トレバー・バウアーが絡んだ三角トレード

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トレード・デッドラインを振り返って

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トレードデッドラインが間近に迫る中、一足早く動き出したGM達。

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タイラー・スカッグスに捧ぐノーヒット・ノーラン

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2019年MLBオールスター

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2018年 Draft Review:オークランド・アスレチックス

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1巡目(全体9位)

カイラー・マリー:OF:右投右打

アメフトと野球の二刀流選手。当初、大学でのアメフトのプレーを希望していたが、芽が出ず、野球に復帰。そこで非凡な才能を見せ、野球に専念するかのように見えた。契約時に、残りのシーズンのみという制限付きで、アメフトのプレーを希望。まさかの大活躍で、ハイズマン賞を受賞することになると、トントン拍子にNFLを目指すことが決まった。選手としての能力は、全てにおいて身体能力先行。打席では、バットスピードの速さで、ハードコンタクトを量産するが、投球に対する理解が浅い。そのため、三振が多く、四球は少ない。守備では、自慢のスピードが魅力だが、積極的になりすぎて、大きなミスを犯すことも多い。肩も平凡なため、CFに残れるか微妙なところ。話題性という意味では、今ドラフトNo.1だ。

 

2巡目(全体50位)

ジェイムソン・ハンナ:OF:左投左打

打席では、卓越したアプローチと広角に打ち分けることができるヒッティングが魅力。高出塁率を期待することができる。コンタクト重視のため、パワーポテンシャルはあるが、長打数は少ない。この点は、本人の心がけ次第か。スピードは、平均を大きく上回っている。守備では、このスピードを活かし、優れたルート取りと打球反応で広いレンジをカバーする。肩は平凡だが、それでもCFに残れると予想する声は多い。盗塁には、積極的ではないが、仕掛けた時のミスの少なさが光る。

 

CBB(全体70位)

ジェレミー・アイアマン:SS:右投右打

ドラフトイヤーにスランプに陥り、評価を大きく下げた。打撃では、パワーポテンシャルの高さが魅力。レスリングで鍛えた下半身に支えられたスイングは、強烈で、今ドラフトクラスの中でもトップクラス。一方で、常に引っ張ることしかできなかったり、何でも打ちに行ったりと分かりやすい欠点もある。体重はあるが、スピードは平均以上。肩も強く、ソリッドなグラブさばきも見せる。SSに残れる可能性もあるが、3Bとしてなら非常に優秀なディフェンダーになれるとの声も。

 

3巡目(全体85位)

ホーガン・ハリス:LHP:左投右打

最速98マイルの速球が最大の魅力。この速球に、スピンのきいたカーブ、チェンジアップのコンビネーション。カーブは、時折、スライダーのように動く時があるほど、キレがよく、アウトピッチとして有効。チェンジアップのクオリティも低くなく、右打者対策は万全。安定感に欠け、コントロール、速球のスピードが試合によってバラつきがある。デリバリーも崩しやすく、投げるボールのクオリティ以外の面で問題を抱える。また、故障が多く、耐久性にも疑問が残る。

 

4巡目(全体113位)

アルフォンソ・リーバス:1B:左投左打

高いヒッティングスキルと熟達したアプローチがウリ。出塁能力が非常に高く、四球を多く選ぶことができる。どのレベルでも、ハイアベレージを残すことができるが、パワーに欠け、長打は少ない。1Bとしての経験は浅いが、軽やかなフットワークを見せており、スムーズに順応している。OFとしての経験も長く、肩も強いため、RFを守ることもできる。どちらのポジションでも、チームの足を引っ張ることはないだろう。

 

5巡目(全体143位)

