Weekly Report: Week13

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・シアトルマリナーズ

 

001年にシーズン最多タイ記録の116勝を挙げて優勝して以来、プレーオフから遠ざかっているマリナーズ。今季は序盤から快進撃を続けているが、今週(現地17~23日)は、東地区でハイレベルな首位争いを繰り広げているヤンキースとレッドソックスを相手にするタフな1週間だった。6試合で1勝しかできなかったが、序盤の大量リードを守り切れなかった20日と22日のゲームが特に痛かった。20日のヤンキース戦は、5回表までに5-0とリードしたが、徐々に点差を詰められ、8回にアレックス・コロメがゲーリー・サンチェスに同点2ラン、9回にライアン・クックがジャンカルロ・スタントンに弾丸ライナーのサヨナラ2ランを打たれて敗れた(5-7)。22日のレッドソックス戦は、さらに激しい乱打戦となる。ナックルボーラーの相手先発スティーブン・ライトを打ち崩し、4回までに10点を奪ったが、マリナーズ先発ウェイド・ルブランも5回途中6失点と崩れてしまう。6日前の同じカードでもこの両投手が投げ合ったのだが、その時はライトが7回1失点、ルブランは7.2回無失点という素晴らしい投球を見せていただけに、野球は面白い。その後、7回にホアン・ニカシオが5点を失い逆転負けを喫した(10-14)。ワイルドカードに入ればどちらかのチームとの対戦が予想されるだけに、彼らの底力を思い知っただろう。

 

 

今季のマリナーズはとにかく接戦に強い。ここまで1点差試合の成績が23勝11敗、延長戦では6勝負けなしで、共にメジャートップの成績である。クローザーのエドウィン・ディアスは77試合中既に39試合に登板し、27セーブ(3度失敗)をマーク。39イニングで64もの三振を奪う圧巻の投球を続けている。クローザーが安定しているだけに、先に述べた2試合で打たれてしまったセットアップマンのコロメやニカシオの役割が重要になるだろう。ただ、接戦をものにしてきた分、彼らの勤続疲労は気になるところだ。チームスタッツを見てみると、打率こそリーグ3位の.261をマークしているが、得点は同8位、防御率も同8位の4.06と特別優れているわけではない。今のところは投打がかみ合い、勝ち星を積み重ねられているが、真のチーム力が試される夏場以降も同様の成績が残せるとは限らない。というのも、近年はワイルドカード争いをしながら最後に失速してしまうシーズンが多いからである。だが、今季は大きなチャンスであることに間違いない。現在も勝率6割を超えており、首位アストロズとは3.5ゲーム差、下から追いかけるエンジェルスとは6ゲーム離れている。日本人にも馴染み深いマリナーズが、17年ぶりのプレーオフ進出を果たせるか今後も楽しみにしたい。

(成績は6月23日時点)

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