開幕延期した時間を使うには野球ファンはどうすれば良いのか

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The Truth -日本人メジャーリーガーを辿る-:イチロー

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○英雄の凋落

つい近年までは、イチローが今後衰えると考える人間はまず存在しなかったと言っても過言では無い。それは彼自身が長く維持してきた優れた自己管理が勝ち得た評価である。イチローはいかに年を経ようと、相変わらず200を超えるヒットを放ち、素晴らしいスピードで多くの塁を陥れ、ライフルアームで走者を刺し続けた。イチローは永久であると、一時は誰もが、例外無く、感じたはずだ。

だからこそ、2011年に彼がメジャーでのキャリアで始めて打率.300と200安打を達成出来なかった際、人々はその現実を直視出来なかった。彼らはこれまで.316を下回ることが無かったBABIPが.295に落ちたことに、イチローの不振を見出そうとした。スピードがあり、内野安打を放つ能力に長ける選手としては低い水準に過ぎないこの値にイチローが終始するはずが無い。だから?そう、2012年こそは、元の姿に戻っているだろう。ヒットを量産し、メジャーリーグを圧倒していた、あの雄姿を。

しかし皮肉にも、2012年の成績はイチローのキャリアにおいて最も惨めな内容である。そのスラッシュライン(打率/出塁率/長打率/OPS)は7/25現在.261/.288/.352/.640である。打率と出塁率は2011年を下回り、若干向上しているとは言えパワーも相変わらず平凡だ。

コンタクトに優れたイチローを語る上では、打球性質について触れない訳にはいかないだろう。2012年、イチローはキャリアで初めて全打球におけるゴロを放った割合が50%を下回り、その一方でラインドライブの割合がキャリアハイにまで増えている。まだ喜ぶべき要素も垣間見れる変化ではあるが、それでもスピードを生かした内野安打をひとつの持ち味としているイチローにとっては憂うべき変化であることに変わりは無い。

スピードにも衰えが見られるのだろうか。イチローの全安打における内野安打の割合もまた著しく減少している。これまで10%前後の数字は常に披露してきた彼であったが、今年は7.4%に過ぎない。これはヤンキースの主砲マーク・テシェイラの7.3%とほぼ変わらない値であり、同じ日本人選手で、イチロー2世との呼び声も高い青木宣親の14.7%には遠く及ばない。また、バントヒットの成功率も坂を転がり落ちるかの如く下落した。全バントにおけるバントヒットの割合が通算で48.4%を誇る男が、今年は16.7%に過ぎない。

昨年まではこうした顕著な変化は彼において皆無であった。本格的にイチローが神格化されたその姿を崩しつつある、悲しむべきだが紛れも無い事実に我々は直面している。イチローはヒットを放つためのツールのほぼ全てを、2012年は錆び付かせてしまっていた。

カッターへの適応。ハンド・アイ・コーディネーションの劣化。失われたスピード。イチローを真に苦しめているのはいかなる要因なのか、それは誰にも理解出来ない。しかし、これだけは言える。イチローというスタープレーヤーに終焉が訪れていることは、紛れも無い事実なのだと。

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One Response to The Truth -日本人メジャーリーガーを辿る-:イチロー

  1. [...]  そんな日本人MLB選手の詳細なレポートが、「The Truth」というコラムに掲載されています。既に黒田博樹(NYY)、イチロー外野手(NYY)田澤純一(BOS)、高橋尚成(PIT)についてのコラムが書かれておりますので、そちらも是非ご参照ください(選手名をクリックするとそれぞれのコラムに飛べます)。 1 2 3 4 5 6 野球新聞(Japan Baseball Today)後援 // http://mlb.baseballjpn.com/article/1897Big Stake For Freshman. 第2回「Japanese MLB Player」 [...]

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