2013 Top 15 Prospects:シンシナティ・レッズ

Billy Hamilton

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ15の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ビリー・ハミルトン:OF、SS
マイナーリーグNo.1のスピードを誇る韋駄天。昨シーズンはマイナーリーグ新記録となるシーズン155盗塁を記録した。パワーのツールに欠けるが選球眼の良さが光る。もともとはショートを守っていたが肩の強さは平均的であり、俊足を生かしてセンターにコンバートされた。

2. ロバート・スティーブンソン:RHP
2011年ドラフトで1巡目全体27位指名された最速97マイルの速球とカーブが武器の本格派投手。マット・ガーザと比較される逸材だ。プロ入り後、速球に磨きをかけ現在では最速100マイルに到達した。昨季、ルーキークラスとA-で65イニングを投げて72K/23BBを記録した。将来はエース級投手に成長すると見られている。

3. ジェシー・ウィンカー:OF
昨シーズンはルーキークラスで打率.338、出塁率.443、OPS.943を記録した。とても洗練された打者で深いカウントになることを恐れない我慢強さも持ち合わせる。シーズン5本塁打に終わったがパワーのツールも優れており将来は20本塁打を打てる力も秘めている。

4. トニー・シングラニ:LHP
最速95マイルの速球、チェンジアップ、スライダーで三振を量産する剛腕投手。昨シーズンはA+、AAでERA1.73、146IPで172K/55BBを記録した。9月9日にメジャーデビューを果たし3試合に登板、5IPで9K/2BBと奪三振能力の高さをアピールした。将来的にはブルペン転向もあり得る。

5. ニック・トラビエゾ:RHP
高校時代は打者とリリーフ投手を務めていたが、3年の春に先発投手に転向してから評価が急上昇した。速球は94マイル前後のツーシームと最速98マイルのフォーシーム、他にはスライダー、チェンジアップを投げる。投手としてのキャリアは浅いため、育成には時間を要する素材だ。

6. J.J.フーバー:RHP
昨シーズン序盤は3Aで30試合に登板し37IPで55K/12BB、ERA1.22、K/9は13.38と抜群のピッチングを披露し、満を持して4月25日にメジャーデビュー。28試合に登板、ERA2.05、31IPで31K/13BBとメジャーのレベルでも通用することを証明した。速球は94マイル前後、スライダー、カーブを投げる。

7. ダニエル・コルシーノ:RHP
18歳でシンシナティ・レッズと契約したドミニカ出身の投手。「ジョニー・クエト2世」として期待されている。最速95マイルの速球にスラーブのような変化をするスライダーに「チェンジアップの達人」マリオ・ソト投手コーチから教わった質の高いチェンジアップを織り交ぜる。昨シーズンはAAでERA3.01、143IPで126K/65BBを記録した。これまでBB/9は2.2とコマンドは優秀だったが昨季は4.1と悪化した。

8. イスマエル・ギロン:LHP
テークバックの時に球の出所を隠すフォームが特徴のサウスポー。最速94マイルの速球にカーブ、スライダーを投げる。コマンドに脆さを露呈しているのが課題だ。昨季はA-でERA2.38、76イニングを投げ90K/31BBをマークした。

9. ダン・ランフィールド:RHP
最速97マイルの速球が武器のパワーアーム。トロント・ブルージェイズから1980年ドラフトで10巡目指名されたポール・ランフィールドを父に持つ。昨シーズン、レッズからドラフト3巡目で指名され、その後ルーキークラスで15試合に登板。37イニングで54K/17BB、ERA2.68と好投した。速球だけでなくハードな変化をするスライダーも評価が高い。

10. ネフタリ・ソト:1B
レッズ傘下屈指のスラッガー。2011年は31本塁打を放ったが明らかにボールを引っ張りにいくスイングが目立ち、手首と背中を故障した。昨シーズンは14本塁打と数は減少したが広角に打ち分ける打撃が目立った。走塁ははっきり言って平均以下、守備も平凡なため、今後はバッティングの成長が彼のキャリアを左右する。

11. カイル・ロッカー:RHP
カナダ出身のピッチングプロスペクト。健康状態に不安を抱えており長いイニングを投げられなかったが昨シーズンはA+とAAで112イニングを投げ、ERA4.45、123K/66BBをマークした。最速94マイルの速球とカーブ、スラーブで三振を量産するスタイルであるがコマンドに課題を残す。パワフルなピッチングスタイルのため、将来的にはブルペン転向もあり得る。

12. カルロス・コントレラス:RHP
最速98マイルの速球にチェンジアップを織り交ぜるピッチングスタイルが持ち味。チェンジアップはブレーキが効いており、これをカウント球だけでなく決め球としても使う。右投手ながら左打者に強く、キャリア通算の対左打者の被OPSは.656となっている。コマンドも安定しており、将来的にはセットアッパーとしての活躍が見込まれる。

13. セオ・ボウ:OF
昨シーズン、70盗塁と走りまくったスピードスター。同じポジションのビリー・ハミルトンとタイプが似ている。これまで早打ちだったスタイルを一新し、キャリアハイの51四球を選んだ。出塁率も.371とリードオフマンとしては合格点の選球眼を披露した。ただ盗塁失敗が29個と多いのが課題だ。

14. フアン・シルバ:OF
俊足と選球眼を兼ね備えたプロスペクト。キャリアを通しての出塁率は.372と打席での落ち着きは見事なものだ。特筆するほどのツールはないがまとまりのある素材と言えるだろう。昨季25盗塁を記録した脚力も魅力だが12盗塁死と走塁技術は未熟。

15. ケビン・ガルシア:OF
19歳とは思えないコンタクト能力と選球眼を兼ね備える。昨シーズンはキャリア1年目ながら239打席で40K/41BBと三振数よりも四球数が上回った。長打力のあるタイプではないが、三塁打を8本打つなど俊足である。キャリア1年目であるため、荒削りな部分も多いが成長が楽しみな素材だ。

 

Text by Fumiya OGURA
写真:http://www.flickr.com/photos/chuckles396/7144874387/sizes/m/in/photostream/


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