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2019 ALCS Review:NYY vs HOU

Game 3
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
HOU | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 |
NYY | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | 1 |
Game 3 のキーワードは「ルイス・セベリーノ」,「ゲリット・コール」,「ハードヒット」だ。
ヤンキースはセベリーノが先発。十分に休養を置いての先発だが、長いイニングを任せられないというハンディキャップを抱えている。今季は9月17日のLAA戦まで初登板が遅れた。結局、9月の3先発12回6被安打17奪三振6与四球でレギュラーシーズンを終えた。POは10月7日のMIN戦で先発。4回4被安打4奪三振2与四球で無失点に抑えた。そしてHOU戦に先発。アルトゥーベに、PO球団最多タイとなる12本目の本塁打を浴びる等したが、満塁のピンチを切り抜けた他、高めの速球やアウトローに変化球が決まっていた。
by Baseball Savant
現地時間2018年5月29日のHOU戦の投球。赤は速球、緑はチェンジアップ、黄はスライダー。7回2失点に抑えている。
by Baseball Savant
ALCS第3戦の投球。2被弾したのは共に真ん中に入った速球。
他に比較するとこのようになる。
5月29日 | 10月14日 | 変化 | ||
球速 | FF | 97.3 | 96.0 | -1.3 |
SL | 88.4 | 86.6 | -1.8 | |
CH | 85.6 | 89.2 | 3.6 | |
スピン | FF | 2389 | 2285 | 95.6% |
SL | 2970 | 2565 | 86.4% | |
CH | 1564 | 1760 | 112.5% |
by Baseball Savant 変化は筆者が加筆したもの。
端的に言って本調子ではない。今日は悪い投球ではなかったが、POでは先制点を許さない投球を期待してしまう。両球団共に先発3番手を好調にさせたいところだ。
打線はエドウィン・エンカーナシオン(DH)にツーベースヒットが出た他、トーレスが3本目(CSは2本目)の本塁打をマーク。しかし、ガードナー、ディディ・グレゴリウス(SS)、サンチェス(C)等にヒットが出ない。グレゴリウスは、5回ツーアウト走者一二塁で、後もう少し伸びれば逆転本塁打という当たりがあった。ガードナーもハードヒットは多い。
両球団共にDSからCSでチームOPSを大きく下げており、高い投手力の前に苦戦を強いられている。スタントン離脱の影響は小さくなさそうだ。
アストロズの先発はコール。与四球5とやや調子が悪かったものの、ヤンキース打線は攻略することが出来ず。ブルペンを温存しつつヤンキースタジアムで初戦を落とさせる抜群の投球だった。両球団共にホームで初戦を落とすというショックの大きいシリーズとなっているが、共通しているのは打撃成績が低下していることと先発3番手が不安であることだ。
前者は、出塁した走者を帰すよりも本塁打で得点を重ねる意識をした方が良さそうだ。後者は、ブルペンに不安があるアストロズと、ブルペンに頼る傾向が強く、疲労によるほころびが怖いヤンキースである意味イーブンか。こういう試合では大量得点が期待したい。そして、大量得点でブルペンを疲弊させられれば、それ以外の試合でも終盤に逆転するチャンスが増えてくるだろう。
ベテランのジョシュ・レディック(RF)に本塁打が飛び出したものの、総得点3はシーズン中を思えば寂しい数字だ。先に述べた通り、それほど両軍の投手力が秀でている証左ではある。4連勝でWS進出を果たしたナショナルズとは異なり、ALCSはもつれそうな様相を呈している。
ハードヒット | バレル | |
NYY | 33 | 7 |
選手名 | ||
DJ・ルメイヒュー | 6 | 1 |
A・ジャッジ | 5 | 3 |
G・トーレス | 3 | 1 |
G・スタントン | 3 | 1 |
G・アーシェラ | 5 | 1 |
D・グレゴリウス | 3 | 0 |
B・ガードナー | 4 | 0 |
C・メイビン | 1 | 0 |
A・ヒックス | 1 | 0 |
E・エンカーナシオン | 1 | 0 |
G・サンチェス | 1 | 0 |
ハードヒット | バレル | |
HOU | 32 | 8 |
選手名 | ||
G・スプリンガー | 3 | 2 |
M・ブラントリー | 6 | 0 |
A・ブレグマン | 5 | 1 |
K・タッカー | 1 | 0 |
Y・アルバレス | 0 | 1 |
J・アルトゥーベ | 4 | 1 |
Y・グリエル | 4 | 0 |
C・コレア | 3 | 2 |
R・チリノス | 1 | 0 |
J・レディック | 2 | 1 |
M・マルドナード | 3 | 0 |
by Baseball Savant
余談だが、ALCSで最もハードヒットを放っているのはDJ・ルメイヒュー(IF)とマイケル・ブラントリー(OF)の6回だ。チーム合計では、3試合でヤンキースは33本(バレルは7)。アストロズは32(バレルは8)本。ブレグマンは5本のハードヒットとバレルは1をマークしており、ブレグマンの当たりがヒットになればヤンキースタジアムで有利に戦えるだろう。
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