2012チーム別ドラフトレビュー:ナショナル・リーグ中地区

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  • シカゴ・カブス

○過去10年の傾向

総じてみると大学からの一巡目指名のほうがやや多い印象を受けた。タイラー・コルビン(ロッキーズ)やアンドリュー・キャッシュナー(パドレス)はメジャーの世界である程度の活躍を収めているが、大半はメジャーに上がれないままでいることからも、一巡目指名ではやや苦戦していると言える。

 

○2012ドラフト注目選手

アルバート・アルモラ:OF
右投右打,マター・アカデミー・カーター高,全体6位

アスリートで攻守に優れた素質を発揮する。打撃はフィールド全体に打ち分けるラインドライブヒッターで高いアベレージを維持出来る。パワー面でも成長が見込まれ、引っ張った打球からその片鱗を伺わせるとのこと。守備もスピードを生かした広いカバー範囲と肩の強さを誇る。今ドラフトでは屈指の5ツール候補生で、高校生ながら完成度も高い。優れたリーダーシップと練習熱心な姿勢も高評価で、大舞台での経験も豊富だ。ただしツール全体をより磨く必要はある。

 

ピアーズ・ジョンソン:RHP
ミズーリ州立大,全体43位

前腕の故障で評価を下げたが素質は今ドラフト屈指との評価を得ていた。91~96マイルのストレートとパワーカーブのコンビネーションは三振を奪うことが可能で、特にボールを低めに集めることが出来る時は非常に支配的な投球を披露する。チェンジアップも今後向上する余地を残し、ストライクゾーンを突ける姿勢も高く評価されている。ドリュー・ストーレン(ナショナルズ)を先発向きにした素材と見られるが、毎年故障を経験している健康面は不安材料。実力は確かなだけにこの点のケアが求められる。

 

デュエン・アンダーウッド:RHP
ポープ高,全体67位

全体67位指名。ポテンシャルを高く評価される右腕。高い運動能力と生来の肩の強さを誇る。ストレートは90マイル前半がベースで時に96マイル前後に届く。このボールがベストピッチで次いで縦に割れるカーブ、チェンジアップが続く。粗削りでコマンドと変化球は向上が求められる部分である。この部分の改善が見られればリーグ屈指の存在に成り得るだけの選手だが、場合によってはマイナーで埋もれる可能性も高く、ハイリスクハイリターンの典型と言える。

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