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「MLBを仕事にする」:記者水次祥子さんへのインタビュー

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Part4 学生や若者へのアドバイス

 

—日本人がアメリカで働く為には英語力も1つ大きなハードルになると思います。特に記者という仕事は言葉が大事な仕事だと思いますが、水次様が思う“アメリカで記者として働く為に必要な英語力”はどのようなものでしょうか?

 

 相手の話していることが聞き取れるレベルの英語力があれば、記者として十分やれると思います。MLBの取材をするといっても、日本のメディアで記事を書くなら日本人選手を取材して日本語で記事を書くことが圧倒的に多いので、そこまで英語のレベルは重要というわけではないと思います。ただネイティブ並みに話せれば、米国人選手と突っ込んだ会話もできるでしょうし、有利だとは思います。ただし米国で米メディアの仕事をするなら、当然ネイティブ並みでないといけませんね、当たり前のことですが。記者にとって大事なのはコミュニケーション能力や人の話を聞く能力であって、英語力は二の次、三の次だとは思います。

 

—MLBを取材したいと思っている記者志望の日本人の学生や若者は多くいると思います。もし水次様が現在日本で大学生に戻ったとして、MLBの記者になる為にはどのようなキャリアを選択されると思いますか?現在の記者業界や出版業界等を考慮して教えて頂きたいです。

 

  大学からMLBのライターを目指すのでしたら、やはり新聞社か出版社に入ることを目指すのがベストかもしれないですね。普通に就職できるならした方がいいのではないでしょうか。しかし会社員ですから、自分の好きな部署に配属されるわけではありませんので、入社して自分のやりたいことができる保証はありませんので、それが近道かといったらそういうわけでもないと思います。新聞社で何年か働いてから退職し、米国に移住して大学院とかに入り直して勉強して、フリーランスの記者としてやっている人はいます。フリーランスのライターというのは即戦力とみなされますから、学生からいきなりはかなりハードルが高いでしょうね。記事を書くという作業は、経験を積んで磨き上げていかないと、いきなりいい記事を書けるかといったら、よほど才能がある人なら別かもしれませんが、なかなかそういう人はいないと思います。ただ新聞社や出版社に就職するのもハードルが高いですよね。入れなかったらでは無理かといえば、そういうわけでもないです。いろいろなルートがあると思います。ちなみに、ライターになることを就職と同じ感覚でとらえている学生さんもいるようですが、フリーランスのライターになるのは起業と同じと思った方がいいと思います。

 

—我々のグループは大学生で構成されているのですが、大学生が学生の時期だからこそしておいた方が良いと思う事についてアドバイスをお願いします。

 

 自分が好きなこと、本当にやりたいことは何かをしっかり見つけておくことですかね。本当に好きなことは何歳になっても飽きないし変わらないと年を取ってからわかると思うし、自分の好きなことをキャリアにしたいなら尚更ですよね。

 

 それと記者やライター、文章を書く仕事を目指す方に1つアドバイスしたいことは、自分の能力をどう伸ばすかきちんと意識してやっていくことが大事だと思います。私がまだ駆け出しの記者だった時代は、編集のデスクの方など上司の方に厳しく教え込まれ、鍛え上げられました。そういう時代を経て、今の自分があると思っているし、厳しく教えてくれた上司にはとても感謝しています。

 でも今は厳しくしたらパワハラやモラハラといった批判を受ける事もあるので、もう上の人もいろいろ言えなくなっているというのが今の時代だと思います。私自身も実はそうです。この人はここをもう少しこうすれば記者として伸びるのにと思っても、ハラスメントと受け取られる可能性を考えると面倒臭いので言わないです。言いたいけどまあいいかとなってしまう。誰も何も言ってくれない時代と思って、自分で自分の能力を伸ばすことを意識しないと成長できないだろうなと思います。

 

 Photo BY Bill Selak 

Interviewed BY Yuichi Ando

 

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