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FEDインタビュー「MLBを仕事にする」第2弾 – MLB4球団で広報インターン・通訳を経験し、現在はフリーランスとして活躍する新川諒さん

 

☆広報の仕事について

 

―広報の仕事の具体的な内容を教えてください。

 

私はインターン時代でしかこの仕事を経験していませんが、事前資料の準備と記者会見のセッティングなどがメインです。試合前にGame Notesやマイナーリーグレポートというものを作り、地元記者に知ってほしい情報を与えます。自分がインディアンスにいたときは、トレードがものすごく多い時期で、良い経験をさせてもらいました。

 

―広報の仕事が一番忙しい時期はいつですか?

 

広報部は、ベースボール寄りの広報と、ビジネス寄りの広報に分かれています。基本的には、試合が終わった時間から翌日の練習開始前までにGame Notesを作成し、故障者が出たり、トレードが成立したりすると、その都度対応していきます。なので、いつが一番忙しいというよりは、物事が重なった時が忙しいですね。時期的にはやはりトレードデッドラインでしょうか。通訳をしている時に、空っぽになったロッカーを見てトレードを知ったということは、何回かありました。

 

 

☆通訳の仕事について

 

―担当の選手がマイナー落ちしたり、トレードされたりした場合、通訳はどうなるのですか?

 

基本的には選手についていきます。トレード先のチームに既に日本人選手がいて、1人の通訳で2人を見られるとなれば、いらないとなるかもしれないですが。自分が付いていた選手がトレードされた経験はないです。

 

―各球団に通訳は何人くらいいるのですか?

 

各球団に最低1人はスペイン語を話す通訳がいなければいけないというルールが3、4年前にできました。日本人以外だと、私が関わった中では、イム・チャンヨン選手がカブスにいた時は韓国の通訳がいましたし、チェン・ウェイン選手の台湾の通訳も知り合いでいますね。

 

―通訳の仕事で孤独感を感じたことはありますか?

 

私は英語が話せて、スタッフやチームメイトとコミュニケーションがとれるので孤独感はないです。選手にとっては、通訳を介さないと会話ができないという状況になってしまうと日本の時のようにはいかないので、そこはケアが必要です。

 

―通訳はどのくらいの時間、選手と一緒にいるのですか?

 

遠征時は、移動やホテルを共にしますし、食事に行くのも自然な流れですね。選手にもよりますが、家族よりも長い時間を一緒に過ごします。

 

―通訳の契約形態を教えてください。

 

基本的に日本人選手が在籍している時のみの契約になります。球団によって、球団職員として雇われる場合と、個人事業主として雇われる場合があります。選手が個人的に通訳を決めていることもたまにあります。

 

―ある選手との契約が終了した時、次の仕事はどのように探すのですか?

 

新しい日本人選手の情報をチェックし、球団に連絡をしてみたり、業界内で話をしてみたりする中で探していきます。選手のために先のことを考えて行動しなければいけない仕事なので、経験が大事ですね。例えば、ある町に行くときに、着いてからどこで食事をするか調べるようでは遅いんです。行く前から選択肢を提示できるくらいでないといけません。

 

―メジャーとマイナーで、環境や待遇の違いはありましたか?

 

全然違いますね。メジャーではチャーター機での移動ですが、マイナーでは試合が終わった後に10時間バス移動だったり、翌朝の早朝に一般の方と同じ飛行機に乗ったりという感じでした。

 

―印象に残っている選手やエピソードがあれば教えてください。

 

殿堂入りもされたジム・トーミ選手です。600号HRをベンチから見ていました。その時期は怪我も多く、リハビリの時に一緒になることがありました。キャリアの最終局面に入ってきた段階で、代打としての役目が多かったんですが、試合前、試合中の取り組みはプロだなというのを感じました。彼はレジェンドなので、試合前に相手チームの若手に、ユニフォームにサインを求められることがあるんですが、何て書いたらいいかをめちゃくちゃ悩んでいるんですよね。彼らのキャリアに役立つことを書こうと悩んでいました。人格者ですね。

 

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