アレックス・アンソポロスのブレーブス改革

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ミナシアンは父がレンジャーズの球団スタッフを務めていた影響もあって、幼少時から球場に出入りしていた。彼は4人兄弟に生まれたが、彼を含む3人がフロントで働いている。(カルビンはナショナルズ、ザックはブリュワーズ所属) ミナシアンはブルージェイズでスカウトをしていてブレット・ロウリー獲得などに関わった。今年の9月にまだコッポレラがGMだった時にブレーブスに加入して、その後にアンソポロスがGMに就任した。ミナシアンとアンソポロスはブルージェイズ時代の同僚であり、ミナシアンはアンソポロスの右腕的な存在として期待される。タミンは2011年からドジャースのフロントに所属していて過去2年はアンソポロスの同僚であった人物だ。彼はドジャースで選手の分析やセイバーメトリクスとスカウトの評価を調整する仕事をしていた。ブレーブスでも同じような役割を担う予定だ。パレは2013年にアンソポロスから抜擢される形でブルージェイズの野球アナリストになった。その後マーリンズに移籍して野球分析部門のトップとして活躍していた。以上のようにアンソポロスのブルージェイズとドジャース時代の中で特に信頼が厚いスタッフ3人が加わったわけである。

 

続いてアンソポロスのブルージェイズ時代の実績を振り返ってみよう。アンソポロスがGM就任後初めに着手したのがスカウトの増員である。彼の前任リッチアーディはセイバーメトリクス重視のGMで昔ながらのスカウトを軽視した。しかしアンソポロスはスカウトの仕事を重視してブルージェイズのスカウトを増員した。その結果ブルージェイズのアメリカ国内のスカウトの数は就任前後で28人から54人へとほぼ倍増した。これがブルージェイズのドラフトの成功に大きく貢献したのは言うまでもない。彼が初めて指揮をとった2010年のドラフトでブルージェイズと契約した選手は合わせて31人いた。その中でMLBに昇格したのは9人いた。これは実に契約した選手の3割がMLBに昇格したと言い換えられる。マイナーリーグからMLBまで辿り着く選手の割合は2%と言われる中でこの数字は驚異的だ。さらにMLBまで昇格した選手は量だけでなく質も高かった。代表的な選手はメッツの剛腕ノア・シンダーガードやアーロン・サンチェスで契約こそしなかったが高校生時代のクリス・ブライアントもこのドラフトで指名している。エリート選手ばかりが大成したわけではなく、全体1056位指名のダニー・バーンズが今季60試合に登板するなど下位指名の選手の能力を見抜いていた点も評価に値する。最終的にはこうして集めたプロスペクトを使ってチームをプレーオフに導いたのだから、彼のスカウトを重視する戦略は有効だったと言えるはずだ。

 

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