2017 ALDS Review:NYY vs CLE

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注目点2 守備の確実性

インディアンズはレギュラーシーズン、守備率.987(メジャー2位)と鉄壁の守備を誇っていた。しかし、その守備陣にほころびが生じた。第4戦、第5戦だけで7つのエラーを喫してしまったのだ。特に第5戦の9回、もう1点も与えられない場面でレフトのオースティン・ジャクソンが処理を誤り、打者を2塁に進ませてしまうと、今度はライトのジェイ・ブルースの送球が逸れ、1塁ランナーの生還を許すというお粗末な守備が続いてしまった。1点を争う試合だっただけに、こういった守備で不必要な進塁、得点で自滅してしまったといっても良いだろう。一方でヤンキースは第2戦にエラーを3つしたものの、それ以降は堅実な守備を見せた。緩慢な守備は致命的なものとなってしまうという当たり前のことを十分に思い知らされたシリーズとなった。

 

ここからはシリーズで活躍した選手をピックアップしていく。

ヤンキースからは田中将大とトッド・フレイジャーを挙げたい。田中は王手をかけられ、もう後が無い場面で先発した。今シーズンの田中は好不調の波が激しく、実際に投げてみないと分からない状態が続いたが、この試合では田中は終始マウンドを支配した。結果は7回無失点、3安打、7奪三振。インディアンズ打線を完璧に封じ込めただけでなく、チーム全体を勢いに乗せるピッチングを披露した。フレイジャーはここまで打率.286、OPS.690とスタッツ的には平凡だが、第4戦でのタイムリー、その後の浅いフライからの激走、第5戦ではクローザーのアレン相手に粘り、執念で四球を選ぶと、その後の守備のミスを見逃さず5点目のホームを踏むなど要所での活躍が目立った。闘志を全面に出し、常にチームを鼓舞し続けてプレーするベテランの活躍はシリーズを勝ち抜くことができた大きな要因の1つになるだろう。

 敗れたインディアンズからはブルースを挙げたい。ブルースは第1戦、ホームランを含む2安打3打点、2戦目には1点ビハインドの場面から同点のホームランを放つなど、インディアンズ打線が低調な中で、打撃面での活躍が目立った。

 

Text by Ryoto Nobe

写真:https://flic.kr/p/3gFBFn

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