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トレバー・バウアーが絡んだ三角トレード

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 SDについてはレイエス、アレンといったところを放出した上でトランメル一人の獲得ということで、昨年にブラッド・ハンド(LHP)、アダム・シンバー(RHP)でフランシスコ・メヒア(C)を獲得したのと同じように、これと決めた人材にリソースをつぎ込むという姿勢が現れたようなトレードとなった。

 確かにそれなりに高く売れたであろう、しかも長期で保有可能な2人を含めたうえでトランメル1人というのは少々寂しい。またトランメルの才能は疑わないものの長打力が思ったより伸びておらず、将来はCFよりコーナーOFに移動すると予想されているなど中途半端なところが多く、SDが足元を見られたトレードではないかという声を大きくする要因となっている。

 ただ、交換要員を見てみると、レイエスは守備に問題を抱え、将来的にNLでプレーするには厳しいところがあった上、同タイプの打者であり守備も優れるレンフローに水をあけられていた。アレンはハイフローながら天井の低いタイプであり、才能の宝庫であるSD傘下であれば代わりが十分利くタイプの選手といえる。R級の選手についてはモノになるかは全く分からない。

 このように、そもそもこれ以上の対価を本当に望めたかどうかは分からないところがある。また先ほどマイナス面を強調したが、トランメルの選球眼とスピードは優秀そのものであり、長打力もこれから伸びなおす公算は充分ある。またCF守備についても肩に問題があると言われながらCFを守れたトラウト、イエリッチといった選手を見るとまだあきらめる必要はない。フューチャーズゲームで活躍したスター性も魅力的で、資源を投入する価値が十二分にある選手である。

 さらにアレンとレイエスの放出で40人枠を2人開けることに成功しており、トランメルのルール5対象年は2020年であることを踏まえると、ロースターをより柔軟に使える形にもっていくことに成功してもいるのである。

 確かに1人のプロスペクトに賭けるのはリスクがあるものの、放出した選手のネームバリューと数といった面以外に目を向けると、このトレードは思ったよりもSD不利とは言えないのではないだろうか。

 

10%を超えるBB%が下支えして出塁率は毎年.370前後と非常に高水準だ。さらに盗塁数も多く出塁能力とスピードを兼ね備えた優秀なリードオフマンになれる。

守備でもスピードを活かしてセンターを守るが肩が弱いのでレフトが定位置となる可能性もある。流行りのフライボール革命の考え方はあまり好きではないと語っている。

Far East Division Prospect Handbook 2019より引用。(筆者が一部編集)

 

Written by Yoshihiro Ueda

Photo link https://flic.kr/p/2fPo9d2

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