アレックス・アンソポロスのブレーブス改革

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ブルージェイズを離れた後にドジャースのフロントに加わったアンソポロスはドジャースのデータ分析に衝撃を受ける。アンソポロスはブルージェイズ時代にスカウトの雇用を増やした一方で、セイバーメトリクス研究で有名なトム・タンゴをデータ分析のアドバイザーとして招聘するなどデータ分析にも力を入れていた。そんな彼がドジャースのフロントに入り、ドジャースのデータ分析の進み具合と利用できるデータの豊富さに腰を抜かしたそうだ。ドジャースは金満球団のイメージが強い。しかしその一方で、他球団をお払い箱になったジャスティン・ターナーを主軸に育て上げるなどデータの活用のうまさも垣間見える。試合中にタブレットで映像を確認している所がテレビ画面で映るなどデータを利用することに積極的な球団であることは間違いない。そのドジャースでデータ分析を担当していたのが、前述のタミンである。タミンがドジャースで得たノウハウをブレーブスでどのように利用していくとかは非常に興味深い。実際に早くもブレーブスのフロントは今季の成績が悪かった選手の中に、本来の実力以下の成績が出てしまった不運な選手を見つけ出している。またアンソポロスはブレーブスのCEOテリー・マクガークにデータ分析にさらなる投資を行う許可を求めており、マクガークはそれを前向きに検討している。データ分析部門の強化がさらに進めば、今まで注目されなかった選手の新たな価値を見つけることができる。データ分析の最先端を行くチームとしてブレーブスの名前が挙がる日も遠くないかもしれない。

 

以上のようにブレーブスの新しいGMアンソポロスを中心に彼が招聘した人材を紹介してきた。ブレーブスといえば伝統的にスカウトの眼力で多くの優秀な選手を獲得してきた。このスカウトを大事にする姿勢はアンソポロスにも共通する所である。そこにアンソポロスがドジャースで得た詳細なデータ分析とデータの活用方法を組み込みながらチームを強化していくことになるだろう。これが上手くハマった暁にはブレーブスには輝かしい未来が待っているはずだ。

Text by Yuichi Ando

写真 https://www.flickr.com/photos/keithallison/21854038765/in/photolist-zfRFzG-ziaEkP

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