ロイ・ハラデイ特別追悼コラム

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 2004年と2005年は故障に苦しめられて不本意なシーズンを送ることになったが、2006年から2011年までは6年間連続で200イニング越えを達成した。ハラデイの投手としての最大の特徴はその完投能力にあるといって良いだろう。2007年から2011年までの5年間を含め7年でリーグの最多完投を記録して通算でも67完投を記録した。これは現在のMLBでトップ4の先発投手と呼ばれることもあるクレイトン・カーショウとコリー・クルーバーとマックス・シャーザー、クリス・セール全員のキャリア完投数の合計が63であることを考えると改めてすごい数字だとわかる。ハラデイはヤンキースとレッドソックスが同居する最もレベルの高いアメリカンリーグ東部地区に所属するブルージェイズのエースとして長くチームを引っ張った。しかしアメリカンリーグ東部地区は2008年にレイズがワールドシリーズに進出したことで二強状態から三強状態へと変化した。これに伴いハラデイはブルージェイズに自身をトレードに出すように求めた。 

 そして2009年のオフに2年連続ワールドシリーズに進出していたフィリーズへの移籍が決まった。このトレードでフィリーズからクリフ・リーが放出されることになった。リーはポストシーズンで好投したこともあって人気のある選手だった。フィラデルフィアのファンからはリーを放出してまでハラデイを獲得する必要があるのかという批判も出た。しかしハラデイは素晴らしい結果を出してフィラデルフィアのファンからも信頼を勝ち取っていった。そして迎えた2010年5月29日マーリンズ戦でハラデイはパーフェクトゲームを達成した。最後の打者を打ち取ったハラデイはキャッチャーのカルロス・ルイーズと熱い抱擁を交わした。残りのシーズンも初めてのナ・リーグでのプレーだと感じさせることのない快投を続けた。そして迎えたハラデイ初めてのプレーオフで伝説が生まれることになる。レッズとの地区シリーズ初戦のマウンドを任されたハラデイはプレーオフ初登板にして史上2人目のプレーオフでのノーヒッターを達成したのだ。

 

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