8月のトレード補強を振り返る

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 フィラデルフィア・フィリーズ
 ジャスティン・ボーア(1B)やホセ・バティスタ(RF)、ルイス・アビラン(LHP)を獲得。アトランタ・ブレーブスと地区優勝争いをしているが、WCでの進出は厳しいためか大補強は行わなかった。7月はウィルソン・ラモス(C)やアズドルバル・カブレラ(2B)、アーロン・ループ(LHP)を獲得しており、ボーア(1B)以外はオフにFAとなる。

 

 シカゴ・カブス
 7月は投手を補強し、野手は手付かずであった。8月は、ベテランで守備に定評のあるボビー・ウィルソン(C)を獲得。また、代走のスペシャリストであるテレンス・ゴア(CF)も獲得。そして、ダニエル・マーフィー(2B)を獲得。ベンチの層を厚くしつつ、レギュラー級の選手の補強に成功した。POを想定した補強であり、3人とも来季はカブスにいないだろう。クリス・ブライアント(3B)やアディソン・ラッセル(SS)が復帰したため、マーフィーの出場機会はある程度限られると思われるが、ニューヨーク・メッツで果たせなかったワールドシリーズ制覇をカブスで果たしたい。

 

 ミルウォーキー・ブルワーズ
 カブスを追いかけるブルワーズは、ジオ・ゴンザレス(LHP)やゼイビア・セデーニョ(LHP)、カーティス・グランダーソン(LF)を獲得。WSを目指すにはローテーション等をより強化したいところだが、オフにFAとなるゴンザレスは需要にマッチしているがスペック不足が否めない。それでもブルペンやOFを補強し、万全の状態でPOを戦おうという姿勢が窺える。尚、7月はジョナサン・スコープ(2B)やマイク・ムスタカス(3B)、ホアキム・ソリア(RHP)を獲得している。

 

 ロサンゼルス・ドジャース
 7月にマニー・マチャド(SS)を獲得し、8月はブライス・ハーパー(OF)の獲得を検討したが破談に終わった。結局、ライアン・マドソン(RHP)とデビッド・フリース(3B)を獲得したに留まったが、アリゾナ・ダイヤモンドバックスやコロラド・ロッキーズが大きな動きをしたわけではないため、混戦を抜け出すチームはまだ分からない。ハーパーの獲得失敗から窺える通り、8月はおそらくプロスペクトを出し渋ったものの、マチャドの契約延長に成功すれば2019年のWS制覇の期待が高まる。

 

 アメリカン・リーグはヤンキースが8月のトレードの勝ち組と言えるだろう。もっとも、ボストン・レッドソックスとのゲーム差を考えると、地区優勝は非常に難しい。
 ナショナル・リーグはやはりカブスが勝ち組である。7月のトレードでSPやRPは補強済みであったため、ベテランCや代走のスペシャリストといったPO向きの選手を獲得することが出来た。無論、マーフィー獲得も非常に大きく、中地区の地区優勝争いでアドバンテージを得たのは間違いない。

 

 Text by Tsubasa Komiyama

 Photo link https://flic.kr/p/2avYthe

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