ブレイディ・ファイゴル:RHP:右投右打

90マイル前半の速球と、スライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。速球は、常に球速が出るわけではないが、最速で96マイルをマークすることも。スライダーに磨きをかけ、自由自在にコントロールすることができるようになった。カーブ、チェンジアップといった他のブレーキングボールもクオリティが高く、奪三振能力は高い。コマンドに優れ、どの球種でも狙ったコースに投げることができる。15年にトミー・ジョン手術を経験。同姓同名なうえに、顔と赤ひげ、大きめのゴーグル眼鏡までそっくりな選手が、TEXのマイナーに在籍している。さらには、双方とも同じ医者からトミー・ジョン手術を受けており、違いを見つけるのが難しい。

 

6巡目(全体173位)

ロレンス・バトラー:3B:右投左打

パワーポテンシャルの高さが光るハイシーリングなタレント。スイングは、バットスピードの速さが目立つが、振り回しすぎなところも。投球に対する理解も浅く、何にでも手を出してしまう悪癖がある。スピードはあるが、フィールドでは、それを活かせず。守備の動きもぎこちなく、高校時代に守ることもあった3Bよりも1B/OF向き。

 

7巡目(全体203位)

チャーリー・セルニー:RHP:右投右打

最速95マイルのシンカー系の速球と、スライダー、チェンジアップのコンビネーションで勝負するリリーフプロスペクト。速球をストライクゾーンに集めて、ゴロを打たせるグラウンドボーラー。アウトピッチは、スライダーで、ソリッドなボール。チェンジアップはまだまだ改善の余地あり。コントロールがよく、四球は少なめ。デリバリーは、クセのないスリークォーター。

 

8巡目(全体233位)

JJシュワーツ:C:右投右打

16年の夏場までは、17年ドラフト上位指名候補だったが、その後の評価は右肩下がり。最大の見どころである打撃は、大学初年度がキャリアハイとなっており、その後は平凡なまま終わった。それでも、パワーだけは健在で、大学最終年には1試合4HRをマークしたことも。アプローチが、雑なところがあり、四球数の割に三振が多い。この点が、打撃で振るわなかった原因か。守備も肩の強さ以外は、平凡で、プロでCとしてプレーするには厳しいレベル。大学最終年も、主に守っていたのは1Bだった。

 

9巡目(全体263位)

チェイス・コーエン:RHP:右投左打

最速98マイルの速球と、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。ブレーキングボールのクオリティは平凡だが、球威のある速球を中心に組み立て、相手を圧倒するピッチングを披露することもある。コントロールが不安定で、四球の数が多いため、大学最終年にリリーフに転向。プロでもリリーフとして投げるのが無難だろう。

 

+1

14巡目(全体413位)

ガス・バーランド:RHP:右投左打

球速の上昇が著しく、春先から注目を集めた。速球は、コンスタントに90マイル中盤をマーク。よく動く2シーム系とノビのある4シーム系の2種類を投げ分ける。アウトピッチは、鋭く曲がるスライダー。キレがよく、空振りを奪えるボール。コントロールもよく、四球は滅多に出さない。小柄で、デリバリーに力感がある点は、気になるが、プロでは、先発を中心に登板している。

 

総括

今ドラフトを語る上で、カイラー・マリーの話題は避けて通れないだろう。契約当初は、ハイズマン賞を予想されるほど期待されておらず、本人も球団もまさかと言ったところだろう。今後、マリーがどんな選択をするかは、予測できないが、仮に野球を選んだとしても、全体9位で指名しなければならなかったのか疑問が残る。(NFL入りを目指すことで決まった)18年ドラフトが、豊作年だっただけになおさらだ。マリー以外に目を向けると、やはり大学生中心のドラフトとなった。上位10人に絞ると、野手が多め。タイプもバラつきがあり、一貫した方針が多かった今ドラフトでは、少数派だろう。ジェレミー・アイアマン、JJシュワーツとアプローチに問題ありな2人を指名したのは、アプローチ重視のOAKにしては珍しいが、パワーポテンシャル重視なのは、ここ数年の方針なので、こちらを重視したのだろうか。投手では、ブレイディ・ファイゴルとガス・バーランドが楽しみな存在。

 

Written By Ryota Ookaya and edited By Yuichi Ando

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