Weekly Report : Week9,10

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・グレイバー・トーレス

MLB.comの2017年プロスペクトランキングで大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)に次ぐ2位にランクされたニューヨーク・ヤンキースのグレイバー・トーレスが、4月22日のメジャー昇格以来大活躍を続けている。

2013年のアマチュア・ドラフトでシカゴ・カブスと契約したベネズエラ出身内野手のトーレスは、カブス時代からトップ・プロスペクトとして注目を集め、2016年7月25日にアロルディス・チャップマン(現ヤンキース)との1対4トレードの際にカブス側の交換要員の目玉としてヤンキースにトレードされた。昨年6月には左肘のトミー・ジョン手術を受けたものの順調に回復し、今年4月についにメジャー昇格を果たした。
クローザーのチャップマンをトレード放出するなど、2016年シーズンから再建モードに入りつつあったヤンキースにとって、トーレスは再建の中心となるプロスペクトだった。しかし、アーロン・ジャッジやルイス・セベリーノなどの期待以上の大活躍によって2017年にはポストシーズン進出を果たし、昨オフは2017年のナショナルリーグMVPのジャンカルロ・スタントンをマイアミ・マーリンズから獲得するなど、現在のヤンキースは再建モードからワールドチャンピオンを狙う「平常運転」のチーム編成に戻っている。

そんな中で待望のメジャーデビューを果たしたトーレスはすぐに期待通りの結果を残し、二塁のレギュラーを掴んだ。メジャー2試合目のミネソタ・ツインズ戦でタイラー・キンリ―からメジャー初安打、5月4日のクリーブランド・インディアンス戦でジョシュ・トムリンからメジャー初本塁打を記録し(1970年以降のヤンキースの選手では最年少)、5月6日のインディアンス戦ではダン・オテロから9回にサヨナラ3ランを放つなど、打撃好調が続いている。チームもトーレス昇格以降の17戦で16勝と絶好調を維持し、一時期ボストン・レッドソックスに7.5ゲーム差離されていたアメリカンリーグ東地区の地区優勝争いで、現在(6月12日)地区1位に位置している。
トーレスは5月のアメリカンリーグ最優秀新人賞と5月21日から27日までの週間MVPに選ばれた。トーレスと並ぶ新人王の有力候補と見られていた大谷が右肘の故障でDL入りし、手術の可能性も囁かれる中、トーレスが今季の新人王争いを牽引することは間違いないだろう。レッドソックスとデッドヒートを繰り広げるヤンキースの中で、トーレスがどんな成績を残すことができるかに注目が集まる。

 

Text by Tsubasa Komiyama, Fumisato Hara

Photo by https://flic.kr/p/bWsJL1

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