トレバー・バウアーが絡んだ三角トレード

             今年のMLBのトレードデッドラインはルールの変更か、それともプロスペクト重視のトレンドを受けてか例年に増して膠着していたが、期限まで2 More »

トレード・デッドラインを振り返って

             トレード期限が終わった。今年から8月中のトレードは禁止されており、ウェーバーを通過した選手をトレードすることは出来ない。  前回の記事 More »

トレードデッドラインが間近に迫る中、一足早く動き出したGM達。

             ミネソタ・ツインズは、ここ2週間程、トレードを控えた行動を行っていた。  この間、40人枠から外した投手は5人である。マット・マギル( More »

タイラー・スカッグスに捧ぐノーヒット・ノーラン

             現地時間7月12日、ロサンゼルス・エンゼルスの選手達は、タイラー・スカッグスの背番号だった45とSKAGGSが記されたユニフォームをま More »

2019年MLBオールスター

               今年のオールスターは節目となる90回目だ。7月9日にクリーブランド・インディアンスの本拠地であるプログレッシブ・フィール More »

 

J.T. リアルミュートがフィリーズ加入

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 シクスト・サンチェスは、2015年に16歳でフィリーズと契約。翌年に米球界デビューを果たし、2017年はA,A+の2階級で18試合に登板。95イニングでBB/9=1.7,K/9=8.0,HR/9=0.2を記録。2018年は故障の影響で8登板に留まり、AFL参加を見送った。今年は、MLB公式全体TOP100の27位(昨年26位)、Baseball Prospectus全体TOP100の23位(昨年13位)等にランクインしている。

 内野手から投手にコンバートしたため運動能力が高く、それは再現性の高いデリバリーに現れている。ペドロ・マルティネスと比較される逸材であり、マーリンズ傘下の荒れ球投手とは一線を画するコントロールを有している。

 プロスペクト ハンドブック 2019で掲載予定の選手であるため、より詳細な紹介は、是非書籍を読んでもらいたい。

 

 ウィル・スチュワートは、2015年の全米ドラフトで、フィリーズから全体594位の20巡目で指名されプロ入り。母校であるヘイゼル・グリーン高校からメジャーリーグ昇格を果たした選手は、スチュー・テイト(RHP)、彼1人だ。1989年、サンフランシスコ・ジャイアンツで2試合に登板している。

 2015年のドラフトを振り返りたい。全米ドラフト1位は、ダンズビー・スワンソン(SS)である。現在ブレーブスに所属している彼は、22歳にしてメジャーリーグ昇格を果たし今に至る。高校生の最上位指名は、全米ドラフト3位のブレンダン・ロジャース(SS)だ。今季メジャーリーグ昇格が見込まれるトッププロスペクトであり、彼もまた22歳で2019年のシーズンを迎えようとしている。尚、スチュワートは昨年Aに昇格を果たしたばかりである。

 さて、スチュワートの紹介に戻る。彼は、90-92マイルの速球に、スライダー、カーブ、チェンジアップと変化球を3球種持っている先発左腕だ。武器と言えるのはスライダーとチェンジアップだが、カーブも悪くはない。スライダーは80マイル台であり、チェンジアップは80マイル前半を計測する。

 球速と変化の異なる2球種を巧みに使い分けることにより、2018年は躍進を遂げ、SALのASに選出された。彼の努力が報われた瞬間と言えるだろう。正直、所属球団が変わった所で、スチュワートがメジャーリーグのマウンドに踏むことは難しいだろう。しかしながら、彗星の如く現れた彼の勇姿から、私は目を背けることが出来ないのである。

 もう少し詳しく、彼の成長過程を追いたい。2017年、彼はNYPL(A-)で13試合に先発し、BB/9=3.7,K/9=8.7を記録した。悪くないが良くもない成績であり、防御率4.18にそれは反映されていた。翌年、Aで開幕を迎えた彼は、昨年WHIP1.47を記録した彼とは別人のような成績を残した。SAL(A)で20先発,2完封,113.2イニング。くわえて、BB/=1.7,K/9=7.1を記録し、H/9=7.1も相まってWHIPは0.97となった。スペックを考えれば出来過ぎなシーズンと言えるだろうが、軟投派左腕としてのベールを脱いだと考えたい。

 無論、不安材料はある。AS前は71.2イニング,9BB,60SO,AVG.202と圧倒したが、AS後は42イニング,12BB,30SO,AVG.245と成績が悪化していることだ。本来の調子に戻っただけだと言えなくもないが、フルシーズンデビューにより、疲労から成績を落としたとも言える。真実を明らかにするには、2019年のシーズンが開幕するだけでよい。とかく、彼の今後から目が離せない。

 

Text by Tsubasa Komiyama

Photo link https://flic.kr/p/29M2ZPH

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