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Weekly Report : Week-5

ハンター・ペンスの復活
Written by Aikiyuki Suzuki
現地25日からのレンジャーズ対マリナーズ4連戦の3戦目となる27日レンジャーズは15-1、翌28日も14-1とともに大勝した。この2試合続けての大勝に大きく貢献したのが、ともに5番レフトでスタメン出場したハンター・ペンス(OF)であった。27日の試合では6打数2安打3打点、28日の試合では5打数3安打1本塁打4打点の大活躍だった。
ペンスは2013年9月にサンフランシスコ・ジャイアンツと結んだ5年契約が2018年シーズンで終了。2019年2月7日にレンジャーズにマイナー契約で加入した。このオフはアダム・ジョーンズ(ARI)などの外野手が格安での契約を強いられるような状況であったため、ペンスも契約先を見つけるのに苦戦していた。そんな中レンジャーズが本拠地アーリントンのすぐ近くのテキサス州フォートワースの生まれで、大学はテキサス大学アーリントン校(UTA)に通っていたペンスと契約した。レンジャーズは地元出身のスター外野手と契約することができ、ペンス自身も生まれ育った地元でプレーすることができるという双方にメリットがある契約となった。
また地元でのプレーに加えて、年齢や近年の故障などもあり守備に不安がある中で、2011年以来8年振りとなるDH制があるアメリカン・リーグでのプレーとなり、ペンスにとって復活に向けて最高の環境が整ったといえる。そして迎えたスプリングトレーニングでは19試合に出場し、打率.315、OPS.957と打撃面で好成績を残した上に、MLB全体で最多となる7盗塁を決めるなど、開幕ロースターに残り地元アーリントンでの開幕戦に出場したい気持ちから張り切りすぎたのか走塁面でも結果を残した。その結果開幕ロースターに残ることができ、開幕戦に5番DHでスタメン出場しヒットを放ちホームも踏んだ。
その後は主に相手の先発が左投手の時にDHやレフトで出場し、ほぼ全試合でヒットを放っている。5月4日までの時点で、打率.300、3本塁打、OPS.868、打点13と好調を維持している。
ペンスといえば独特のバッティングフォームや送球フォームで話題となり、さらには2012年NLCS第7戦での3度打ちなど、個性的な選手が多いメジャーリーグの中でも特に個性的な選手である。しかしながらその動きのもととなっているショイエルマン病という脊椎が変形する病を抱えながら36歳という年齢でプレーし続けているのは立派である。ペンスには今後も地元レンジャーズで活躍し続けて、引退までレンジャーズでプレーして欲しいところである。
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