Far East Division

・ジョー・マウアー

シカゴ・ホワイトソックス戦でジョー・マウアーが史上286番目となる2000本安打を記録した。マウアーはミネソタ州セントポールで生まれ育ち、2001年ドラフト、全体1位でツインズからの指名を受けプロ入り、デビューから約15年の年月を経ての達成となった。高校時代はバスケットボールやアメリカンフットボールでも活躍するなど、運動神経抜群のアスリートとして知られている。

マウアーはキャッチャーというポジションでありながら、卓越したミート力と選球眼を武器に3度の首位打者（キャッチャーとしては史上初）や5度のシルバースラッガー賞、守備面では2008～2010年にかけて3年連続でゴールデングラブ賞、極めつけにはMVP（2009）の獲得と攻守に渡って素晴らしい功績を残してきた。相次ぐ故障で成績が年々下降するシーズンを送ってきたが、ここに来て復活の兆しを見せている。昨シーズンは2014年以来の3割超えをマーク。34歳にして落とした成績を戻してきたのは流石としか言いようがないだろう。

マウアーは現時点で通算打率.309、出塁率.392、OPS.835という成績を残しており、3割超えを記録したのは14シーズン中8回。キャリアハイの打率は2009年に.365を記録。目を見張るような成績が並んでいる。この2009年にイチローと首位打者争いを繰り広げたことは印象深く憶えているファンも多いことだろう。

（https://www.baseball-reference.com/players/m/mauerjo01.shtml）

　マウアーは今シーズンも好調で15日時点で4割超えの打率を記録。チームも好調で今年もプレーオフ進出は十分狙える戦力は整っている。2010年3月に結んだ8年契約も終わりを迎え、去就が気になるところではあるが、このまま健康状態を維持し、チャンピオンリング獲得へひた走るマウアーの元気な姿を見たいところだ。