Far East Division

・バートロ・コロン

　テキサス・レンジャースの右腕、バートロ・コロンが日本時間16日、メジャーリーグでもトップクラスの攻撃力を誇るヒューストン・アストロズ相手に最初の21人の打者を連続で打ち取り、あわやパーフェクト達成という好投を見せた。コロンはこの試合、7.2イニングを投げ、被安打1、四球1、失点1と完璧な内容だった。尚、試合はジャスティン・バーランダーの好投もあり、投手戦となったが延長10回、3-1でレンジャースが制している。以下がその内容である。

Bot 1^st：ジョージ・スプリンガー：三ゴロ

　　　　アレックス・ブレグマン：三振

　　　　ホセ・アルトゥーベ：三振

Bot 2^nd：カルロス・コレア：三ゴロ

　　　　ジョシュ・レディック：二ゴロ

　　　　ユリ・グリエル：三ゴロ

Bot 3^rd：マーウィン・ゴンザレス：三振

　　　　ブライアン・マッキャン：左フライ

　　　　デレク・フィッシャー：三振

Bot 4^th：スプリンガー：投ゴロ

　　　　ブレグマン：右フライ

　　　　アルトゥーベ：三振

Bot 5^th：コレア：三振

　　　　レディック：左フライ

　　　　グリエル：遊ゴロ

Bot 6^th：ゴンザレス：二ゴロ

　　　　マッキャン：二ゴロ

　　　　フィッシャー：三振

Bot 7^th：スプリンガー：遊ゴロ

　　　　ブレグマン：遊ゴロ

　　　　アルトゥーベ：中直

Bot 8^th：コレア：四球

　　　　レディック：右二塁打

　　　　グリエル：中犠飛

　　　　ゴンザレス：中直

　コロンは昨シーズン、アトランタ・ブレーブス、ミネソタ・ツインズでプレー。ブレーブスでは13先発で僅か2勝、防御率8.14、WHIP1.78と散々な内容でブレーブスを解雇された。その後ツインズとマイナー契約を結び、15先発で5勝、防御率5.18、WHIP1.44と少しは持ち直した。年齢が年齢なだけに限界説も囁かれてはいたが、2月にテキサス・レンジャースとマイナー契約を結んだ。ここまでコロンは4試合に登板（うち2試合で先発）、18.2イニングを投げ、防御率1.45、17奪三振、WHIP0.70と素晴らしい内容を残している。得意のツーシーム（コロンの投球の約70％を占める）は健在で、持ち前の投球術を駆使すればまだまだやれる選手だろう。同じアメリカンリーグの西地区というだけあって、イチローや大谷翔平との対戦も楽しみだ。コロンは5月24日に45歳になる。毎年のように去就が注目されているが、その都度結果を出して周りを黙らせ続けている。マウンドを支配するコロンの姿を末永く見ていたいものだ。

Text By Ryoto Nobe

Photo https://www.flickr.com/photos/keithallison/2311215077/