は80マイル後半と非常に遅いが、カーブで緩急をつけてタイミングを合わせられないようにしている。コントロール、コマンド共に非常によく、メジャーではリリーフとして投げることができるだろう。 

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/F4UxxZ


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