2017 Team Preview:シカゴ・カブス

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・予想ローテーション&リリーフ

SP ジョン・レスター:LHP

200イニングをクリアし19勝をマーク。防御率は両リーグ2位2.44と抜群の安定感でシカゴの左腕エースとして君臨した。苦手だった打撃でも59打席で6安打、6四球で打率.102、6打点と打撃への意識向上が見えた。BOS時代からの専属捕手だったデビット・ロスが引退し、ピッチングに影響が出ないかが不安。

SP ジェイク・アリエタ:RHP

4月21日のCIN戦では2年連続のノーヒッターを達成。22勝をあげ防御率1.77だった15年に比べれば防御率3.10と悪化したが、それでも18勝をマーク。ローテーションの一角として十分すぎる存在感を放った。打撃が得意で16年はOPS.720&2HRでシルバースラッガー賞を獲得。今季のスプリングトレーニングでも3月24日のARI戦、ザック・グレインキーから2017年初打席で初本塁打を放つなど投打両面で活躍ができそうだ。

SP ジョン・ラッキー:RHP

38歳になった通算176勝の経験豊富なベテラン右腕。16年は188.1イニングを投げ防御率3.35&11勝をマーク。カブス自慢の強力先発ローテーションの一角として先発の役目を果たした。全休した2012年を除けば13年連続で2桁勝利を記録している。2年契約の2年目になるが、今季も気持ちのこもった投球を期待したい。

SP ブレット・アンダーソン:LHP

1年350万ドルで加入。インセンティブを全てクリアすれば最大で$10Mまで上がる契約になっている。一番の問題は故障の多さで、MLBでの8年間で30先発以上は09年と15年のみ。昨年は11.1イニングのみしか投げていない。健康であれさえすれば試合を作る力は十分にあるので、とにかく怪我だけは気をつけてローテーションを守り抜きたい。

SP カイル・ヘンドリクス:RHP

ローテーションの4〜5番手クラスだった投手が一躍防御率2.13で最優秀防御率のタイトルを獲得。16勝をあげレスター、アリエタと共に強力先発陣を形成した。平均球速は140km程度ながら抜群のコントロールでシンカーやチェンジアップを駆使し打者を打ち取っていく。そのピッチングスタイルから、偉大なOBであるグレッグ・マダックスと比較する声も上がるほど。先発ローテーションに左投手を2人並べたくないという理由からレスターとアンダーソンの間の5番手ということになったが、実力はエース級だ。

 

RP マイク・モンゴメリー:LHP

昨年シーズン途中にSEAから加入し、108年ぶりのワールドチャンピオンの瞬間にマウンドにいた投手となった。先発も中継ぎもこなす万能左腕で、昨年も49試合登板のうち7試合は先発だった。開幕は中継ぎスタートとなるが、怪我の多いアンダーソンなど先発陣が離脱した時や、6人でローテを回す時など先発の機会も多くありそう。あるときはトラビス・ウッド(KC)が抜け手薄になった左のリリーフとして、またあるときは試合を作る先発投手として、今年もフル回転を期待したい。

RP ジャスティン・グリム:RHP

3年連続60試合以上に登板しているタフネス右腕。速球に大きく割れるカーブ、スライダーが持ち味。過去3年間で防御率は3.78→1.99→4.10と大きく変化しているが、FIPは3.20→3.11→3.28と安定している。

RP カール・エドワーズJr.:RHP

速球が持ち味の25歳の若き右腕。14年までは先発だったが、15年からリリーフに転向しMLBデビュー後もリリーフ一筋。昨年は36試合に登板し0勝1敗、防御率3.75。リリーフではあるがMLB初勝利も上げたいところだ。投手では珍しい1桁の背番号6を背負う。

RP ペドロ・ストロップ:RHP

5年連続50試合以上に登板。昨年は81奪三振に対し29与四球でK/BBは4.00と例年よりも良かった。決め球のスライダーは抜群の威力を誇る。2013年にスコット・フェルドマン、スティーブ・クレベンジャーとのトレードでジェイク・アリエタと共に加入、カブスにとっては素晴らしいトレードとなった。

RP 上原浩治:RHP

1年600万ドルで新加入。回転数の多いストレートと伝家の宝刀スプリットを抜群の制球で操る41歳のベテラン日本人右腕。奪三振の多さと四球の少なさには定評があり、毎年K/BBは高水準。右投げではあるが左打者に対して相性が良く、昨年まで左のリリーフとして活躍したトラビス・ウッドが抜け課題となっている対左打者に対しても力を発揮してくれそうだ。チーム最年長でもまだまだ衰えたとは言わせない。

RP ヘクター・ロンドン:RHP

昨年はアロルディス・チャップマン(NYY)が加入するまでクローザーとして安定感を誇っていたものの、その後セットアッパーへの配置転換や怪我が重なり、オールスター前は32試合で1.72だった防御率が、オールスター後には22試合で6.41と安定感を失った。オフにはWBCにベネズエラ代表として出場。気持ちを切り替え再び安定感を取り戻し、デービスに繋ぐ8回を抑えるセットアッパーとして信頼を勝ち取りたい。

CL ウェイド・デービス:RHP

ホルヘ・ソレアーとのトレードで加入した新クローザー。球威のある速球、カッター、ナックルカーブを武器に敵をねじ伏せる。14年には71試合、16年には45試合を投げ被本塁打0。過去3年の防御率は1.00→0.94→1.87と数字を見てもMLB屈指のリリーバーであることは間違いない。故障さえなければ確実に試合を締めてくれる頼もしいクローザーになってくれるはずだ。

 

 Text by Kazuki SHIRAI

本拠地図面:Yakyujo.com

写真:Flicker.com

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