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2019 ALCS Review:NYY vs HOU

Game 1
TEAM |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
NYY |
0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 | 2 | 7 | 13 | 0 |
HOU | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 |
Game 1 のキーワードは「田中将大」,「グレイバー・トーレス」,「ブルペン運用」だ。
ヤンキースは田中将大(RHP)が先発した。2015年にHOU戦でPO初先発。5回4被安打3奪三振3与四球2失点で降板し負け投手となった。2019年はMIN戦とHOU戦に先発し、ALCS初戦を6回1被安打4奪三振1与四球無失点の好投で勝利。尚、MIN戦でも勝利を収めている。POキャリア通算は7先発41回K/BB=4.00ERA-31と抜群の成績だ。
ヤンキースで236勝をマークしたホワイティー・フォード(LHP)は、POキャリア通算22先発146回K/BB=2.76ERA-73。219勝をマークしたアンディ・ペティット(LHP)は、POキャリア通算(HOUでの投球成績含む)44先発276.2回K/BB=2.41ERA-84。
彼らとの投球回に大きな差があるため優劣は付けられないが、田中が抜きん出た成績を残していることが分かる。余談だが、マリアノ・リベラ(RHP)は、POキャリア通算96登板141回K/BB=5.24ERA-15だ。特に、2003年は8登板16回K/BB14.00ERA-13と神がかった成績をマークしている。
田中の好投を支えたのは、打率.267(メジャー全体4位)306本塁打(メジャー全体2位)OPS.829(メジャー全体3位)の打線だ。ホームOPS.809アウェーOPS.846とアウェーの方が長打力を発揮するという特徴がある。
4回にグレイバー・トーレス(2B)のタイムリーヒットで先制。6回、そのトーレスとジャンカルロ・スタントン(LF)が本塁打を放つと、9回にはジオ・アーシェラ(3B)も本塁打を放ち、1試合3本塁打と長打力を遺憾なく発揮した。また、トーレスは、アメリカンリーグの選手では史上最年少となるPOで1試合5打点をマークした選手となった。
アストロズはザック・グレインキー(RHP)が先発した。今季はPOで2試合に先発し9.2回K/BB=11.00ERA-188。メジャー通算の被打率.245HR/9=0.92であり、2019年シーズン中は共に通算を上回る成績を残したものの、今季はPOで被打率.300HR/9=4.66と痛打が多く、第1戦では敗戦投手となった。K/BBの良さを考えれば次の先発では好投をする可能性は十分にあり、9回2アウトまで1人も出塁させなかったSEA戦のような投球に期待したい。
シーズン中は地区優勝を支えたグレインキーだが、アストロズは、ジャスティン・バーランダー(RHP)とゲリット・コール(RHP)に頼らざるを得ない状況が続いている。(アーロン・サンチェス(RHP)が故障したことも影響している)今オフにFAとなるコールは多少無理をさせられると見ることも出来るが、DSで投手を温存してきたヤンキースと、手強いレイズ相手に苦戦を強いられたアストロズの疲弊が今後大きな差となるかもしれない。
図はmlb公式のスコアボードを元に筆者が作成。
アストロズ打線は、打率.274(メジャー全体1位)288本塁打(メジャー全体3位)OPS.848(メジャー全体1位)と完成度の高い打線を誇る。MVP候補であるアレックス・ブレグマン(3B)は2年連続で四球が三振を上回り、全盛期のジョーイ・ボット(1B)を彷彿とさせる選球眼。具体的な指標を挙げると、.320/.454/.578をマークした2017年のボットのRun Valueは+60で、今季のブレグマンのRun Valueは+47だ。
打線は3安打に封じられたものの、ブレグマンが関わるファインプレーが2つあった。1つは、アーロン・ジャッジ(RF)がフライを捕球し、走り出していた一塁走者のブレグマンを刺したプレー。もう1つは、素晴らしい反射速度でサードライナーにしたブレグマンのファインプレー。もちろんここではブレグマンのプレー動画を掲載する。
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