2012チーム別ドラフトレビュー:ナショナル・リーグ西地区

espnhs_max_fried_2011_area_code_baseball_576x324
  • サンディエゴ・パドレス

○過去10年の傾向

ドラフト史上最悪の全体1位マット・ブッシュの失敗を受けてか、大学生の指名が多く見られたが2009年に久々に高校生野手を指名(ドノバン・テイト)。以降カーステン・ウィットソンとジョー・ロス(パドレス)のように高校生も指名するように。ただし今年から就任したジョシュ・バーンズGMはダイヤモンドバックス時代、大学生の指名が多かったことから、再び大学生にフォーカスを置いたドラフトになりそうだ。
ここまで1順目指名がほとんど活躍できていないチーム。カリル・グリーンは一時期ショートのレギュラーとしてプレーするも社交不安障害に陥ってからは以前のような活躍はできず。前述したブッシュはショートとしては泣かず飛ばずで、また素行面で大きな問題を抱え、結局一度もメジャー昇格できずに現在に至る。ピッチャーとして再起を図るもひき逃げ事件を起こしてしまい、選手生命の危機に直面している。テイトもスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)、ダスティン・アクリー(マリナーズ)の直後に指名され、期待も大きかったがチーム若手ランキングTOP20にすら入れない有様である。

 

○2012ドラフト注目選手

マックス・フリード:LHP
ハーバード―ウエストレイク高,全体9位

Max Fried vs. Surprise Rangers (8/3/2012) from Jason Cole on Vimeo.

技巧派。ファストボールは速くても92マイル程度だが、カーブは非常に評価が高く空振りを奪える効果的な武器。しかも優れたコマンドがある。サードピッチのチェンジアップも打者のタイミングを外すことができる。アスレティックで、スムースなスリークウォーターのフォームで投げる。シーリングはローテーションの2番手だが、非常に高いリスクも付きまとう。スロットバリューと同額の3,00,000ドルで契約し、アリゾナのルーキーリーグで12IP、5.25ERA、12K/6BBを残している。

 

ザック・エフリン:RHP
ハジェーティー校:全体33位

Max Fried vs. Surprise Rangers (8/3/2012) from Jason Cole on Vimeo.

本人の申告によれば4シーム、2シームの2種類の速球を投げ、最速は96マイル。変化球はカッター、カーブ、そしてベストピッチだというチェンジアップの3つ。彼自身がアイドル視しているロイ・ハラディに似たスリークウォーターの力みのないフォームで投げる。安定してストライクゾーンに投げる能力はあり、コマンドが上向けばソリッドな2-3番手になれるが、リスクもそれなりにある。1,200,00ドルでサインし(スロットバリューは1,525,000ドル),アリゾナのルーキーリーグに配属されている。

 

トラビス・ジャンコウスキ:OF,
右投左打,ストーニーブルック大,全体45位

快進撃でカレッジワールドシリーズまで駆け上がったチームをリードオフマンとして引っ張った。アスレティックで平均以上のスピードがあり、肩はやや弱いが充分にセンターが務まる守備力の持ち主。打撃はパワーはそんなにはないがミート力に優れたラインドライブヒッターで、リードオフ、若しくは2番のプロファイル。もちろん走塁もプラスの評価。サイニングボーナスは975,000ドル(スロットバリューは1,165,800ドル)。ルーキーリーグで2試合に出場後にクラスAに昇格。合計では184打席で/.225/.268/.308という成績。

 

ウォーカー・ウィッケル:RHP
オリンピア高,全体47位

6フィート6インチ、195ポンドとフレームはいい。速球は90マイル代前半で70マイル台後半のパワーカーブにチェンジアップも投げる。フォームは非常にリラックスしている。非常にハイシーリングだが同時にハイリスクな選手。スロットバリューの925,000ドルを大幅に上回る2,000,000ドルでサインし、アリゾナルーキーリーグに配属されている。

1 2 3 4 5

コメントを残す