2018 ALDS Review : HOU vs CLE

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以下ではこのシリーズを総括していきたい。

両チームの差を分けたポイントは様々存在するが、1番の重要な違いは投手陣の層の厚さだろう。

 

昨年WSを制覇したアストロズはここ1年で投手力を大幅に向上させた。冬には本格派のゲリット・コール、夏にはロベルト・オスーナとライアン・プレスリーを獲得している。

 

コールは昨年バーランダーが1人で背負っていた支配力の高い先発投手の役割を担い、回転数の多さが自慢のプレスリーはアストロズ加入後の防御率が0.77で見事に期待に応えている。オスーナは昨年全幅の信頼を置く存在がいなかったクローザーを見事に務めている。

 

この結果今回のシリーズでは、昨年活躍したブラッド・ピーコックとクリス・デベンスキがロスターから外された。

 

一方のインディアンスは重要な場面では、相変わらず今季不調に陥っていたミラーとアレンの起用が目立った。また前述したように、クルーバーは9月に入って疲労を隠しきれなかったし故障離脱していたバウアーを起用せざるを得なかった。

 

昨年インディアンスで40イニング以上投げたリリーフ投手6人全員の今季防御率が悪化している事実からも明らかだが、インディアンスの柔軟なブルペン起用は長期的に選手を疲弊させている。2013年以降5年連続で防御率を3点以下に抑えてきたミラーが今季は4.24に悪化した事も、過去数年間の酷使と何らかの関わりはあるのではないだろうか?

 

先発投手としての過去もあるミラーに複数イニングを任せる起用法は確かに素晴らしいものだったが、このシリーズに関してはその負の側面を見せつけられたと言える。シーズン途中にパドレスからブラッド・ハンドやアダム・シンバーを獲得したが、フランコーナ監督が第2戦のピンチで起用したのはミラーだった。

 

そのミラーは今季オフにFAとなる。ミラーがインディアンスに戻る可能性は何とも言えないが、彼の契約が終わる年のプレーオフでミラーが打たれてインディアンスが敗退したのはある意味1つの時代が終わる事を象徴しているようにも思える。

 

メンバーを強化して選手層を厚くしてきたアストロズと2年前からほぼ戦略もメンバーも変わらなかったインディアンスの成果が大きく異なるものになる事はある意味必然だったのかもしれない。

 

最後に素晴らしい戦いを見せてくれた両軍の選手に拍手を送りながらこの文章を締めたい。

 

Text by Yuichi Ando

Photo  https://www.flickr.com/photos/clockwerks/5223825/

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