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FED2019年注目選手。トレバー・バウアー,マット・シューメーカー,カン・ジョンホ

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 シーズン開幕から1週間を迎えたが、今回は今年のMLBで注目すべき選手を紹介する。といっても、3選手のみの紹介となっているが、私が特に注目、活躍を期待している選手をピックアップした。

 

①     トレバー・バウアー(CLE)

 Twitterで多方面に喧嘩を売りヘイトを集めている彼は、今では球界の「嫌われ者」の地位に。しかし本業の野球の方では近年実力をつけている。2017シーズンまでは防御率4点台と先発3~4番手レベルの投手であったが、昨シーズンは175.1回を投げ、221奪三振、防御率2.21とキャリアハイをマークした。特に奪三振率の高さは目を見張るものがある。昨シーズンオフ、自前のハイスピードカメラを使いスライダーを研究、改良を加えそれまでウィークポイントであったスライダーを最大の武器に変えた。そして今オフはチェンジアップの改良に取り組み、今シーズン初登板試合を7回1失点9奪三振と上々の滑り出しを見せた。今年は文句なしのサイヤング賞受賞も夢ではない。

https://www.mlb.com/news/trevor-bauer-brilliant-in-indians-win

 

②     マット・シューメーカー(TOR)

 2014年には16勝を挙げ日米野球にも来日した髭がトレードマークの右腕。以降は期待されたほどの成績は残せず、怪我にも悩まされ昨シーズンは右の腕の手術も経験した。しかし今年は健康な状態で開幕を迎え、ここまで2試合に先発し、14回無失点15奪三振とほぼ完璧な投球を披露している。速球は平均90マイルと威力に欠けるが、スプリット、スライダーを主体に丁寧にコーナーを突いていく投球スタイル。例年、BB/9は2点台後半とコントロールに優れており、ある程度の奪三振能力も備わっている。今シーズンはまだ2試合の登板ではあるが、シンカーの被打率が大幅に低下していて、それに伴いゴロ率も増加していることが好調の要因か。今年で33歳のベテラン投手の今後のピッチングに注目したい。

 

③     カン・ジョンホ(PIT)

 2015年、ポスティングシステムを利用して韓国球界から移籍したカン・ジョンホはメジャー2年目にはアジア人内野手としては初の20本塁打を記録するなどの活躍をした。しかし2017年に飲酒運転で有罪判決を受け、就労ビザを失ったためシーズンを全休、2018年はなんとかビザを獲得したもののメジャーリーグでは3試合の出場に留まった。しかし今年のスプリングトレーニングでは16試合の出場で全体トップの7本塁打、長打率.773と持ち前の長打力を遺憾なく発揮し、ブランクを感じさせない記録を残した。もし怪我も無く問題を起こさずにシーズンを過ごせたら30本塁打以上は期待できるだろう。かつてアジア人最高の内野手とも称された名誉を挽回できるか。

 

Written by Kazuki Sugihara

Photo link https://flic.kr/p/WWk4d2


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