2012チーム別ドラフトレビュー:ナショナル・リーグ西地区

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  • コロラド・ロッキーズ

○過去10年の傾向

毎年ドラフト方針が変わるため非常に予想しづらいチーム。ある年投手を大量に指名したと思えば、翌年野手を大量に指名するなどなど。大学生を好む傾向があるが、2009年に1順目で高校生左腕のマッゼクを指名するなど、とにかく読めない。が、直近10年間で8人の大学生選手を指名しているあたり、1順目の重点は大学生のようだ。2006年全体2位でグレッグ・レイノルズ(ロッキーズ)を指名したように契約金を抑えるために早め早めの指名が多いが、タイラー・マツェック(ロッキーズ)など例外は存在する。

 

○2012ドラフト注目選手

デビッド・ダール:OF
右投左打,オーク・マウンテン高,全体10位

体格やプレースタイルからジョニー・デーモン(インディアンス)と比較されている素材。彼程のパワーこそ無いが打席でのアプローチが巧みでアベレージを見込める打撃を披露する。走塁も評価が高く、守備も水準以上の守備範囲とスローイングを誇る。野球を良く理解したプレーぶりでも定評があり、今後パワーが向上すれば非常に面白い存在だ。スイングを若干大きくすべきだと見るスカウトも。

 

エディー・バトラー:RHP
ラドフォード大,全体46位

力強いストレートを持ち味に先発として台頭した素材。最速は97マイルに達するパワーピッチャーだがスライダー、チェンジアップいずれも現状では評価は芳しく無い。小柄な体格に起因すると言われる不安定なコマンド含め大学出身ながら粗削りな存在だ。先発としての大成は厳しいと見る一方、リリーフ投手としては有望と評価するスカウトは多い。早期昇格にはコマンドとスライダーの質を磨く必要がある。

 

トム・マーフィー:C
右投右打,バファロー大,全体105位

破壊力のある打撃は特にパワー面の評価が高い。フィールド全体に弾き返せるだけのアプローチとバットスピードも兼ね備えている一方、コンタクト面で不安定さを露呈する場面も散見される。大柄な体格の持ち主で頑健であり、スローイングの正確さを含め捕手としての素質も十分だ。司令塔としてのリーダーシップも持ち合わせる。攻守に優れる正捕手候補と期待される素材だが、打撃の確実性が向上しない限りは攻撃的な控え捕手に止まるとも見られている。

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