2017 Team Preview:ボルティモア・オリオールズ

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・予想ローテーション&リリーフ

 

SP ケビン・ゴーズマン RHP
今季は、いよいよ本格的なブレイクが期待される右腕。昨年は前半戦16敗、防御率4.15と負け越したが、後半戦は86敗、防御率3.10と覚醒の兆しを見せた。また、昨季はイニングを大幅に増やし、初の規定投球回に達した上にK/9BB/9といった指標も良好である。今季は、スプリングトレーニングでも好調を維持しており、絶対的エースが不在だったチームにおいて絶対的エースへと進化する1年になるかもしれない。

SP ディラン・バンディ RHP
11年のドラフト1巡目で指名された後、12年にデビューするも、その後はトミージョン手術を受けるなど故障に悩まされ続け、昨年やっとメジャーに定着した。シーズン前半はリリーフ、後半からスターターとして投げた。フォーシームやチェンジアップを武器に三振を積み重ねていくスタイルが持ち味。昨年は先発で9.0を超えるK/9をマークした。今季は故障なくローテーションの一角として役割を果たしたい。

SP ウェイド・マイリー LHP
一昨年まで4年連続で190イニングをクリアしていたローテーション唯一のサウスポー。昨年はコントロールを乱し、リーグワースト2位の防御率5.37に終わった。特に右打者相手には被打率.301、被OPS.842と打ち込まれた。今季は、フォーシーム、ツーシーム、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を駆使して打者を翻弄していく本来のスタイルを取り戻したい。

SP ウバルド・ヒメネス RHP
K/9は年々落ちていく一方で、課題のコントロールは改善しないという悪循環に陥っている右腕。昨年は、5月から7月にかけて炎上を繰り返し一時、ローテーションを外された。しかし、8月終盤にローテーションに復帰するとその後は好投を続けた。ALWGでは当時、TORの主砲であったエンカーナシオンにサヨナラ3ランを被弾。絶対的守護神のブリットンを温存したショーウォルター監督の采配は物議を醸した。

SP* クリス・ティルマン RHP
4年連続で30先発をこなし、オリオールズの実質的エースとして投げていた右腕。昨年は一昨年の不振から脱却し、自己最多タイの16勝を挙げ、ALWGでも先発を務めた。ただ、K/BBや防御率は以前のような数値に戻したものの、怪我があったとはいえイニング数は減っている点が気がかりである。今季は右肩を痛めていて、出遅れる可能性が高く、先発が穴のチームにとっては痛い知らせである。

RP ブラッド・ブラック RHP
昨季、ブレイクを果たしたセットアッパー。前半戦は、40試合で防御率0.9158奪三振と圧倒的な成績を残し、オールスターに初選出された。後半戦は、8月に防御率5.06と調子を落とすも、9月は防御率0.75と復調し、防御率1点台でシーズン終了かと思われたが、シーズン最終戦で炎上してしまい、防御率1点台は達成できなかった。

RP ダレン・オデイ RHP
2012年シーズンにオリオールズに加入してから4年連続で68試合以上に登板していたタフネスサブマリン。しかし、昨年は431Mの新契約の1年目ながら、2DL入りしてしまうなど、故障に泣かされた。その結果、例年の半分程度となる34試合登板にとどまってしまった。昨季はBB/9K/BB3.772.92と移籍後最低の成績に終わってしまった。それでも、K/911.03と高水準だった。

RP マイカル・ギブンズ RHP
プロ入り当初は遊撃手だったサイドハンドリリーバー。速球とスライダーを武器に次々に三振を奪っていくスタイルが魅力で、デビューから2年連続で11.00を超えるK/9をマークしている。昨季は、対右を被OPS.504とよく抑えたものの、対左は被PS1.025と不安定な内容だった。

RP ドニー・ハート LHP
ギブンズとは対照的に、こちらはシンカーを武器に打者を打ち取っていくタイプのサイドハンドリリーバー。昨季、717日のレイズ戦でメジャーデビューを果たすと、そこから18試合連続で無失点ピッチングを続ける快投を見せた。ドラフト27巡目で入団と、決して評判は高くなかったもののメジャーの舞台をつかんだ。

RP ビダル・ヌーニョ LHP
昨季は、マリナーズに所属していたジャーニーマン。今オフにカルロス・ルイーズとのトレードでドジャースに移籍すると、その後再びトレードされオリオールズにやってきた。ここ2年は中継ぎを中心に起用されており、オリオールズでもロングリリーフやスイングマンとして起用されるだろう。

CL ザック・ブリットン LHP
昨季、メジャーで最も安定感があったと言える絶対的守護神。40セーブ以上を挙げてセーブ成功率100%は歴代4人目、65イニング以上投げた投手の中では歴代最高となる防御率0.54を記録するなど歴史に名が残る活躍だった。投球のほとんどがハードシンカーで、ゴロを積み重ねる投球スタイルが持ち味。GO/AO2014年から5.957.317.86と年々上昇し続けている。

 

Text by Kazuhiro Watanabe
本拠地図面:yakyujo.com
写真:https://flic.kr/p/eXBTrr

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