2017MLBオールスター予想 FED部員が決める現在のMLBで熱い選手は誰なのか?

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・アメリカン・リーグ

続いてアメリカン・リーグを見ていこう。

C  サルバドール・ペレス(KC)

1B ヨンダー・アロンゾ(OAK)

2B ホセ・アルトゥーべ(HOU)

3B ミゲル・サノー(MIN)

SS  カルロス・コレア(HOU)

OF アーロン・ジャッジ(NYY)

OF アーロン・ヒックス(NYY)

OF ロレンゾ・ケイン(KC)

DH ネルソン・クルーズ(SEA)

 

ア・リーグは2人の満票選出が出た。1人目はSSのカルロス・コレア(HOU)。4月はOPS.658と出遅れた感があったが、5月にOPS1.130と打棒が爆発。西地区首位を独走し勝率でもア・リーグ唯一の6割越えと絶好調なチームに大きく貢献している。文句なしの選出と言って良いだろう。

続いて満票が出たのは、外野手部門のアーロン・ジャッジ(NYY)だ。昨年デビューした怪物は、三線の多さを課題に挙げられたが、いざ開幕を迎えると杞憂に終わるどころか早くもイチロー(MIA)以来の新人王とMVPの同時受賞を狙えると賞賛されるほどのプレーを見せている。彼の魅力はなんと言ってもその豪快なHRだ。6月10日の BAL戦で放った打球速度121.1mphのHRは多くの野球ファンの度肝を抜いた。ここまでリーグ3冠王の彼が調子を維持できるかがヤンキースのシーズンを左右すると言っても過言ではないだろう。

外野の残り2枠は稀に見る混戦となった。熾烈な争いを制したのは、アーロン・ヒックス(NYY)とロレンゾ・ケイン(KC)。ヒックスは開幕当初は第4の外野手と見なされていたが、今シーズンは打撃が大きく開花し定位置を獲得した。故障したことでオールスターに出場できるかが微妙なのが残念だ。ケインも4月5月は調子が上がらなかったが、6月に一気に調子を上げた選手。今シーズンオフにFAとなるためトレードデッドラインで移籍するのかも大いに注目されている。 

キャッチャーは今年も攻守に素晴らしい活躍を見せるペレス(KC)が、昨年強烈なインパクトを残したゲイリー・サンチェス(NYY)や今シーズン復活したブライアン・マッキャン (HOU)を抑えて選ばれた。2Bは両者共に今シーズン絶好調なホセ・アルトゥーべ(HOU)とスターリン・カストロ(NYY)が大接戦を繰り広げたが、ここ数年安定した活躍を続けるアルトゥーべが1票差で制した。デビット・オルティズが引退したことで空席になった今年のDHはマリナーズ打線を引っ張るネルソン・クルーズ(SEA)が制した。

大きなサプライズとなったのが1Bと3Bである。1Bは例年常連だったミゲル・カブレラ(DET)に1票も入らず、ヨンダー・アロンソ(OAK)が選出された。長年1Bとしては長打力が物足りないと指摘されてきたアロンソだが、今シーズンは長打力が開花し、自身初めての二桁HRに到達した。どこまでこの調子を維持できるか注目である。3Bは故障の影響もあってジョシュ・ドナルドソン(TOR)やエイドリアン・ベルトレー(TEX)に票が入らず、ミゲル・サノー(MIN)が選ばれた。下馬評が低かったツインズの躍進を支えているサノーはもともと評価の高かったパワーに加えて今シーズンは安定性が増したことで一気にチームの中心選手になった。ツインズの勢いがどこまで続くのかも含めてサノーの成績には注目だ。

 

最後に総評を行おう。今シーズンのMLBでは誰が主役なのか?という問いに対してある程度答えが出た今回の投票。

ア・リーグ、ナ・リーグ共に今回の投票では初選出の選手が約半数を占めた。一方で、オールスターの常連だったカブレラ(DET)やロビンソン・カノー(SEA)、ヤディアー・モリーナ(STL)にほとんど票が入らなかった。昨年オルティズとアレックス・ロドリゲスが引退。そして今シーズンはジャッジとベリンジャー(LAD)の2人の若手が話題を掻っ攫ている。MLBにも新世代が誕生しつつあるということが示された今回の投票であった。

 

Text by Yuichi Ando
写真:https://flic.kr/p/fUApHm

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